TEXT BY はせがわいずみ(FEATURE PRESS)

 21世紀版「映画の都」誕生!! その2:完成直前&完成レポート

 先週に引き続き、ハリウッド&ハイランドをご紹介します!


■グランド・ボールルーム

 9日(金)のグランド・オープンに先駆け、前日の8日(木)夜に、コダック劇場の上にあるグランド・ボールルームのこけら落としとして「フィルフルメント基金」主催のパーティが開かれ、ジェフリー・カッツェンバーグやカリスタ・フロックハート、ケイト・ハドソンなどが出席した。

【写真1】
ハリウッド地区最大のパーティ会場となるグランド・ボールルームには、2000人以上のゲストを収容可能。同ボールルームで出される食事は、セレブ御用達シェフのウルフガング・パックが担当することになっているので、ハリウッドの一大社交場となること間違いなし!


■グランド・オープン

 11月9日(金)、朝9時からコダック劇場前に設置された特設ステージで、ハリウッド&ハイランドのグランド・オープニング式典が開催された。監督で俳優のロブ・ライナーの司会のもと、ゲストのアンジェリカ・ヒューストン、アカデミー賞事務局代表フランク・ピアーソン、ロサンゼルス警察署長がつぎつぎとあいさつに立った。最後に『トイ・ストーリー』('95)のサントラでおなじみのランディ・ニューマンがピアノの弾き語りを披露して式が終わると、一斉に紙吹雪が空中を舞い、ハリウッド&ハイランドがオープンした。
 オープン後すぐにハリウッド&ハイランドに足を踏み入れた一般客には、おみやげとして、カメラや「ハリウッド&ハイランド」特製Tシャツなどがプレゼントされた。

【写真2】
コダック劇場前で行われたオープニング式典は、紙吹雪が舞う中フィナーレを迎えた


■コダック劇場

 これまでアカデミー賞授賞式の会場はハリウッドのルーズベルトホテルにはじまり、パンテージ・シアター、ドロシー・チャンドラー・パビリオン、シュライン・オーディトリアムと転々としてきた。しかし、来年の春からは恒久的にコダック劇場で開かれることが決まった。ハリウッド&ハイランドには、そのコダック・シアターもある。

 9日(金)夜のこけら落としには、「世界のテナー歌手」の呼び声高いラッセル・ワトソンのコンサートが行われた。

【写真3】
来年のアカデミー賞はここで開かれる。この設置中のシートに座るのはどのセレブだろう…
【写真4】
コダック劇場入り口からハリウッド・ブルバードまで、長いホールのエントランスが続く。
アカデミー賞授賞式に参加するセレブが振り返るとこんな景色が見える(もちろん、その時には脚立とかはないけどね…)
 ハリウッド&ハイランドにはレストランやブティックなどが約70店舗ある。また、免税店、TVスタジオ、映画館(手型&足型で有名なチャイニーズシアター含む)、ホテル(12月オープン)もあり、映画(エンターテインメント)とショッピングが同時に楽しめるロスの新しい観光名所となるのは間違いない。
【写真5】
コダック劇場外観。
「Kodak THEATRE」の文字の向こうにあるひときわ高いバルコニーのようなところがグランド・ボールルームだ


文&写真=シネマ・ナビゲーターはせがわいずみ
(フィーチャープレス)
Text & Photo by Izumi Hasegawa/Cinema Navigator


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