これにはちゃんと訳があるのです。邦画にはブロック・ブッキングという独特なシステムがあり、一年間を通してほとんどどんな番組(映画)が 出るのかということが決まっている為、かなり早めに○月×日公開という告知を出せるのです。ですが、洋画に関しては、アメリカでの公開状況や 製作状況、及び前番組の公開状況などが考慮されるので、よほどの大作でない限り、非常に大まかに"正月・正月第２弾・春・ＧＷ・夏・秋"といったような区分でしか公開が予定出来ないのです(昨年、公開前から超話題 だった『スターウォーズ　エピソード1』などはかなり早い時期から初日が決まっていましたが)。

　更に前番組が大ヒットしているような作品だったりまだ公開されていなかったりすると配給会社間の絡みもあり、なかなか後番組の初日は決定できないのです。初日をいち早く新聞・雑誌等に掲載したいがなかなか決まらないという状態は配給会社泣かせなので、最低でも公開の１ヶ月前くらいには決定されていなくてはいけないのですが、前の番組の成績が微妙だったりすると１ヶ月前を過ぎても決定しないと言う場合もあるのです。いわゆる「公開表記」(○月ロードショー等の表示のことです)を見れば大体その作品が興行会社にどの程度の実力があると評価されているかが分かってしまうかも知れませんね！！