TEXT BY はせがわいずみ(FEATURE PRESS) | |||
ゴールデンウィークにロサンゼルス旅行を計画している人も多いだろう。映画の街ハリウッドの異名を持つロスには、映画ファンなら訪れないわけにはいかない場所がたくさんある。前号に引き続き、GW記念「ハリウッド歴史探訪」ダイジェスト版をご紹介しよう。今号はダウンタウン、サンタモニカ他のエリアだ。 |
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<ダウンタウン地区> | |||
10.ボナベンチャーホテル | |||
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11.ブラッドベリー・ビルディング | |||
『ブレードランナー』('82)に登場したエレベーターや、レプリカントの住処など、同作品の不思議な雰囲気そのままの建物。ちなみに、同映画でハリソン・フォード演じるデッカードが住んでいたアパートは、実は、グリフィス天文台横にある「エニス・ブラウン邸」。建築家フランク・ロイド・ライトが作った家で、現在一般に開放している(要予約)。これまた余談だが、この家は『ラッシュアワー』('98)の撮影も行われた。 | |||
<サンタモニカ地区> | |||
12.サンタモニカ・ピア(桟橋) | |||
『スティング』('73)に出てくる室内メリーゴランドを覚えているだろうか?そう、あれがあるのがサンタモニカ・ピアだ。ポール・ニューマンが寝泊まりしていた2階の部屋は、スタッフ以外は上がれないのでご注意!また、この桟橋は、たもとにある同メリーゴーランドをはじめ、海に向かって観覧車やジェットコースターがあり、LAっ子のデートコースの一つだ。 | |||
13.ベニスビーチ | |||
サンタモニカの南にあるベニスビーチは、ローラースケーターやローラーブレーダーがすいすい走っているあのカリフォルニアのイメージ映像によく出てくるところ。ヤシの木と芝生の緑が、白い砂とコンクリートにはえる。また、『ハード・プレイ』('92)などで使われたバスケットボールコートや屋外ジムもあるほか、東京の原宿駅前のような露天商が並んでいる。ベニスの桟橋は、マイケル・ダグラスがキレたサラリーマンを演じた『フォーリング・ダウン』('93)のラストシーンのあの場所だ。 | |||
14.ソニーピクチャーズ・スタジオ | |||
ベニスビーチからやや内陸に入ったカルバーシティにある同スタジオは、もともとライオンのマークでおなじみのMGMのものだった。そこにコロンビア(自由の女神印でおなじみ)とトライスター(ペガサス印でおなじみ)が引っ越してきて、ソニーがそれらを傘下におさめた。見学ツアー(要予約)に参加すると、ソニースタジオの歴史を説明した映画を観た後、オスカー像をはじめ、最新作の衣装やスタジオセットなどを見て回る。撮影許可が下りるのは1カ所だけだが、あとはかなりオープンに見せてくれる。街並みセットの中にある劇場やレストランは、卒業パーティなどにも貸し出されるという。
まだまだロスには映画にちなんだ場所はいっぱいある。今後「ハリウッド歴史探訪シリーズ」でご紹介してくほか、夏休み前にも特集を予定しています。お楽しみに! |
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