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2007年09月27日

世界最大級の短編映画祭:LA Shorts Fest

9月に入ってからというもの、ハリウッドは数々のイベントで大賑わい。本コラムでも、MTVアワードやエミー賞など「アメリカンTVの祭典」をご紹介して参りましたが、映画ファンとして気になるのはやっぱり映画祭!去る9月5日から17日までの約2週間に渡り、「LA International Short Film Festival」が開催されました。およそ1万5千人もの観客を集めた会場で、今年は気になる日本人クリエイターを発見。フェスティバルの模様に合わせ、その監督と作品に迫ってみたいと思います。

短編映画祭では世界一の規模を誇るLA Shorts Festは、年々スケールを拡大中。今年で第11回目となりますが、2007年度はメイン会場をハリウッドのArcLightからバーバンクのAMCシアターに移し、開催日数を3日間増やして700本以上ものショートフィルムを一挙上映。本映画祭では2000年より、各カテゴリーの最優秀作品がアカデミー賞の審査候補になるというだけあって、年々エントリー数が増え続けているようです。延べ25本のショートフィルムがノミネート、うち8作品がオスカーを持ち帰ったという功績は、多くの映画制作者たちを惹きつけて止まない魅力のひとつかもしれません。

そんなハイクオリティーな短編映画がしのぎを削る中、ひときわ個性が光っていたのが中島央(なかじま・ひろし)監督。幼少の頃から映画に親しみ、高校卒業後に単身渡米。カレッジと四年制大学を映画専攻で卒業後、脚本家として活躍して現在に至るという経歴の持ち主です。今回、彼が監督・脚本・プロデュースしたのが「Lily:リリィ(37分)」。ひとりの女の子をメインキャラクターに展開する本作は、あの仏カンヌ映画祭にも招かれ、本フェスティバルはLAでのプレミア上映となりました。更にこれまでの映画祭では、3つの受賞と6つのノミネート。難関とされるLA Shorts Festの審査を通過したのも納得です。


  ↑
中島央監督
物語は、主人公リンの失恋から始まります。ボーイフレンドから一方的に別れを告げられ、一切の連絡を断たれてしまうリン。鳴らない携帯電話を見つめ、出ないと分かっていながらも何度もダイアルして留守電を残してしまうのは、恋する女の子であるのと同時に、もう一つ大切な理由がありました。子供の頃から「25歳の誕生日にユリ(Lily)の花を贈ってくれる男性が運命の相手」という言い伝えを信じ続けて来た彼女は、あと1週間で25歳になってしまうのです。あの手この手を使って彼とコンタクトを取ろうとしますが、気持ちばかりが焦る一方で進展はなし。あの言い伝えと出会った頃の自分を思い出しては物思いに耽る中、とうとう誕生日がやって来てしまいます。半ばあきらめかけていたリンのドアベルが鳴ったのは、日付が変わる寸前。そこに立っているのは…?リンすらも予期していなかった出来事が、彼女を待ち受けています。

本作を拝見して印象に残ったのが、まず主人公リンの魅力。ピュアな女の子の可愛らしさが、画面いっぱいに広がってこちらに迫って来ます。不安になってしょんぼりしたり、空想の世界に浸って思いっきり笑顔になったり、クルクルと表情を変える彼女には思わず恋してしまいます。物語が進むにつれて、どんどんリンに惹き込まれてしまうのは筆者だけではないはず。そんな彼女の繊細な気持ちの移り変わりを上手くとらえているのが、手持ちカメラ特有の揺れた映像です。細かい心理描写を各フレームで表現するカメラワークは絶妙。更には、画面の色合いで空想と現実の世界を描き分けていて、その適度なバランスが見ていて心地良いものとなっています。信じるものに向かってパワフルに突き進む女の子を描いた本作は、恋愛中の女性にはもちろん、カワイイ彼女が欲しい!なんて思っている殿方に、そして映画制作を志す方々にも見応えのある1本です。

