TEXT BY 中条佳子(N.Y.在住)
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今回のNY情報も引き続き今シーズンのブロードウェイに関する話題です。今年のトニー賞の発表を6月3日に控えてのブロードウェイ。大方の予想通り｢プロデューサーズ｣の快進撃となるのか、それとも意外な展開が起こるのか。今回はリバイバルミュージカル部門の最優秀作品賞にノミネートされている「42ndストリート」、そして「プロデューサーズ」に次ぐ有力候補といわれている「フル･モンティ」をご紹介しましょう。どちらも今シーズンにオープンした作品ですが、チケット確保が可能な作品です。今後NYでミュージカルを観る予定があるなら、ぜひ参考にしてみて下さい。 |
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| 42nd ストリート |
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今回のトニー賞では最優秀リバイバル作品賞、最優秀主演及び助演女優賞、最優秀振り付け賞などトータルで10部門にノミネート。ショービズを舞台にしたコーラスガールのサクセス･ストーリーは、タップダンスとラインダンス、そしてカラフルなコスチュームが見物のブロードウェイ･ミュージカルの王道路線を行く作品。初演は80年の8月､それ以後トータルで3,486回上演された。81年のトニー賞では全6部門にノミネートされ、最優秀作品賞と振り付け賞を授賞。オリジナル上演に関しては、オープニング当日の朝、舞台監督でコレオグラファーのゴワー･チャンピオン氏が突然亡くなるというドラマティックなエピソードがある。プロデューサーのディビッド･メリック氏は、舞台終了のカーテンスピーチの時まで監督の死を誰にも知らせなかったという。ノミネート数では前回を上回る今シーズンの上演、果たしてどんなドラマが生まれるのでしょうか。 |
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★Ford Center for the Performing Arts
213 West 42nd Street New York, NY 10001
212-307-4100
スケジュール
3:00 pm 日
8:00 pm 火､木､金
2:00 pm＆8:00 pm 水､土
料金
$25-$90
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| フル･モンティ |
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 97年に大ヒット、アカデミー賞4部門にノミネートされた映画｢フル･モンティ｣が、舞台をイギリスの田舎からNYバッファーローに移しブロードウェイに登場。アメリカン･ジョークとテイストを満載したミュージカルとなっている。ストーリーは映画と同じく鉄工所で働く6人の男達がストリップ･ショー計画するというコメディ。舞台ではもちろんナマの男性ストリップが楽しめるという趣向。2001年ドラマデスク･アワードでは12部門にノミネート、ディビッド･ヤズベックが最優秀音楽賞を受賞した。またトニー賞では最優秀作品賞を筆頭として｢42ndストリート｣と同じ10部門にノミネート。最も注目されているのはトニーでも最優秀作詞作曲賞にノミネートされているディビッド･ヤズベック。ブロードウェイに新しいジェネレーションの音楽を持ち込んだとして評価が高い。ヤズベックは86年には「レイト･ナイト･ショー」のTVライターとしてエミー賞を受賞している。トニー賞ではメル･ブルックスとの対決を見守りたい。
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★Eugene O'Neill Theatre
230 West 49th Street New York, NY 10019
212-239-6200
スケジュール
8：00pm 火～土
2：00pm 水､土
3：00pm 日
料金
$30-$85 |
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