TEXT BY はせがわいずみ(FEATURE PRESS)

 去年末の駆け込みプレミア
 12月のプレミアラッシュは先刻お伝えしたとおり。まだご紹介しきれていなかったので、今回で去年末のプレミアとイベントの総決算をしよう。


■12月13日(木)『ビューティフル・マインド』(アカデミー賞事務局ビル内劇場にて)
 主演のラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、アダム・ゴールドバーグ、アンソニー・ラップのほか、製作・配給を行ったドリームワークスの代表の1人ジェフリー・カッツェンバーグ、プロデューサーのブライアン・グレイザーなどが出席した。

 また、ゲストとしてマシュー・マコノヒー、スティーブン・ドーフ、ゲイリー・シニーズ、オデッド・フェアーらも招待された。


写真1:1人だけ超ラフな格好で現れたR・クロウと超ドレスアップしたJ・コネリー


■12月16日(日) 『ロード・オブ・ザ・リング』(エジプシャン劇場にて)
 世界中のファンタジー・ファンの熱いまなざしを受けて完成した本作。ニューヨークでのプレミアの後開催されたロサンゼルス・プレミアの会場として選ばれたのは、先週ご紹介したエジプシャン劇場。しかし、注目の話題作にもかかわらず、シート数が他のプレミア会場に比べ少ないため、会場入りが遅かった招待客は別の劇場に移動するという一幕もあった。

 プレミアに出席したのは、主演のイライジャ・ウッド、ショーン・アスティンをはじめ、共演のリブ・タイラー、ドミニク・モナガン、オルランド・ブルーム、ショーン・ビーン、そして、監督のピーター・ジャクソン、脚本のフラン・ウォルシュ。ゲストとしてウェス・クレバンの顔もあった。


写真2:子役から青年俳優にスイッチ中のE・ウッド


■12月18日(火)『ブラックホーク・ダウン』(アカデミー賞事務局ビル内劇場にて)
 ソマリアでのアメリカ軍のサバイバルを描いた本作は、『パール・ハーバー』(01)のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーと、若手俳優ジョシュ・ハートネットが再び組んだ、(今回は)正真正銘の戦争映画。アメリカ兵としてユアン・マクレガーも出演している。

 会場には、J・ブラッカイマー、J・ハートネットをはじめ、E・マクレガー、トム・サイズモア、イアン・ヴィーゴ、チャーリー・ホフハイマー、ニコライ・コスター=ワルドー、ブライアン・ヴァン・ホルト、ウイリアム・フィクター、監督のリドリー・スコット、サントラを担当したハンス・ズィマーらが姿を現しレッドカーペットを歩いた。

 ゲストとして、R・スコットの弟で『スパイ・ゲーム』(01)の監督トニー・スコット、J・ブラッカイマーの良きパートナーで監督のマイケル・ベイ、レイチェル・リー・クック、ウィル・スミス夫妻らが出席した。

写真3:ルックスだけでなく、演技のほうも磨きがかかるJ・ハートネット


■12月19日(水)『Joe Somebody』(マン・ビレッジ劇場にて)
 2001年のプレミアのトリは、ティム・アレンのコメディ映画『Joe Somebody』。T・アレンや彼の娘を演じたヘイデン・パネッティエレ、ジム・ベルーシ、ジュリー・ボーウェン、ケリー・リンチら出演者のほか、監督のジョン・バスキンがレッドカーペットを歩いた。

 すでにほとんどのセレブがクリスマス・年末年始休暇を取っていたため、かなり地味なプレミアとなった。


写真4:笑顔を振りまくT・アレン

文=シネマ・ナビゲーターはせがわいずみ(フィーチャープレス)
Text by Izumi Hasegawa/ Cinema Navigator


<<戻る


東宝東和株式会社