ジェイク・ウェバー/Jake Weber
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舞台で培われた確かな演技力を持つ知性派俳優
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『ジョー・ブラックをよろしく』や『U-571』、『ドーン・オブ・ザ・デッド』などで、知的な演技を見せているジェイク・ウェバー。脇役として映画を盛り立てている彼は、舞台俳優として幅広い経験を持つ実力派俳優です。今回はそんなジェイク・ウェバーの魅力に迫ります。
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1964年3月19日、イギリス・ロンドン生まれ。高校を卒業後、アメリカのミドルバリー大で英文学と政治学を専攻する傍ら、在学中の88年にニューヨークで上演していた「road」で舞台デビューを飾ったジェイク(ちなみに、この舞台の主役は『フットルース』('84)でブレイクしたケビン・ベーコン)。その後、名門ジュリアードに進学し、モスクワ芸術劇場で演技法を学ぶなど、演技に邁進する日々を送っていました。そんな彼の映画デビュー作は、89年のオリバー・ストーン監督、トム・クルーズ主演の『7月4日に生まれて』。 |
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しかしこの頃のジェイクは、映画俳優というよりも舞台俳優といったほうがふさわしいでしょう。「リチャード3世」('90)や「オセロ」('91)などシェークスピア作品で注目を集めた彼は、92年の「お気に召すまま」で古典劇の最優秀男優に贈られるキャロウェイ賞を受賞。また、「The Big Funk」 ('90)や、「Mad Forest」 ('91)などオフ・ブロードウェイにも挑戦し、「Mad Forest」ではオフ・ブロードウェイの最高の賞といわれるオビー賞にノミネートされるなど、高い評価を受けました。
そんな舞台での幅広い経験を元に、次なる活躍の場をテレビ界へと移したジェイクは、シットコム「Something Wilder」('94~'95)や、サム・ライミ製作総指揮のホラー「アメリカン・ゴシック」('95~'96)にレギュラー出演し、「アメリカン・ゴシック」のドクター・クローワー役で、お茶の間の人気を得るようになります。 |
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このクローワー役の人気をきっかけに、アンソニー・ホプキンスとブラッド・ピット主演の『ジョー・ブラックをよろしく』('98)や、『娼婦ベロニカ』('98)でのアンリ王役などスクリーンで活躍するように。『ジョー・ブラック~』では、ヒロインの恋人役でアンソニー・ホプキンス演じるウィリアムの後釜を狙う若手エリートを、ときに嫌味なほどスマートに演じていました。翌年には、ジョン・キューザックの『狂っちゃいないぜ』('99)の管制官、『ザ・セル』(00)のFBI捜査官や、『U-571』(00)のドイツ語が堪能なハーシュ大尉を演じるなど、確実にその存在感を表わしています。
その知的な風貌からエリートを演じることが多いようですが、彼が演じるとエリートもどこか人間味溢れるキャラクターへと変わるから不思議。特に『U-571』で演じたハーシュ大尉は、地上では冷静沈着な指揮官なのに、初めて潜水艦へ乗り込んでから艦体が揺れるたびに、ビクビクしていたのが印象的です。 |
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ドイツ語堪能なエリート大尉・ハーシュ役で出演した『U-571』 |
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最新作『ドーン・オブ・ザ・デッド』では、セールスマン、マイケルを演じているジェイク。生存者たちの中で、ヴィング・レイムス演じる肉体派ケネスとともに、知性派としてみんなを引っ張っていく重要な役どころを演じています。 |
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■ジェイク・ウェバーの最新作『ドーン・オブ・ザ・デッド』をチェック!
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現在公開中のザック・スナイダー監督のアクション・スリラー『ドーン・オブ・ザ・デッド』で、セールスマン、マイケルを演じているジェイク。アナ(サラ・ポーリー)たち生存者と、突如凶暴化した人々との壮絶な戦いの中で、マイケルはケネス(ヴィング・レイムス)と並び、終始落ち着いてみんなをを引っ張っていく頼もしい存在。そんな彼が見せる弱さやアナとの恋愛も、単なるホラーを超えたドラマとして重要なポイントとなっている。 |
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■『ドーン・オブ・ザ・デッド』公式サイト> http://dotd.eigafan.com/
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■過去の作品でジェイク・ウェバーの魅力をチェック!
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