今年のLA Shorts Festの結果は、以下のウェブサイトの通り。この中に、来年2月に行われる第80回アカデミー賞に登場する作品が潜んでいるかもしれません。残念ながら「Lily:リリィ」は本映画祭での受賞はなりませんでしたが、中島監督は現在、日米合作の長編劇場映画を準備中だとか。今後は、こちらの動向にも注目です。「Lily: リリィ」の詳細、ロングインタビューやプロフィールは下記のホームページからじっくりとご覧下さい。また、中島央監督への質問や応援メッセージも受け付けています。

「LA International Short Film Festival」:http://www.lashortsfest.com/


「Lily:リリィ」公式サイト:http://www.Lily-themovie.com/

中島央監督 Email アドレス:
HN@Superfilmmaker.net

TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 16:37 | トラックバック

2007年09月20日

アメリカTVの祭典:Emmy Awardsの結果は?

今年もまたこの時期が到来!先日9月16日、Academy of Television Arts & Science (ATAS) が主催する第59回エミー賞が華々しく開催されました。昨年と同じくロサンゼルスのShrine Auditoriumを会場に、6000人以上もの俳優陣・TV番組スタッフ達で埋め尽くされたアメリカTVの一大祭典。本年度はFoxにて全国放送されました。終わってみれば、今年のプライムタイム・エミーは主要部門の受賞番組がきれいに分かれる大混戦に。それでは、詳しい模様と結果をレポートしていきます。


↑エミーの季節には、街角がこのバナー(旗)で賑わう

2007年度のエミー賞のモットーはGreen Emmy。環境問題を提唱する元アメリカ副大統領アル・ゴア氏も来場し、レッドカーペットならぬブルーカーペットはペットボトルをリサイクルしたものだったようです。今まではとにかくゴージャス!が売りだったハリウッドのイベントも、これからは環境への配慮を考えたものになっていくのかもしれません。

また、セレモニーに先駆けて話題となっていたのが、番組司会者に初抜擢されたライアン・シークレスト。主に、朝の人気ラジオ番組のパーソナリティとして、またモンスター番組” American Idol (Fox)”の司会者として知られています。なかなかキュートなルックスの彼ですが、昨年のホストだったコナン・オブライエンや2005年のエレン・デジェネレスのようなコメディアンではない為に「番組を盛り上げられるのか?」といった懸念が抱かれていましたが、持ち前の滑舌の良さで高いハードルをクリア。来場していたオブライエン氏からも、お褒めの言葉を頂いたようです。ただ、中盤になってから中世を意識したコスチュームで登場した彼にはいささか疑問が残るところ。ですが、彼に向けられているゲイ疑惑を払拭するかのような「これならゲイっぽく見えないでしょ?」というコメントは、ゴシップ好きの観客を沸かせました。

それでは、気になる結果を見てみましょう。まず、最優秀シリーズに輝いたのは、ドラマ部門に「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア ( 邦題・HBO)」。1999年の放送開始から8年間も続く超人気番組となり、今年に入って最終回を迎えた本作。セレモニーの中でも度々ジョークにされたほど、唐突でナゾの多いなエンディングに熱狂的ファンの間では賛否両論が巻き起こっていましたが、そんな意見もこれで一蹴されるかも。一方のコメディ部門には、昨年から始まったシチュエーションコメディ”30 Rock ( NBC)”が初受賞。一時は視聴率の低迷に悩んだこともありましたが、サタデー・ナイト・ライブ出身のティナ・フェイが出演・プロデュース、そして時折り脚本家も務めるなどの大活躍で、堂々の最優秀賞獲得となりました。ちなみにこのティナ・フェイ、日本ではまったく知られていませんが、アメリカではかなり有名なコメディエンヌ兼コメディーライターなのです。

