音楽、チャート情報で人気のウェブサイト「ORICON STYLE」。今回は、同サイトで映画情報ページを担当している地原緑さんにお話をうかがいました。


■サイトのスタートは?
「ORICONのサイト自体は、以前からあったのですが、このように映画を含めた総合エンタメサイトになったのは、昨年の4月からになります」


■トップページは音楽情報がメインですね。ユーザーの反応はどうですか?
「トップページのページビューは3500万PV/月です。弊社はやはり音楽のイメージが強いので、アーティストのインタビューや特集記事などが人気ですね。以前、ケツメイシさんの「サクラ」というプロモーションビデオを、期間限定でフル視聴したのですが、そのときはすごい反響がありました。そんな中、私のほうはヒッソリと(コッソリと)情報を更新しております(笑)」


■映画紹介のページはコンテンツのひとつとしてアップされていますが、どんなことを心がけて作っているんですか?
「うちに来るユーザーの多くが音楽やランキングに興味がある人であって、映画の大ファンではないんですよね。もちろん、映画ファンという方も多くいるとは思うのですが、こちらは映画の専門サイトではないので、浅く、広く、話題になっている作品を取り上げるよう心がけています。なので、映画ファンの間では当たり前の言葉でも、自分自身を基準にして、いろいろ補足を加えたりしています。例えば“交渉人”。交渉人・ネゴシエイターって聞いたことはあるけど、何をする人? みたいな…。そんな視点から紹介しています。また、会社にいるだけでニュースや特集が出来るわけではないので、できるだけ多くの記者会見やイベント会場へ行くようにしています。そこで、いろんな人と情報交換をしてページ作りに役立てたりもしています。最近は、少し怠り気味ですが・・・」


■映画ページへのユーザーの反応はどうですか?
「キャッチの付け方によっても変わってきますが、やはり紹介する作品によって大きく違ってきます。ライターなど、映画関係者の間では評判の作品も、期待ほどの反応が返ってこなかったり。その部分は本当に難しいなと思います。毎回、“これでどうだ!? ”という気分で新しいことにチャレンジして、常にユーザーと闘っている感じです。なかなか連勝とは行かないですね」


■映画ページでの人気コーナーは?
「毎週、アクセスランキングが発表されるので、それを見ていただけると分かるんですけど、特集や予告編などですね。やはり、巷で話題になっている作品の予告編は人気があります」


■今後、どんなページにしていきたいですか?
「弊社の特徴が音楽とランキングにあるので、それと同じように、映画もランキングを絡めた形で紹介していければと思います。ゴールデン・ウィーク前に 数人のライターさんにご協力いただいて“GWおすすめ映画ランキング”をやったんですけど、そのようなアプローチを、今後はもっとしていけたらと思います。また、6月15日からブログサイトも立ち上がったので、そちらもうまく利用しながら、みなさんが映画に興味を持っていただけるようなものが作れたら嬉しいですね」
ORICON STYLE:http://www.oricon.co.jp/








地原(チハラ)緑さんプロフィール
ジャンルの異なる複数の会社を経て、2003年オリコン入社。「ORICON STYLE」映画担当として日夜奮闘中。現在は、ライブ三昧より映画三昧の日々を過ごす。
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