Text & non-credit Photo by シネマ・ナビゲーター はせがわいずみ
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エミー賞候補発表
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アメリカのテレビのアカデミー賞「エミー賞」の候補者/番組が、7月12日(木)早朝、北ハリウッドにあるエミー賞事務局内の劇場で発表された。発表のアシスタントを務めたのは、コメディ女優のパトリシア・ヒートンと、連載61の『Cats & Dogs』(01)でご紹介したショーン・ヘイズ。パトリシアは、なんとコメディ番組『Everybody Loves Raymond』('96~)でコメディ部門の主演女優賞にノミネートされ、ステージ上で嬉しい瞬間を味わった。
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83もカテゴリーが分かれているエミー賞は、授賞式を3回に分けて行う。まず、8月22日に、候補の発表と同じ会場で技術関係などのカテゴリーの授賞式が行われ、9月8日に56カテゴリーがロサンゼルス郊外にあるパサデナ・シビック・オーディトリアムで行われる。最後に残った27カテゴリーの授賞式は9月16日に、おなじみのシュライン・オーディトリアムで行われる。
ドラマ部門は、今年も『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』('99~)と『The West Wing』('99~)の激戦が予想されている。個人的にはコメディ部門の主演男優賞に注目だ!番組が終了してしまった『3rd Rock from the Sun』('96~)のジョン・リスゴーは最後のチャンスだし、シリーズ中最高の盛り上がりを見せる『Frasier』('93~)はケルシー・グラマーで成り立っている部分もあるし、業界最高視聴率を自ら更新する『Everybody Loves Raymond』のレイ・ロマーノは番組の製作も携わっているので功労が称えられないわけはない。 |
エミー賞像 |
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しかし、ハーレー君(H・ジョエル・オスメント)のテレビ版(でも、彼は『マイ・ドッグ・スキップ』('99)や『ドクタードリトル2』(01)など映画の仕事もしてるけど…)とも言うべき、演技も上手くて超イイヤツで愛想も抜群の子役フランキー・ミュニーツ(16歳!)に是非獲得してほしい。なんて言ったって、『Malcolm In the Middle』(00~)の番組が続いているのは、彼が演じるマルコムに依るところが大きいからだ。もし彼が受賞すれば同カテゴリーでは最年少の受賞者となる。ゴーゴー!フランキー!
最多ノミネーションは、『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』の22で、続く『The West Wing』は18カテゴリー・分野で候補になっている。また、昨年受賞したショーン・ヘイズの出演する『Will & Grace』('98~)は12、エミー賞常連の『ER 緊急救命室』('94~)は7、近年勢いの落ちてきた感のある『フレンズ』('94~)は5つのノミネーション となった。 |
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候補者が発表されてから 初めて公共の場に登場したフランキーは、 いつもとかわらずゴキゲンだった。 『ジュラシック・パークIII』のプレミアにて
photo by izu |
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■主な候補者/番組 |
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<ドラマ部門> 作品賞 『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』 『The West Wing』 『Law & Order』 『ER 緊急救命室』 『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』
主演男優賞 ロブ・ロウ (『The West Wing』) マーチン・シーン (『The West Wing』) ジェイムズ・ガンドルフィーニ (『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』) デニス・フランツ (『NYPD ブルー』) アンドレ・ブラーガー (『Gideon's Crossing』)
主演女優賞 マーグ・ヘルゲンバーガー (『CSI: Crime Scene Investigation』) エイミー・ブレネマン (『Judging Amy』) シーラ・ワード (『Once and Again』) イーデ・ファルカ (『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』) ロレイン・ブラッコ (『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』)
<コメディ部門> 作品賞 『Everybody Loves Raymond』 『Frasier』 『Malcom In the Middle』 『Sex and the City』 『Will & Grace』
主演男優賞 フランキー・ミュニーツ (『Malcolm In the Middle) レイ・ロマーノ (『Everybody Loves Raymond』) ケルシー・グラマー (『Frasier』) ジョン・リスゴー (『3rd Rock from the Sun』) エリック・マコーミック (『Will & Grace』)
主演男優賞 サラ・ジェシカ・パーカー (『Sex and the City』) パトリシア・ヒートン (『Everybody Loves Raymond』) カリスタ・フロックハート (『アリー・myラブ』) デブラ・メッシング (『Will & Grace』) ジェイン・カツマレック (『Malcolm In the Middle』) |
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