スリザー SLITHER 12/8(土)、有楽町スバル座ほか全国ロードショー
監督&脚本:ジェイムズ・ガン
     「ドーン・オブ・ザ・デッド」の脚本家

特殊メーク&クリーチャー製作:トッド・マスターズ
     「プレデター」「エルム街の悪夢」

出演:エリザベス・バンクス   
    ネイサン・フィリオン     
    マイケル・ルーカー  ほか
       

あらすじ

謎の宇宙生命体襲来――。叫ぶ前に口をふさげ!

 アメリカ南西部。謎の宇宙生命体が潜む隕石が落下した――警察署長のビル・パーディ(ネイサン・フィリオン)はその晩も市民の安全を確認するため、自らパトロールに出ていた。一方、かつての恋人スターラ(エリザベス・バンクス)は、街の有力者であるグラント(マイケル・ルーカー)と結婚生活を送っていた。しかし、些細なことで喧嘩した二人。グラントはひとり出かけ、昔の女友達ブレンダと再会する。飲み明かすうちに意気投合した二人は、思い出がつまった森を訪れ、ある物体を発見した。

 その日を境に街では不審な事件が多発した。街中のペットが消え、行方不明者が続出した。あの晩グラントと過ごしたブレンダも失踪していた。異常行動をとるようになったグラントを容疑者として追うビルらはついに山小屋にたどり着く。そこには行方不明となったブレンダがいた。しかし次の瞬間、彼女の体は破裂し、無数の未知の生命体<スリザー>が溢れ出し、仰天する警官たちの口に向かって一斉に進入を開始してきた!

 スリザーに進入された者たちは、脳を支配され、生存者を襲い始めた。地上を覆い尽くすスリザー、支配されてしまった人間、そして、スリザーの大増殖とともに姿を消したグラント――。この史上最悪の事態に、ビルたち生存者が生き残れる道はあるのか!?

 12/8(土)、有楽町スバル座ほか全国ロードショー!

見どころ

少年の頃から、ホラー中毒!

 脚本家だったジェイムズ・ガンは、何が一番観客を怖がらせるかを、常に徹底的に探っている。子供の頃、スリリングな出来事に歓びと興奮を覚え、80年代にティーンエイジャーとなったガンは、その時代の徹底的にダークなホラー映画に深く影響を受け、特にデビッド・クローネンバーグやジョン・カーペンターの作品に魅了された。

 「『遊星からの物体X』の時代から比べると、SFXの技術は格段に進歩している。スリザーでは、新しいものを見せつつ、昔人々を恐がらせたクリーチャーたちの復活を遂げさせたかった」ガンは、自身のビジョンを実現するため、特殊効果の世界では一番のトッド・マスターズに依頼。マスターズは快諾し、その理由を次のように語っている。「エフェクトの業界にいると、台詞など飛ばしてついそれだけを見てしまう。でもこの作品は読んでいて面白かった。ジェイムズからの“映画の中のクリーチャーが本当にセットで出演者達と絡んで、大破壊を起こしているようにしたい”という提案にふたつ返事でOKしたんだ」

コンサバ美女vs.クリーチャー

 正統派美人のバンクスは、堅実で保守的な役柄を演じることが多かった。しかし、今回は違う。ヒロイン像をパターン化しないバンクスは語る。「ヒロインと彼女を襲うクリーチャーの関係が『美女と野獣』や、少しだけ『キング・コング』のフェイ・レイのように思えたの。最悪のクリーチャーに包み込まれた時、フェイ・レイがコングの大きな手の中にいる姿を思い出したわ。」

 しかし、ストーリーが進むにつれて全ては崩壊する。「スターラは戦うことを忘れていた・・・ でも本来の自分を取り戻したの。」命の危険にさらされた彼女は、クリーチャーと戦うのだ。銃をぶっ放し、杭を突きまくり、爆破も厭わない。血と液にまみれ、擦り切れたスリップで徹底的に戦いまくるのだ。

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