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2010年03月25日
開幕!人気リアリティ・ショー ”Dancing with the Stars: シーズン10”
ひと足お先に1月よりスタートしている公開オーディション番組”American Idol (FOX)”と並んで、数ある米リアリティ・ショーの中でも特に高い人気を誇るリアリティ・ショー ”Dancing with the Stars (ABC)”。“Strictly Come Dancing (BBC)”のタイトルでイギリスにて誕生した当シリーズは 、日本での「シャル・ウィ・ダンス?オールスター社交ダンス選手権」を含めて世界各国でリメイクされています。そして今週月曜日からは、かなり意外な顔ぶれが登場するアメリカ版シーズン10がいよいよ始動。総勢11名から成るキャスト陣を一挙にご紹介していきます。司会にトム・バージェロン、審査員にレン・グッドマン、ブルーノ・トニオーリ、キャリー・アン・イナバらを迎えた米版”Dancing with the Stars (DWTS)”の第1シーズンは、遡ること2005年にスタート。以降は年に2サイクルずつ放送され、2007年前後から人気が爆発して今日に至っています。
今期からは2006年よりサポーティング・ホストを務めていたサマンサ・ハリスに代わり、第7シーズン覇者のブルック・バークが同役に登板。記念すべき2ケタ台に突入し、装いも新たなフレッシュ・スタートを切ることになりました。
そして今月22日に放映された初回プレミア放送では、DWTS史上最高となる約2400万人の視聴者を獲得。当日の放送時間帯やプライムタイム枠は全てABC局の圧勝となっており、とりわけ今期への注目度の高さがうかがえます。
現在42歳!のパメラ・アンダーソン姐さん。
Photo by exkarravelho on Flickr
今期は「世界で最もダウンロードされた女優」の異名を持つセクシー・ボムシェル、ヒットシリーズ「ベイウォッチ (NBC)」で人気を博したパメラ・アンダーソンを筆頭に、プシーキャット・ドールズのメインヴォーカルを務めるニコール・シャージンガー、バンクーバー五輪などで金メダルを獲得している男子フィギュアスケート選手のエヴァン・ライサチェック、アポロ11号のNASA宇宙飛行士として月面を歩いたエドウィン・バズ・オルドリンなど、様々なジャンルのセレブリティ達が名を連ねています。また過去にイアン・ジーリング (シーズン4)とジェニー・ガース (シーズン5)が出演、DWTS名物とも言える元祖”Beverly Hills 90210 (FOX)”シリーズの枠からは、ブレンダ役でお馴染みのシャナン・ドハーティが参戦。役柄とは裏腹に「勝気なお騒がせ女優」のイメージが強い彼女ですが、プレミア当日は心臓発作を克服して会場に駆けつけた父親の姿を見て涙する一幕も。今回の出演は父親の為だと語る姿がとても印象的でした。
”Jon & Kate Plus 8” DVDよりケイトとキッズ達。
…白い値札を貼ったのは女性かと思われます。
Photo by Senor Ryan on Flickr
しかし夫ジョンの度重なる浮気が発覚するや、彼らはセレブのごとくパパラッチに追われる結果に。そして最終的には、番組内で離婚が発表されることと相成りました。最低男の烙印を押されてしまったジョンですが、悲劇のヒロイン視されるかのように思われたケイトに対しても、番組内での夫に対する「上から目線」、番組出演や著書出版を機に「ゴージャス化」していく姿に、一般視聴者達の批難は轟々。
そういった経緯から、この度DWTSへの出演が発表されるや「育児放棄では?」との声が一斉に上がってしまいました。とはいえ、フタを開けてみれば当番組の自己ベストとなる高視聴率を獲得。絶妙なキャスティングがハマったABC局としては、願ったり叶ったりと言えるのかもしれません。
DWTS第10シーズン出演者 <初回プレミア放送・審査員スコア順>
★ニコール・シャージンガー (プシーキャット・ドールズ):25ポイント
★エヴァン・ライサチェック (プロフィギュアスケーター):23ポイント
★パメラ・アンダーソン (女優):21ポイント
★エリン・アンドリューズ (ケーブル局ESPNスポーツキャスター):21ポイント
★ジェイク・パヴェルカ (公開お見合い番組”The Bachelor”出演者):20ポイント
★シャノン・ドハーティ (女優):18ポイント
★ニーシー・ナッシュ (コメディエンヌ / TVホスト):18ポイント
★チャド・オチョシンコ (NFL選手):18ポイント
★ケイト・ゴセリン (リアリティ番組”Jon & Kate Plus 8”出演者):16ポイント
★エイデン・ターナー (俳優):15ポイント
★エドウィン・バズ・オルドリン (元NASA宇宙飛行士):14ポイント
各出演者のお披露目と視聴者による一般投票も終わり、来週には1人目の脱落者が決定。以降は月曜日のダンスショー/火曜日のリザルトショーが順次放送されていく予定です。ちなみに火曜日はライバル番組”American Idol: Season 9”の放映日でもあり、両シリーズのガチンコ対決も気になるところ。今後もそれぞれの動きをアップデートする予定ですので、アメリカンTVファンの方々はどうぞお楽しみに。
TEXT BY アベマリコ
2010年03月18日
オスカー受賞&候補者達: 新作あれこれを先取り!