最優秀主演俳優賞・ドラマ部門には、「ボストン・リーガル (邦題・ABC)」よりジェームス・スペイダー。壇上からのスピーチで「僕はオペラなんかもよく観に行くけど、ここの座席は良くないよ」と、長丁場の式典に対して冗談まじりにチクリ。その発言に、会場から拍手が巻き起こったのが印象的です。そして、コメディ部門には「エキストラ:スターに近づけ!(邦題・HBO)」からリッキー・ジャーヴィスが受賞。残念ながら来場していなかった彼の代わりに、同じく候補者だった”The Office (NBC)”のスティーブ・カレルが超ハイテンションでトロフィーを受け取る姿には、とにかく大爆笑でした。

最優秀主演女優賞・ドラマ部門には、”Brothers & Sisters (ABC)”からベテラン女優、サリー・フィールド。世の中のママ達を応援しながら、戦争などの政治的な意見もからめたスピーチを披露した彼女には、会場から大きな拍手が贈られました。コメディ部門には、「アグリー・ベティ(邦題・ABC)」よりアメリカ・フェレラ!過去のコラムで何度も取り上げている、筆者の大好きなTVシリーズからの受賞です。昨年のスタートから数々の賞レースを総ナメにしてきている彼女ですが、エミー賞を持ち帰るのはもちろん今回が初めて。緊張の面持ちで壇上に上がりましたが、相変わらずのチャーミングなビッグ・スマイルを振りまくフェレラでした。

また、今年のエミー賞ではパフォーマンスもいろいろと話題に。まずはじめに、最優秀特別番組、最優秀監督賞・特別番組部門、最優秀パフォーマンス・特別番組部門で3冠となったトニー・ベネットが、クリスティーナ・アギレラと競演しました。おめでた説が噂される彼女は、アメリカ音楽史の伝説とされるベネット氏とのコラボレーションにも堂々のパフォーマンスを披露。他にも、トニー賞受賞のブロードウェイミュージカル”Jersey Boys”のキャストも登場しました。そして、先週のMTV・ビデオミュージックアワードでは無冠に終わり、自分への待遇の悪さに「もうMTVには出ないっ!」とまくし立てたカニエ・ウェストもゲスト出演。Foxでこの夏にスタートした”Don’t Forget the Lyrics!”をパロディ化したステージで、”The Office”の人気俳優レイン・ウィルソンと対決しちゃいました。このリアリティーショーは、日本で放送されていた「カラオケを最後まで歌えたら100万円」にちょっと似た番組。今回のお題はカニエ自身の”Stronger”で、結果はウィルソンが勝ってしまうという具合に。カニエが、”I never win.(俺、絶対勝てないんだ)”と自虐的につぶやくジョークには、笑いが起きながらもあまりに本当のこと過ぎてやや微妙…。今後のカニエを見守りたいと思います。

大盛況に見えた今年のエミー賞ですが、過去ワースト2位の視聴率だった模様です。昨年も前年比で14%の落ち込みを見せており、ATASには宿題が増えそうな予感。9月末から始まるシリーズや新エピソードに期待したいと思います。ここには載せきれなかった各受賞者・作品は、下記の公式ページからご確認下さい。

Primetime Emmy Awards 公式サイト:
http://www.emmys.org/awards/primetimeawards.php

TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 16:34 | トラックバック

2007年09月14日

残念な結果に… MTV ビデオ・ミュージック・アワード

毎年恒例の、MTV主催ビデオ・ミュージック・アワード略してVMA。本年度は9月9日、「砂漠の不夜城」ラスベガスのパームスホテルにて開催されました。アメリカ音楽の一大祭典としていつも大盛り上がりのVMAですが、終わってみると今年は不満の声が噴出。その理由を、数々のハプニングとともにご紹介していきます。
      

