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2008年06月26日

今年もLos Angeles Film Festivalがやって来た!

LAの映画ファンにとって、初夏の「季語」はこのイベント!年々規模を増すLos Angeles Film Festivalが2008年度も帰って参りました。一昨年より本映画祭のホームグラウンドとなったウエストウッドは、本日も満員御礼。開催真っ只中のLAFFの模様を一挙にレポートしていきます。

今月19日から29日まで、11日間の開催となっているLos Angeles Film Festival (LAFF) は、本年度で14回目を数えました。回を重ねるごとにその規模はパワーアップし、観客動員数は右肩上がり。2005年度は3万人強だったのが、昨年までの2年間で8万3千人へと膨れ上がったというから驚きです。今年は10万人越えになるのでは?との期待が高まる中、世界各国から集められた230本以上もの長編映画からPVまでが続々と上映中。ウエストウッドの映画館を占拠して、ド派手なお祭りが催されております。最終日に出揃う主要3部門(長編・短編・ドキュメンタリー)のコンペティションは、それぞれ賞金5万ドル。人気+クオリティ+豪華さと三拍子揃ったLAFFは「ロサンゼルス最大級」の呼び声にふさわしい映画祭です。

2008年度のオープニング作品は、この夏注目の「ウォンテッド (邦題)」

6月27日の全米公開を待たずしての完全プレミア上映です。ご存知アンジェリーナ・ジョリーと名優モーガン・フリーマン、「つぐない」で人気沸騰のジェームズ・マカヴォイらがフラタニティ=秘密暗殺組織の一員に扮するド派手なアクション映画は、アメコミ作家のマーク・ミラーによる同名作品を完全映像化。

ロシア出身のティムール・ベクマンベトフ監督にとって、栄えあるハリウッド進出第一弾となっています。彼の名前を世界にとどろかせた「ナイトウォッチ (2004)」は、実は2005年度LAFFの招待作品。たった3年間でオープニング・ガラまで上り詰めるとは、アメリカンドリームならぬ「ハリウッド・ドリーム」を地で行くサクセスストーリーです。


なお他のガラ上映は、ヘビメタバンド「Anvil/アンヴィル」が題材となったドキュメンタリー映画 ”Anvil! The Story of Anvil (原題)”、「パンズ・ラビリンス (2006)」のギレルモ・デル・トロ監督による最新作”Hellboy II: The Golden Army”がクロージングに選ばれています。

短編や長編はもちろん、ファミリー向けやインターナショナル作品など、様々なカテゴリーを誇るのがLAFFの特徴のひとつ。その中のトリビュート部門には、今年2月に逝去された市川崑監督の名作「細雪 (1983/洋題: The Makioka Sisters)」が招かれました。映画界における70年以上ものキャリアと多岐に渡るジャンルは、フランスの今は亡き名監督フランソワ・トリュフォーらを始めとして世界中から崇拝されています。特に欧米では、市川監督による小説の映画化に定評があり、谷崎潤一郎氏の原作本が基となっている本作が出品されているのは納得がいくところ。古き良き日本の風景と美しい桜、色とりどりの着物を着こなした大女優達の競演に、LAの観客達が酔いしれること必至です。

例年LAFFにて選出されるのが、映画界における功労賞「スピリット・オブ・インディペンデンス賞」。2007年度のクリント・イーストウッドに続いて、今年はドン・チードルに贈られます。昨年のLAFFで初日を飾った”Talk to Me (日本未公開)”のようなコミカルなものから、オスカーにもノミネートされた「ホテル・ルワンダ (2004)」でのシリアスな演技まで。幅広いパフォーマンスで観客を魅了する彼ですが、2006年度のアカデミー賞最優秀作品賞となった「クラッシュ」ではプロデューサーとしても名を連ねています。授賞式は映画祭の最終日に行なわれる予定です。また、LAFF名物ともいえる有名どころのパネルディスカッションには、俳優アントニオ・バンデラス、監督/俳優/製作のロブ・ライナー、二世代で監督のアイヴァン(父「ゴーストバスターズ」シリーズ)&ジェイソン(息子「JUNO/ジュノ」)らが招かれています。

