映画ファンならずとも、お気に入りの作品や俳優サンの写真をどこかに飾った経験が一度くらいはあるんじゃないでしょうか。そんななかでもよく利用されているのが“壁紙”。パソコンに向かう気持ちを楽しくしてくれますよね。というわけで、今回は人気壁紙サイト「壁紙.com」の恩納力さんにいろいろとお話をうかがってみました!


■どんなサイトなんですか?
「「壁紙.com」は4年前に立ち上げられた会員制サイトで、映画、アイドル、アート、スポーツに動物、自然・風景などといった19ジャンルの壁紙が、有料・無料あわせて5000枚ほどアップされています。月額300円で、壁紙を毎月10枚までダウンロードしていただけます(無料壁紙のみ利用する場合は、すべて無料で楽しめる。ちなみに映画は無料ジャンルのひとつ!)。月の平均ページビューは、200~250万で、ユニーク・ユーザーは50万。豊富なコンテンツ量とほかでは手に入らないコンテンツの提供が、多くの方から好評をいただいています」


■すごいコンテンツ量ですね。そのなかでも映画というジャンルについては?
「映画というカテゴリーは、19ジャンルのなかでもやはり高い人気を集めていますね。サイト全体で言うとユーザーの比率は男性6割女性4割なんですが、映画に関してはほぼ同じ比率で、10代から50代と年齢層も幅広いです。映画の壁紙は18社ほどの映画会社と提携していて、新作を随時アップしていっています。基本的にアップしていい許可が得られている作品はほとんど取り上げさせていただいているんですが、注目したい作品については、通常フォーマットではなく映画専門サイトのような特集を組んで紹介することもあります。作品のダウンロード率は、興行成績などと比例しますよ。やはり、世間で人気が高い作品はダウンロード率も高くなりますね」


■なるほど。では、もっと充実させたいことといえば?
「今、人気が高くなっている新作以外にも、長期間に渡って人気を集める作品があります。しかし映画の壁紙はアップしておける期間があらかじめ決められている(劇場公開されている期間限定、というケースがほとんど)ので、一定期間が過ぎたら削除していかなければならないんですよ。当方としてはストックしていきたいのは山々なんですけどね(笑)。ユーザーの方により楽しんでいただくためにも、そのあたりの対応について今後考えていきたいと思っています」


■今後の展開についてはどんなアイディアをお持ちですか?
「「壁紙.com」のなかでも映画というジャンルには大きな手応えを感じていますので、近いうちに映画コンテンツだけで独立した壁紙サイトを作ろうという考えもあります。大量の壁紙画像の画質調整などサイト制作には手間も時間もかかるので、徹夜作業もザラなどといった苦労もありますが、でもスタッフ全員映画好きですからね(笑)。特集を企画するのも楽しんでやっているし。みんなでやろうやろう! って盛り上がってますよ(ちなみに恩納さんのお気に入り映画は『トレインスポッティング』で、ユアン・マクレガーに憧れました! とのこと)。また弊社では、ブロードバンド時代の新たなプッシュ型メディアとして「mypop」というサービスも提供しています。これはユーザーの気になる情報を自動的に探して、個人のパソコンのデスクトップ上にポップアップ表示するという情報配信ツールなんですが、今後はエンターテイメント系の動画を配信していく予定になっています。そういう意味では、静止画(=「壁紙.com」)と動画(=「mypop」)という両面から、よりユーザーの方に楽しんでいただけるサービス作りを目指していければと思いますね

「壁紙.com」:http://www.kabegami.com/




恩納さんプロフィール
成城大学文芸学部卒。ソフトウェア会社勤務後、
2004年1月GMOモバイルアンドデスクトップに入社。
現在、コンテンツクリエイティブグループ在籍。
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