今年のVMAでは、開催以前から「お騒がせ娘」ブリトニー・スピアーズの復帰ライブが噂されていました。多くのタブロイド誌や小規模なシークレットライブには顔を見せていた彼女ですが、ブラウン管への復帰は今回で数年ぶり。そんなファンの高まる期待とは裏腹に、トップバッターとして登場したブリトニーには観客&視聴者も唖然。ギラギラのスパンコールが散りばめられた黒のブラトップとホットパンツ姿、まではよかったのですが、その体は丸々と太っており、その上もはや恒例の口パク。そしてトドメはかつての彼女が信じられないような切れ味の悪いダンス。突っ込みどころが満載のステージには、アワードが終了した現在でも非難の嵐が巻き起こっています。「まだ準備が出来ていなかった」「痩せるべき」「誰か彼女を止めてあげられる人がいたはず」など、あまりに辛口なコメントの数々には(ちょっぴり同意しつつも)思わず同情。本年度VMAのネガティブな目玉となってしまったブリトニーですが、真のカムバックに期待が寄せられます。

一方で、イベント本番中に様々なアクシデントも。ゲストプレゼンターのひとりだった元プレイメイトのパメラ・アンダーソンの別れた夫たち、以前モトリークルーのドラマーだったトミー・リーとキッド・ロックの両者が会場内で乱闘騒ぎを起こしてしまいました。元妻がらみ、リーの悪態にロックがブチ切れ、などと噂されるも真相は未だ謎。パフォーマンスの真っ最中だったR&Bシンガーソングライター、アリシア・キーズにとっては良い迷惑だったことでしょう。更に、今年の新人賞のプレゼンターとして登場したふたりも微妙な方向に。アカデミー受賞俳優のジェイミー・フォックスは、番組進行のカード(いわゆるカンペ)を完全に無視したハイテンションなアドリブを披露し、連れ立ったベン・アフレック夫人のジェニファー・ガーナーは受賞バンド名「Gym Class Heroes」を「Gym Class Fall Out」とアナウンス。それって、最優秀グループ賞を獲得した「Fall Out Boys」と混ざってませんか?と、ここでも突っ込みたくなる出来事が勃発。しかも、間違えられた彼らには受賞スピーチの機会も与えられず。何だかなぁ…とつぶやいてしまうような雰囲気でした。

パフォーマンスのみならず、全体的な番組そのものにも不満の声が。候補者のラインナップを紹介する、iPodのメニュー画面とYouTubeのウィンドウを意識したようなデザインは見づらいことこの上なく、ホテル内のスイートルームにおいてメイン会場と同時進行していたジャスティン・ティンバーレイクとティンバーランド、フー・ファイターズ、フォール・アウト・ボーイズ、そしてカニエ・ウェストの各ライブも、クリップ映像がしばしば放送されるだけの扱いに。更には、昨年のジャック・ブラックのような面白ホストが不在だったことに加え、従来のようにメインステージのギリギリまで入れられた観客の姿もなく、まるで披露宴会場のような丸テーブルにゲスト達が着席している様子は何とも異様なものでした。

しかし中には素晴らしいパフォーマンスも。若干18歳のR&Bシンガー、クリス・ブラウンによるマイケル・ジャクソンばりのダンスは見ごたえあり。それを見たVMA常連となっているジャスティン・ティンバーレイクが、ブラウンら新しいジェネレーションに向けて送ったスピーチも印象的でした。また、今年「トランスフォーマー(邦題)」で大ブレイクしたシャイア・ラブーフがプレゼンターとして登場。来年5月に公開予定のインディ・ジョーンズシリーズ新作タイトルが”Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull (原題)”になると暴露しちゃいました。こちらは、映画ファンにとってはちょっと嬉しいニュースだったかもしれません。

毎年人気のある一大イベントなだけに、余計がっかりした人々が多かった2007年度のMTV Video Music Awards。視聴率はまずまずだったようですが、多くの非難を受けたMTVサイドには多くの課題が残されてしまいました。来年のVMAに期待しましょう。以下は、主要部門の本年度の受賞者と楽曲になっています。

