TEXT BY 中条佳子(N.Y.在住)

 今、NYで一番話題の女性ってダレ!?
 ラテンの女神の新作、ボックスオフィス初登場1位!

 ラテンの女神と謳われるジェニファー・ロペス主演映画『The CELL』が8月第3週末、売上$172万でボックスオフィス初登場第1位を記録。ロペスが心理学者の役で登場するスリラーだが、内容より彼女のコスチュ-ムが話題に。心理学者の役なのに必要以上に衣装替えがあって、中にはキリスト教の聖母マリアをイメージしたシーンもあるとか!?

 その点について「あの衣装はカソリックと何の関係もないわ。クロスもないでしょ。ただ白と赤のローブを着ているだけ。実際はブラジルの海の女神をイメージしたものよ」とロペス。そういえばショーン・コムズのアパートにある人魚の壁画がロペスの顔をしているという噂がありましたね。



 またの名をゴシップの女王!?ラテンの女神の真価とは
 ロペスの話題をもう一つ。ショーン・"パフ・ダディ"・コムズとのスキャンダルやゴシップばかりが目立つ、現在30才の彼女。16才で女優としてデビューし95年『マネー・トレイン』でウェスリー・スナイプス、ウディ・ハロルソンと共演、98年『アウト・オブ・サイト』ではジョージ・クルーニと共演し、ラティーナ女優としてトップの座に。

 昨年リリースした「If You Had My Love」はプラチナヒット。ファーストアルバムをプロデュースしたパフ・ダディとのロマンスは、ロマンスというよりゴシップネタにされている。特に昨年12月に起こったクラブNYでの発砲事件で世論(?)はあんな奴とはとっとと別れろ、彼女のキャリアに傷がつくと勝手に騒ぎ立てた。しかしロペスの愛は強し。今回の映画のヒットで、彼女がスキャンダルやゴシップをものともせず、世界的トップ女優の地位を築いたことは間違いない。


 『オータム・イン・ニューヨーク』がヒットしない理由
 ウィノナ・ライダーとリチャード・ギア主演のラブ・ロマンス先週封切られた『オータム・イン・ニューヨーク』だが、豪華キャストにもかかわらずいまいち成績が良くない。それはライダーとギアの間にロマンスが生まれなかったせい?「わたしは年上の男性には興味ないけど、他の人たちはOKみたいね」共演したリチャード・ギアについてウィノナ・ライダーが言ったコメントがこれ。

 昨年のピープル誌で「今最もセクシーな男」に選ばれているギアだけど…。「私は票を入れてない。私の中で彼は最もセクシーじゃないもの」。最新のコメントでは「なんでピープル誌が彼を選んだのか理由がわからない」という剣幕。このコメントに映画のプロデューサーはびっくりして、彼女のスポークスマンからはその後「彼女はギアがセクシーではないといったわけではない」と発表があった。


 バンデラス40才の誕生日プレゼント
 NYポストによると8月10日に40才の誕生日を迎えてちょっと憂鬱なアントニオ・バンデラスに、ワイフのメラニー・グリフィスからピカピカのバイクが贈られた。メラニー自身がドライブして運んだものとか。そのお返しに翌日のメラニーの誕生日にはダイヤのイヤリングが贈られた。バースデーウィークのハイライトはバンデラスの故郷スペインのマラガで過ごし、地元のパレードの主役をなんなくこなしハッピーな二人。

 ところで『Dancing In the Dark』でバンデラスと共演してロマンスを噂されたアンジェリーナ・ジョリーとはどうなってるの?「すべて嘘よ。彼はメラニーを愛してるし、私はビリー・ボブ・ソーントンに夢中よ」とアンジェリーナはきっぱり否定。映画をヒットさせるための戦略だったのか?


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