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『スパイ・ゲーム』 プレミア
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| ブラピことブラッド・ピットとロバート・レッドフォード共演の話題作『スパイ・ゲーム』のプレミアが、11月19日(月)に、UCLAキャンパス近くのマン・ナショナル劇場で行われた。 |
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| レッドフォード監督作『リバー・ランズ・スルー・イット』('92)出演の際に、“ポスト・レッドフォード”と呼ばれていたブラピ。その２人がいよいよ共演とあって女性ファンの注目度の高い本作だが、世界を駆けめぐり暗躍するスパイの話とあって男性ファンも魅了している。 |
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かつて世界を股にかけて活躍していたCIAの敏腕スパイ、ネイサン・ミュアーも引退の時期を迎え、老後はバハマでゆっくり過ごそうとしていた。そんな矢先、退職まであと２日という朝、香港から電話がかかってくる。「トム・ビショップがある人物を刑務所から逃がそうとして失敗し、その刑務所で尋問を受けている。アメリカ政府は彼を見殺しにするつもりらしい」と言うのだ。かつて手塩にかけて育てながらも、袂を分かって久しいトムに息子のような愛情を抱いていたミュアーは、これまで培ってきた知恵と人脈と財産を駆使して、トムを救うことを決心する。しかしそれはCIAを欺くことになるのだった…。
アクション映画と思いきや、CIA本部の会議室に座るR・レッドフォードのセリフの妙で進行していく頭脳戦のスパイ映画。しかし、トニー・スコット監督らしい男臭く派手なカメラワークと短いカットを小気味よくつなぐ編集で、スクリーンには躍動感と緊張感が常に漂い、観客の手をじっとりと湿らせる。 |
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| プレミアには、ブラピが妻のジェニファー・アニストンと仲良く現れたほか、監督のT・スコット、デビッド・ヘミングス、脚本家のマイケル・フロスト・ベックナーとデビッド・アラタなどが出席した。また、ゲストとしてダイアン・レイン、ブラピと仲良しのメリッサ・エースリッジが恋人で女優のタミー・リン・マイケルズ(メリッサはゲイ)、ダリル・ハンナ、セルマ・ブレア、日系人のマーク・ダカスコスらの姿があった。レッドフォードは欠席となった。 |
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| 沿道に集まった女性ファンが「ブラッドォォォォォ～！」と絶叫すると、ブラピはジェニファーから離れて背伸びしながら手を振っていた |
Ｄ・ヘミングス夫妻。Ｔ・スコットの兄リドリー・スコットの映画『グラディエーター』(00)でのコロッセウムのMC役が印象的な眉毛がやたらふさふさしている老俳優。本作の出演でリドリー兄弟の作品両方を経験したことになる |
恋人と一緒でゴキゲンのT・スコット監督 |
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文＆写真＝シネマ・ナビゲーターはせがわいずみ
Text & Photo by Izumi Hasegawa/ Cinema Navigator |
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