年間シングル賞:Rihanna featuring Jay-Z “Umbrella”
年間他部門アーティスト:Justin Timberlake
最優秀コラボレーション賞:Beyonce featuring Shakira “Beautiful Liar”
年間男性アーティスト:Justin Timberlake
年間女性アーティスト:Fergie
最優秀グループ賞:Fall Out Boys
最優秀新人賞:Gym Class Heroes
年間ビデオ賞:Rihanna featuring Jay-Z “Umbrella”

TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 10:19 | トラックバック

2007年09月07日

あのスタジオやアトラクションが… 移りゆくハリウッド

何十年もの間、映画とエンターテイメントの都として君臨し続けるハリウッド。多くの名作やスターを輩出し、数々の伝説を生み出してきた歴史を持つかたわら、時代の流れに極めて敏感なところもこの街の特徴かもしれません。そんな目まぐるしく移り変わるこの地に、また新しい「変化」を告げるニュースが飛び込んで来ました。



↑数々の名作を送り出してきたトリビューン社のスタジオ

まずは、由緒あるスタジオの転売から。名作映画のタイトルとして一躍有名になり、ハリウッド・シンボルのひとつにふさわしいサンセット大通りには、多数の映画スタジオや製作会社が立ち並んでいます。中でも一等地にそびえるのが、トリビューン社が所有するスタジオ。広大な敷地とクラシックな白色の外観がひときわ目を引く建物に、現在は傘下のKTLAテレビがオフィスを構えていますが、先日この敷地が売りに出されることが決定。昨今のハリウッドでは、古くからある建造物をコンドミニアムや店舗として運用するケースが増えていますが、(その方が映画を作るより利益が大きい)今回の売り渡しも似たようなものだとか。ちなみに売り値はまだ確定していませんが、1億7500万ドルは下らないだろうと見積られているようです。



↑KTLAのシンボルの鉄塔

本スタジオは、もともと1919年にワーナー・ブラザーズによって建てられたもの。世界初のトーキー映画「ジャズ・シンガー(1927年/邦題)」の録音が行われたのも、このスタジオでした。その後、1954年にパラマウント・ピクチャーが本社の別館として購入。その2年後に、当時はパラマウントの傘下だったKTLAが引っ越して来ました。そして1964年には、カウボーイ映画のスターだったジーン・オートリーがKTLAとスタジオをまるごと購入。1986年になって、現在のトリビューン社に受け渡されたのでした。ミュージカル映画を始め、数々の名作が生み出されたスタジオですが、結構波乱万丈の歴史を持っているのです。

そしてもうひとつのニュースは、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドから。1993年の運行より、延べ6100万人もの人々に愛されたアトラクション「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が先日9月3日付けで終業に。映画の製作と脚本を努めたボブ・ゲイルと「ドク」ことクリストファー・ロイドも駆け付け、当時は最先端だったオムニマックス(現在のIMAX DOME)を使った映像と設備を楽しんでいました。残念なことに、これに合わせて展示されていた1981年型デロリアンも撤去されるとか。この跡地には、今年の夏に初の映画バージョンが大ヒットしたTVアニメシリーズ「シンプソンズ(邦題)」の新アトラクションが2008年に登場する予定だそうです。個人的にも、小学生の頃に初めて夢中になった映画だっただけに、このニュースには感慨もひとしお…。今のキッズは、デロリアンよりもシンプソン一家に親近感があるのでしょうか?ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは現在も存続しているようですが、今や本家のアメリカでは体験できなくなってしまった貴重なアトラクションです。

ロサンゼルスの名所、チャイニーズシアターに刻まれたスターサインに見られるような歴史と伝統を守りながらも、どんどん変化しているハリウッド。こうした時の移り変わりに臨機応変な姿勢も、ハリウッドが常に「エンタメ天国」であり続ける所以なのかもしれません。

TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 13:14 | トラックバック