一般客の為のイベントが盛りだくさんのLAFFですが、映画関係者もご満悦の様子。プレセールの段階で前年比45%もアップ、スローと言われたカンヌ映画祭に比べると好調な出だしだった模様です。今回のラインナップから、将来の大監督&大ヒット作が生まれるかも?出品作やイベント情報などは、下記のホームページからご覧下さい。

【Los Angeles Film Festival 公式ホームページ 】

TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 19:42 | トラックバック

2008年06月19日

各ジャンル選りすぐり!AFI’s 10 TOP 10

1998年の開始より、映画ファン待望の恒例行事となった「AFI’s 100 Years…」。2008年度は「AFI’s 10 TOP 10」として、10ジャンル毎にトップ10形式でカウントダウンされました。アメリカ屈指の映画学校AFIが満を持して贈る100本とは、一体どんな顔ぶれだったのでしょうか?

AFIとはAmerican Film Institute (アメリカ映画協会) の略称。1967年の創設以来、歴史的な映画の保存と伝承、映画制作の発展に貢献してきたNPO団体です。併設されたフィルムスクールには、すでに映画界にてキャリアを積んだ社会人が多く在籍。いわば「職業訓練学校」といった趣です。また、奇才デビッド・リンチらを輩出した本校の教授陣は、ハリウッドの生ける伝説といわれる面々が勢揃い。超難関といわれる倍率をくぐり抜け、世界中から集まったエリート集団が各科で映画制作を学んでいます。

そんな名門AFIが米国映画100周年を記念して、1998年より開始したのが「AFI’s 100 Years…」シリーズ。ベスト映画やベスト俳優、名台詞やテーマ曲など、毎年異なるアプローチでアメリカ映画の名作100本を選出しています。本年度は、アニメ・ファンタジー・SF・スポーツ・ウエスタン・ギャング・ミステリー・ラブコメディ・法廷劇・時代劇の10ジャンルを発表。あらかじめAFIが各ジャンル用に選んだ50本に、ハリウッド俳優や製作者、評論家達がそれぞれ投票して10本ずつのランキングが出揃いました。17日にCBSで放送された3時間に及ぶ大型特番は、例年通りにしっとりとした様相。各作品のクリップが流れ、カーク・ダグラスからジーン・ハックマン、ジェシカ・アルバなどのハリウッドスター達、スティーブン・スピルバーグやクエンティン・タランティーノ、クリント・イーストウッド監督らによる豪華コメントが寄せられました。

アニメ部門は、ディズニー映画のひとり勝ち。1位の「白雪姫 (1937・邦題)」を始め、「ピノキオ (1940/2位)」や「ファンタジア (1940/5位)」など7本がランクイン。また、同社傘下のPixarからは「トイ・ストーリー (1995/6位)」と「ファインディング・ニモ (2003/10位)」が選ばれています。唯一のディズニー作品外は、ドリームワークスの「シュレック (2001)」が8位に入っていますが、アメリカンアニメの王道=ディズニーなのかも。日本であれば、ジブリ映画の目白押しとなりそうです。

マニアの多いSF部門では「2001年宇宙の旅 (1968)」が堂々の1位。今年3月に逝去されたSF作家、本作の原作/脚本家でもあるアーサー・C・クラーク氏の生前インタビューが放映されました。また、同監督/脚本のスタンリー・キューブリック作品は4位に「時計仕掛けのオレンジ (1971)」もランクインしています。更に10位の「バック・トゥ・ザ・フューチャー (1985)」より、主演のマイケル・J・フォックスがブラウン管に登場。本作や他の映画にもコメントを残し、元気な姿を見せてくれました。

