TEXT BY はせがわいずみ(FEATURE PRESS)

 “ゴールデンナイト”でもレポートしたように、アカデミー賞が発表された夜は、あちこちでパーティが開かれる。あの夜、スパーゴで行われたドリームワークスのパーティー以外にどんなものがあったのかご紹介しよう。

 まずは、ビバリーヒルズ・ホテルのポロ・ラウンジで行われたマーティン・スコセッシのパーティー。オスカー授賞式と同時刻に始まったこのパーティー、混雑したシュラインオーディトリアムに行かずに、ゆったりと仲間とアカデミー賞を楽しもうというもの。現れたのは「レイク・プラシッド」のビル・プルマンに、「イージーライダー」のコンビ、ピーター・フォンダとデニス・ホッパー。ピーターとデニスは数年前から絶交状態(子供じゃないんだから!と諭したくなる)で、会っても口も聞かないと言うほど。会場ではお互い無視しあっていたとか。


ポロ・ラウンジの入口
(パスタが20ドル!さすがだ)

 授賞式が終わったらこの会場は、映画会社ミラマックスのパーティ会場に早変わり。去年のオスカー・スター、ロベルト・ベニーニほか、マイク・マイヤーズ、グロリア・エステファン、最近ご無沙汰のクエンティン・タランティーノなどが出席した。


このシルエットに見覚えある人も多いはず。
「ホテル・カリフォルニア」のジャケットは
このビバリーヒルズ・ホテルだ

いつもレッド・カーペットのホテル入口


一見するとレストランに 見えない
モートンズ

 バニティ・フェアーのパーティ会場は今年も大にぎわい。ブラピとジェニファー・アニストンを始め、トム・クルーズとニコール・キッドマン、グウィネス・パルトロウ、サルマ・ハエックとエドワード・ノートン、「インサイダー」のラッセル・クロウ、ベン・アフレック、アシュレイ・ジャド、ジュード・ロウ、マイケル・クラーク・ダンカン、エリック・クラプトン、ロッド・スチュアート、シェリル・クロウ。そして、極めつけは、ケビン・スペイシー、ヒラリー・スワンク、マイケル・ケインといった3大オスカー受賞者。このはかにも有名人がごっそり来たこのパーティーの会場は、毎年、ウエストL.A.にあるレストラン「モートンズ(Mortons)」だ。

 モートンズの向かいにあるレストラン「パガーニ(Pagani)」では、エルトン・ジョン主催のエイズ基金パーティが行われた。「シックス・センス」のハーレイ・ジョエル・オスメントを始め、エリザベス・ハーレイ、ポーラ・アブデュル、ティム・アレン、バート・バカラック、フィル・コリンズ、LL・クール・J、シェリル・クロウ、グロリア・エステファン、ローレンス・フィッシュバーン、ブリジット・フォンダ、ジョン・ボイド、ディオンヌ・ワーウィック、ロビン・ウィリアムス、ジェイムズ・ウッズ、チョウ・ユンファ、そして、インターネットを通して全世界から参加者が集まった(EltonJohn.com)。


パガーニの入り口


サンセット通りにあるハウス・オブ・ブルース。
オスカーナイトにはアース・ウィンド・アンド・
ファイヤーのライブもあった
 このほか、ハリウッド・ストック・エクスチェンジ(スターを会社に見立てて、その株取引ゲームをウェブ上で展開しているインターネット会社 http://www.hsx.com)にトヨタ自動車が協賛したパーティーが「ハウス・オブ・ブルース(The House of Blues)」で行われ、トム・アーノルド、マリオ・ヴァン・ピーブルズらが顔を見せた。 バニティ・フェアーとエルトン・ジョンのパーティは横断歩道を渡ればすぐの距離だから、ダブっているゲストがたくさんいるのもうなずける。しかし、ちょっと離れたドリームワークスのパーティにも顔を出している面々もちらほら。有名スターほど招待される数は多いので、パーティーのハシゴは当たり前。有名になればなるほど、オスカーの日は朝から深夜まで大忙しだ。

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