女性のライフスタイルを応援するポータルサイトとして人気の「WebStyle」。そのなかでも1,2を争う人気コンテンツとなっている「FUN!FUN!MOVIE」について、担当の石原さん、大橋さん、福住さんにお話をうかがいました。


■サイトがスタートしたのはいつですか?
石原「1998年に“生活者のためのナビゲーション・サイト”というコンセプトから「WebStyle」を立ち上げました。女性向けサイトとしてスタートし、主に20代中盤から30代の方々がコアな層だったんですが、サイトが成長するうちに広がりも生まれ、今では10代や40代の方々にも喜んでいただけるようなサイトになりました。「FUN!FUN!MOVIE」は「WebStyle」のエンターテイメント・コンテンツとして2002年3月からスタートしました」
石原さん


■数あるエンターテイメントのなかから、映画を選んだ理由は?
石原「やはり映画は女性に人気があるジャンルですからね。音楽も人気だとは思いますが、邦楽、洋楽、ジャズ、クラシックなどジャンルが幅広い。もちろん映画にも幅はありますが、音楽に比べるとコンテンツ数も少ないですし、当時の編集体制でも対応できたというのが大きいです。結果的にコンテンツのアクセスランキングでも常に上位に入る人気コーナーにまで成長することができたので、本当によかったなと思います」
福住「会員のみなさんのあいだでは、“ファンムー”という呼び名で親しまれているんですよ(笑)」


■“ファンムー”を制作していくうえで、大切にしていることは?
石原「私たちは映画の専門家ではないので、普通の女性の視点から正直に制作しているんですね。もちろん普段の仕事の流れから仲良くなっていく配給・宣伝会社もありますが、影響を受けることはあまりありません。だから、単館系からメジャー作品まで、本当に自分たちが気に入った作品ならどんな作品でも大きく扱っています。極力宣伝色をなくす。公平、中立というのがポリシーですね」
大橋「だからやりがいも感じますよ。あまり映画を知らない人たちにも観てほしい映画がある。そんな作品を「WebStyle」のトップに出すことで興味を持っていただき、「FUN!FUN!MOVIE」でその作品を知ってもらう。それが大切だと思いますね。それに、ポータルサイトの1コンテンツとしては、「FUN!FUN!MOVIE」って情報量が多いと思います」
大橋さん


■確かに。公開作品情報の「ロードショー」というコーナーなど、すごいボリュームですよね。
大橋「そうですね。やっぱり、映画好きからそうでもない人まで幅広い方に紹介したいですからね。また、他のサイトでは扱われないような小さなニュース記事を掲載することも多いので、とても喜んでいただいていますよ」
福住「今はまだまだ無名だけど、この先人気が出そうな俳優の方のインタビューも積極的に紹介しています。先物買い的な意味でもアピールできますからね」
大橋「あと、海外スターの来日記者会見の記事などを紹介するときは、なるべく他のサイトでは掲載されないようなオフカット風の写真も一緒に使うよう心がけたりもしていて、それもとても好評です」
福住さん


■なるほど。では、今後目指していきたいことは?
石原「女性の普通のライフスタイルに合った切り口を、さらに工夫していきたいですね。例えば、泣きたい時とか落ち込んだ時とか、気分という演出の仕方もあるだろうし、グッズとか食べ物という切り口もあると思う。もちろん俳優や監督といった切り口からもアプローチしますが、衣装とか音楽、美術など、映画っていろんな切り口が考えられると思いますし。そんな女性の日常に合った切り口から、映画紹介をしていければと考えています」


「FUN! FUN! MOVIE」:http://www.webstyle.ne.jp/movie/


●石原亜矢さんプロフィール
1994年よりインターネットビジネスに関わり、1998年に株式会社アールシーワイ・ビジョン設立。代表取締役就任、現在に至る。
●大橋かおりさんプロフィール
自動車メーカー、建設コンサルタントの事務職を経て、Webデザイナーに。2001年よりWebStyleスタッフ。現在「FUN! FUN! MOVIE」の編集、デザイン担当。
●福住佐知子さんプロフィール
シネマ・アドバイザー、ライター、フォトグラファー。映画好きのOLから通信社の文化部に所属(1992~1995)。フリーになってのち、シネマアドバイザーとしてテレビやラジオのスタッフとして参加。趣味の写真の腕も磨き、ライター兼フォトグラファーとなる。
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