期待通りとなったのは、ミステリー部門の「アルフレッド・ヒッチコック祭り」。1位の「めまい (1958)」を始め、「裏窓 (1954/3位)」「北北西に進路を取れ (1959/7位)」「ダイヤルMを廻せ!(1954/9位)」の計4本が選ばれています。また、本ジャンルで最もモダンな作品は10位の「ユージュアル・サスペクツ (1995)」。個人的に、本作を観た時の衝撃は未だ忘れられません。

泣ける名作の多いスポーツ部門では「レイジング・ブル (1980)」がトップに。激しいスポーツ界を魅せつつ、いち選手の栄光と衰退をも描かれた感動作に続き、同じくボクシング映画「ロッキー (1976)」が2位に着けています。あのテーマ曲”Gonna Fly Now”が流れた瞬間、無性にガッツポーズがしたくなるのは筆者だけではないはず。3位にはアメリカらしく「打撃王 (1942)」、渋いところでは「ハスラー (1961)」が6位に入りました。

駆け足でお伝えしてきた「AFI’s 10 TOP 10」。新旧入り混じるベストムービーのオンパレードに、名作は色褪せることがない!と改めて教えられた気がします。今回お伝えしきれなかった100本の完全リストは、下記のウェブサイトからじっくりとどうぞ。夏映画ラッシュも目前、この週末に見逃していた1本&もう一度見たいあの映画のリバイバル上映会はいかがでしょうか?

【「AFI’s 10 TOP 10」ホームページ】

TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 20:26 | トラックバック

2008年06月12日

NYの新法案でHollywoodがピンチ?

WGAストによる傷が未だ癒えないハリウッドにとっては弱り目に祟り目? この春、ニューヨーク州で可決された新法により、現地における映画やTV番組の製作がググッと「お得」になりました。それに伴い、LAからお引越しするTVシリーズが続々。ロサンゼルス経済を担うハリウッドは、持ちこたえることが出来るのでしょうか?

4月に可決された製作税控除法案とは、NYにおける映画やTVなどの撮影を促進/活性化させる為の新法。プロジェクトにかかった費用の一部が、製作元に還元される仕組みとなっています。製作者・監督・脚本家・俳優などを含む主要クルーの給与以外に分類されるコスト(業界用語でいう「Below the Line」)に対して 10~30%の税金控除、更には最大5%分の払い戻しもあり。スタッフの宿泊・移動費や飲食代など多額の費用が注ぎ込まれる撮影部隊を呼び込みたいNY、1セントでも安く仕上げたい製作側の双方にとっては、Win-Winのオイシイ法律なのです。

およそ10年前より、ロサンゼルス地域での撮影費用は著しく高騰。多くの映画製作はLAより安くあがる他州や海外に移され、以来その数は4割近くも落ち込みました。映画制作による収入に頼れなくなったハリウッドにとってTV番組のプロダクションこそが活力源となっていましたが、今回の新法はその流れを脅かす言わば「厄介者」です。直接的な打撃を被るのは、技術クルーや器材のレンタル、ケータリング/運搬業者や宿泊施設に及ぶBelow the Lineで働く人々。一気に職を追われることになり、よってハリウッド=LAの財源がかなり圧迫されることも考えられます。

この新法にいち早く反応したのはABCの人気ドラメディ「アグリー・ベティ (邦題)」。今秋より放送予定の第3シーズン分(7月初頭に撮影開始)より、NYでの撮影に切り替えられることになっています。日本でも放映されている本作は、もともとNYCが舞台。実際に初回パイロットは現地で撮影されており、その後LAのスタジオにて各エピソードの撮影が進められていました。つまり今回の移動はお話の設定上ではごく自然な動きとなりますが、結果として約150名ものLA在住クルーが失業の危機に立たされることに。多くは同局の他番組に異動が決まったようですが、突然の契約解除に動揺するスタッフも多数。彼らが業界紙に掲載した「嘆願書」、CA州知事アーノルド・シュワルツェネッガー氏に同法案を検討するよう求めた直訴広告も話題となっています。

