GABRIELLE UNION
 ガブリエル・ユニオン、その秘められた知性と美貌を徹底チェック!

 映画『チアーズ!』のカッコいいチアリーダー姿でみんなの目をクギ付けにした若手スター、ガブリエル・ユニオン。まだそれほど名前は知られていませんが、すらりとした立ち姿と美貌でスターのオーラを早くも身にまとっています。彼女の知られざる魅力をチェックしてみましょう。
 ガブリエルは1973年10月29日、ネブラスカ州オマハ生まれ。高校で女子サッカーチームに所属し、バスケットボールやトラック競技なども得意なスポーツ少女で、ハイスクール時代にはチアリーディングもしていました。ネブラスカ大学からUCLAに移り、社会学を専攻。法律学校に通いながら働くつもりでいたようですが、大学の最終学年の時にモデル事務所に入ることになり、それから芸能界の仕事をするようになりました。UNPの人気コメディ『Moesha』(96・TV)でデビューし、その後も『スター・トレック ディープ・スペース・ナイン』('93~)や『ER 緊急救命室』('94~)などの人気TVシリーズに出演したりしています。『フレンズ』('94~)では、ふたりの男性がアフリカ系アメリカ人女性をめぐって恋の争奪戦を繰り広げるエピソードで、聡明な黒人女性クリスティン・ヤング役を演じました。
 彼女はまた、“サヴォイ・マガジン”といった女性誌の表紙を飾り、『恋のからさわぎ』('99)ではジュリア・スタイルズの妹役のラリサ・オレイニクの親友や、『チアーズ!』では黒人校のリーダーシップを取る魅力的なチアリーダー、アイシス役を演じたり、北野武監督『BROTHER』(00)に主演したオマー・エップス出演の青春スポ根ドラマ、『Love and Basketball』(00)にもメインキャストとして出演し、映画界でも着実に演技の場を広げていっています。現在はNFLジャクソンビル・ジャガーズのクリス・ハワードと婚約中です。


■VIDEO&DVDでチェック!ガブリエルの魅力
アメリカンな青春時代を溌剌と演じるガブリエル、その魅力を出演作でチェック!
 今までに彼女が出演した作品で日本で見ることができるもの2つを紹介。ガブリエルの魅力に迫ります!


■『シーズ・オール・ザット』('99)
ザック(フレディ・プリンツJr)は高校の生徒会長でサッカー部のヒーロー、GFのティラー(ジュディ・リン・オキーフ)は学園一の美女。しかし、ティラーに新しい彼氏ができて何とザックは振られてしまう。高校最後のプロムまでに相手を見つけて見返そうと躍起になるザック。そんな彼に悪友のディーン(ポール・ウォーカー)がある賭けを持ちかける。それは学園一サエないレイニー(レイチェル・リー・クック)をプロムまでにクィーンに選ばれるようなレディに仕立て上げることだった…。ガブリエルはティラー取り巻きの一人、ケィティ役で映画デビュー。

発売・販売元:松竹ホーム・ビデオ
DVD価格:¥4,700(税抜)or レンタル


■『恋のからさわぎ』('99・未)
シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」の現代風にアレンジ。ビアンカ(ラリッサ・オレイニック)はキュートな美人で男子生徒の注目の的。一方、姉のキャット(ジュリア・スタイルズ)は、勝ち気なフェミニストで誰からも見向きもされない。転校してきたばかりのキャメロン(ジョセフ・ゴードン・レビー)は、校内ですれ違ったビアンカに一目惚れ。ビアンカをモノにするため、男嫌いのキャットも巻き込んで、あの手この手の恋の争奪戦が繰り広げられるが…。ガブリエルはビアンカの親友チャスティティ役を溌剌と演じている。

発売元:ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント
ビデオ価格:¥16,000(税抜)or レンタル


