TEXT BY はせがわいずみ(FEATURE PRESS)

　デニスホッパー写真展
　最近ちょっとご無沙汰気味の俳優デニス・ホッパーは、映画監督や脚本家の顔を持つ。そして、実は彼は、自作・自演の映画『イージー・ライダー』(’69)のようなカウンターカルチャーの写真家としても活動している。
　アンディ・ウオーホールやロイ・リキテンシュタインといったモダンアートの芸術家たちと交流のある(あった)彼は、そうした芸術家たちを被写体にした作品を多く撮ってきた。撮る側と撮られる側の信頼関係と友情がにじみ出たそれらの作品の展示会がロスで開かれている。「AmericanPictures1961-1967:PhotographsbyDennisHopper」と題され、61～67年の間の作品約100点の展示だ。

　会場は、建築家フランク・ロイド・ライトと交流の深かったルドルフ・シンドラー(“シンドラーのリスト”とは血縁関係はない)が日本家屋の影響を受けて作った、シンドラー邸(建物だけでも一見の価値あり！)。『となりのトトロ』('88)に出てきそうな雰囲気の建物の中に、ホッパーの写真が飾られているのはなんとも不思議な感じ。９月16日(土)の夜には邸内の庭での『イージー・ライダー』上映会(料金８ドル)もある。展示会は９月17日(日)まで。
Andy Warhol & Members(1963)
Dennis Hopper左下Andy Warhol

場所：Schindler House(835 North Kings Rd., West Hollywood,CA90069)
予約・問い合わせ:323-651-1510
料金：5ドル
開館時間：水～日11am～6pm

　うらやましい話！？　ハリソン、ヘリで人命救助

　7月13日(木)、ハイキング中の女性が極度の脱水症状と高山病で動けなくなり、携帯電話で救助を呼んだところ、救難情報を聞いたハリソン・フォードが救助を買って出たという。自前のヘリコプターを自ら操縦し救助に向かったハリソンは、映画を地で行く人命救助劇をさらりとやってのけた。助け出された女性ハイカーは、自分を助けに来たのがハリソン・フォードだとはまったく気付かなかったそうだ。


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