また、今秋から始まる70年代英国ドラマのリメイク版 ”Life on Mars (原題)”は、当初の撮影予定だったロサンゼルスからNYへと現場を変更。同じく秋にスタートのSFドラマ “Fringe (Fox)”も、カナダのトロントからニューヨークへと移動することに決定した模様です。更に、NBCでの放映が決定したばかりの “Kings”も、ロケーションをNYCに設定。今後も、新旧作を含めてMade in NYのTVシリーズが増えていきそうです。

ここまででは「いずれNYがハリウッド化?」と懸念されそうですが、どうやらその心配はご無用。LAはアメリカ国内のどこよりもスタジオや製作会社がひしめき合い、プロダクションにはもってこいの場所です。一方、サウンドステージが3館しかないNYでは、製作数の増加に伴ってスタジオ新設が検討されてはいますが、LAの設備の方が圧倒的に多いのが現状。また、多くのスター俳優達が住む土地でもあり、移動などの経費が抑えられているのも事実です。よって、まだまだロサンゼルス=ハリウッドの図が崩れることはなさそう。むしろ近年まで撮影場所の新メッカとなりつつあったカナダこそ、NYにお株が奪われるのではないかとの不安が及んでいるようです。

ロケ地をLAにするかNYにするのか、今後は各スタジオから電卓の音が響いてきそうです。一視聴者としては「Lの世界 (Showtime)」も「セックス・アンド・ザ・シティ (HBO)」も、それぞれ違った風景&個性を堪能出来るというもの。制作費をうまく抑えた分、よりクオリティの高いTVシリーズを期待したいと思います。

TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 21:11 | トラックバック

2008年06月06日

大火災の直後: MTV Movie Awards強行開催!

日曜日の早朝、スタジオシティのUniversal Studiosが大規模な火災に見舞われました。しかし、その日に園内の劇場にて予定されていた第17回MTV Movie Awards (MMA)は、中止されることなく開催。大火事にもかかわらずアワードを強行するあたり、ハリウッドならではといったところでしょうか。気になる被害状況に合わせ、華やかな顔ぶれが集まった式典の模様をレポートしていきます。

6月1日、日曜日の午前5時前。ユニバーサル・スタジオのご近所さんである筆者は、遠くから響く数回の爆発音&けたたましい消防車のサイレンに叩き起こされました。写真の通り、空は一面黒煙に包まれ、オレンジの火柱が。総勢400名以上による消火活動は昼まで続き、完全な鎮火は翌朝を待つほどの大火災となってしまいました。2日に発表された検証結果によれば、発火元はスタジオ裏手にあるNYCを模したセット。補修を行なっていた作業員の火炎装置が火元と断定されました。周辺のセットに加え、キングコングの園内アトラクションや、映画・TVなどのお宝フィルムが眠る書庫にも火の手が及ぶ大惨事に。全てのコピーは別の場所にも保管されており焼失は免れたようですが、それでも総被害金額は数億円にも上るとみられています。水道設備の水圧強化や、可燃性資材の使用の見直しなど、今後ユニバーサル・スタジオに課された宿題は山積み。けが人が出なかったことが不幸中の幸いでしたが、スタジオ内での更なる防災対策が練られることになりそうです。

消火活動が続く傍ら、園内のギブソン・アンフィシアターにて決行されたMMAは、昨年よりもヒートアップ。毒舌がバッシングを受けた2007年度の司会者サラ・シルバーマンに代わり、同年に生涯功労賞を受賞したマイク・マイヤーズがホストを務めました。彼とクリス・ブラウンの「ダンスバトル」で幕を開けたアワードは、MTVが主催とあってかなりくだけた雰囲気。多くのセレブ達は例年通りカジュアルな服装で参加し、女性陣にはミニドレスが目立ちました。