■最新映画でチェック!ガブリエルの新境地
パワーもテクニックも負けてない!新作でチアリーダーのキャプテンを演じたガブリエル
 ガブリエルの新作はキルステン・ダンストのライバル役を演じた『チアーズ!』。ハードなスポーツとして知られるチアリーディングの世界を描き、全米興行成績1位を獲得しました。彼女はキルステン扮する“トロス”のライバル・チーム、“クローヴァーズ”のキャプテン、アイシス役。このチームは無名ながらめきめきと頭角を現し、全国大会連覇を目指す“トロス”の脅威的な存在になっていきます。アイシスが、血の気の多いチアリーダーたちを賢くカッコよくまとめていく姿は爽やかですがすがしく、ライバルとしても申し分無い存在。ガブリエル自身、学校時代にチアリーディングをやっていたこともあり、高度な技もビシッと決めています。
 その他の新作に、モーリス・チェストナット主演の『The Brothers』(01)があります。この映画では、女たらしのBFの正体を知って強烈な教訓をたたき込んでやる若い娘、デニース・ジョンソン役を演じました。次回作には、ジョージ・クルーニー主演のコメディ『Welcome to Collinwood』(02)、『トラフィック』(00)の脚本を書いたスティーブン・ギャガンが再び脚本を書き、自らメガホンを取ったホラー・サスペンス、『Abandon』(02)で、ベンジャミン・ブラット、ケイティ・ホルムズと共演しています。


■ここもチェック!?ガブリエルのあれこれ
スポーツも勉強も大好き!な彼女が女優の道を目指したわけ
 ガブリエルはサッカー、バスケットボール、チアリーディングもこなすスポーツ・ウーマンですが、大変賢く聡明な女性としても知られ、キュートな魅力も相俟って多くの女性たちから共感を得ています。
 UCLAで社会学を学び、法律の勉強もしたいと思っていた彼女は、大学でより多くの単位を取るためにある方法をアドバイスされます。その方法とは、モデルクラブの事務所で研修生として働くことでした。そこでたまたまあるエージェントがガブリエルを見かけ、モデルとして使ってみたいと申し出たそうですが、彼女はまったく興味がなかったそうです。ただ、(学業のための)学生ローンの支払いの助けになると思い、モデル写真を撮ることを決めました。その後2年ほどモデルの仕事を続けますが、彼女のエージェントは次第にTVや映画のオーディションへ送り始めます。やがて人気コメディ『Moesha』を皮切りに次々とメインの役を得るようになり、現在に至るというわけです。
 ガブリエルがキルステン・ダンストのライバル役として出演した『チアーズ!』のエピソードを少し紹介してみましょう。ペイトン・リード監督やキルステン・ダンスト、もちろん重要な役を受け持つガブリエルにとっても、その脚本が要求する厳しく難しいチアリーディングをしっかり演じることが最重要事項でした。キャストたちは数週間にわたるチアリーディング・キャンプに参加し、チアやダンスの振付師たちといっしょに猛練習にはげんだそうです。
 「とても大切だったのは、チーム全体が完全に調和して一糸乱れぬ動きを見せることだった。このキャンプの期間にキルステンやガブリエル、残りの俳優たちがもっと頑張ろうという気になったんだ。みんなこの準備のために一生懸命に努力し、しかもちゃんと目に見える結果につながったと思う」とペイトン・リード監督は言います。
 ガブリエルは、「私には次世代の同じ役者をめざす人々に対して責任があると思います。もちろん、マイノリティに属する人々――アフリカ系、アジア系、ラテン系、ネイティブといった人々のためにも努力は惜しみませんし、私が尻込みしていてはいけないんです」と語っています。この仕事に興味が無かったとは思えないくらい、彼女のプロフェッショナルな女優としての心意気には見上げたものがあります。スポーツ好きな彼女がその爽やかなスポーツマンシップの精神を存分に発揮し、次の世代を担うスターとして成長していく姿を見守りたいですね。


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