本年度のMMAは、お騒がせも満載。司会のマイヤーズは、往年のヒット作「ウェインズ・ワールド (1992)」より迷コンビだったガースことダナ・カーヴィと共に、本年度の映画タイトルをポルノ風に文字ってTop10形式で発表。また、コメディ俳優ジャック・ブラック、ベン・スティラー両氏とロバート・ダウニー・Jr. のコント?では、過去5度に渡るドラッグ逮捕歴を持つJr. に薬物ネタを振ったり、ブラックの頭部(模型)を爆破したりと悪ノリの連続でした。極めつけは「これまでのベスト夏映画」のプレゼンターとして登場、新作 ”Pineapple Express (原題)”で共演したセス・ローガンとジェームス・フランコ。演壇に着くやビミョーな本カテゴリーに悪態をつき、ジップロックに詰まった「偽物」マリファナの葉&巻いてきた巨大ジョイントをふたりで一服。MTV上での放映時には、しっかりカメラが引きになっておりました。受賞作「アイアンマン」に出演のJr. は、ここでもドラッグネタの洗礼を受けるはめに。苦々しい顔つきで開口一番「ハイでの紹介をありがとう」の一言に会場は爆笑、異様な盛り上がりを見せました。

また、昨今のゴシップ誌を賑わせたカップル達の登場も注目の的に。クリス・ブラウンは噂のリアーナと、イベント大好きなパリス・ヒルトンは最新のBFベンジー・マッデンと仲睦まじく座り、何度もカメラに抜かれていました。プライベート写真の流出が話題となったヴァネッサ・ハジェンズとザック・エフロンは、彼が新人賞を獲得した瞬間にハジェンズから頬にキスをするなど終始ラブラブなご様子。ちなみに、今年のMMAでオイシイ場面の多かったロバート・ダウニー・Jr. は、映画版「セックス・アンド・ザ・シティ」が絶好調、(ますます大きくなった)ジェニファー・ハドソンとともに今回プレゼンターを努めたサラ・ジェシカ・パーカーの元彼だったりもします。

本年度のMMA主要部門の受賞者/作品は以下の通り。それぞれ、ゴールデン・ポップコーン型トロフィーを持ち帰っています。ジョニー・デップは2冠を獲得。一般投票で結果が決まるとあって、彼の人気がいかに絶大なのかが見受けられます。また、ライブパフォーマンスでは英国バンドのコールドプレイが登場。ニューアルバムのタイトル曲 ”Viva La Vida”は世界初のTV放映となりました。また、ガールズグループのプッシー・キャット・ドールズはヒット曲、 ”When I Grow Up”を披露しています。

●ベスト映画:「トランスフォーマー」
●ベスト女優:エレン・ペイジ「Juno/ジュノ」
●ベスト男優:ウィル・スミス「アイ・アム・レジェンド」
●ベスト悪役:ジョニー・デップ「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」
●ベストコメディ:ジョニー・デップ「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
●ベストファイト:ショーン・ファリス&カム・ギガンデット “Never Back Down”
●ベストキス:ブリアナ・エビガン&ロバート・ホフマン “Step Up 2 / The Street”
●これまでのベスト夏映画:「アイアンマン」
●新人賞:ザック・エフロン「ヘアスプレー」
●生涯功労賞:アダム・サンドラー

厳戒態勢が敷かれる中、開催の運びとなった2008年度のMAA。翌日2日には、テーマパークや隣接するシティ・ウォークも再オープンとなりました。セレモニーを振り返ってみると、今年もMTVらしく「やりたい放題」。ホストのマイヤーズは公開間近の主演作 ”The Love Guru”を2度も告知、プレゼンターで登場したウィル・フェレルは「無料広告!」と叫びながら、こちらも公開寸前の ”The Stepbrothers”を宣伝するなど、恰好のマーケティングの場となったことは間違いなさそうです。オスカーなどとは一線を画す、例年通りのお祭り騒ぎで幕を閉じたMAA。来年も(火災のない)ド派手な授賞式を期待したいと思います。

【MTV Movie Awards公式HP】

TEXT BY アベマリコ

投稿者 eigafan : 11:45 | トラックバック