待望のアカデミー賞も今月7日に幕を降ろし、シネフィル=映画ファン達の視線はすでに2010年の新作に向けられているところ。中でも本年度のオスカーを飾った受賞者/候補者達の次回出演作品の数々は、豪華共演や話題のラインナップが盛りだくさんとなっています。LAの街中をジャック中!「グリーン・ゾーン」巨大看板
「グリーン・ゾーン」は5/14(金)公開!
5月14日に日本公開を控える本作の詳細は、当サイトと公式HPよりじっくりとご覧下さい。
また、デイモンの2010年度は「グリーン・ゾーン」を加えた計5本と、実に精力的な1年になりそう。中でも「インビクタス/負けざる者たち」に続くクリント・イーストウッド監督とのコラボ作品”Hereafter”、ご存知イーサン&ジョエル・コーエン兄弟が監督/脚色を務めるリメイク作品”True Grit”は、今から熱い注目を浴びています。
そして長いキャリアで初の主演男優賞獲得となったジェフ・ブリッジスは、自身の主演作「トロン (1982)」のシークエルとなる”Tron Legacy”に参加が決定。そして前出のコーエン兄弟による”True Grit”では、デイモンとの共演を果たすことになります。ブリッジス&コーエン兄弟と言えば1998年公開の名作「ビッグ・リボウスキ」を思い起こす方々も多いハズですが、この度は本作の元祖「勇気ある追跡 (1969)」にて名優ジョン・ウェインが扮したコグバーン保安官を演じるという、さらに重要な役どころ。ウェインはこの役でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演男優賞をダブルで獲得しており、ブリッジスにも「2年連続制覇」の期待が寄せられます。
また同賞女優部門に輝いたサンドラ・ブロックは、受賞作「しあわせの隠れ場所」を筆頭に計3本に出演した多忙な2009年度とは対照的に、今のところ本年度の出演予定はナシ。
慎重に次回作を検討中だと報じられていますが、法廷コメディ”Bobbie Sue”への出演が噂されていたりもします。オスカー獲得後もインディー映画やコメディ作品への参加に意欲を見せている彼女、今後がますます楽しみです。
メリル・ストリープ主演「恋するベーカリー」は大ヒット上映中!
今後の活躍に期待大!のクリストフ・ヴァルツ
また2011年に公開予定のドラマ作品”Water for Elephant”では、ロバート・パティンソンとの共演を控えているとか。今後もより一層、ヴァルツの名演技を堪能できる機会が増えそうです。
そして「プレシャス」で同女優賞を持ち帰ったモニークは、しばらくケーブル局BETで放映中の冠トークショー”The Mo’Nique Show”に専念するそう。また同作の脚色で堂々のオスカー獲得となったジェフリー・フレッチャーにおいては4作品以上ものプロジェクトを抱えているとのことで、現在は2012年公開予定のNYアッティカ刑務所暴動に迫る”Attica”を執筆中だとか。更に今後はスクリーン・ライターと合わせて、監督業にも携わると伝えられています。
そして最後に、作品賞/監督賞を含む6部門を制覇した「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督。彼女は同作の脚本を務めたマーク・ボールと再びコンビを組んで、南米が舞台のスリラー”Triple Frontier”の製作準備を進行中です。ボールが同作を執筆している間、ビグローはケーブル局HBOのファミリー・ドラマ”The Miraculous Year”のパイロット版にてメガフォンを握る予定。私生活でも「クーガー的カップル」であるおふたり、今後も見事なコラボレーションを見せてくれるのでしょうか?
リセッションに強いとされるハリウッドでさえも世界的な不況の波に押され、各スタジオの映画制作本数が激減している昨今。しかしその逆を返してみれば、選りすぐりの「良作」にグリーンライトが灯っているとも言えるハズです。2010年もすでに四半期分が経過、今後もより一層のパワーを注入しながら話題作をご紹介していきますので、どうぞご期待ください。
TEXT BY アベマリコ
2010年03月11日
視聴数14%アップ!第82回アカデミー賞
現地時間7日、ハリウッドはコダック・シアターにて開催されたアカデミー賞授賞式。名優&セレブリティ達が一堂に会した映画ファン待望のセレモニーは、近年最も高い視聴率とともに幕を降ろしました。すでに結果をご存知の方々も多いとは思いますが、いま一度式典の模様とともに今年のオスカーを振り返っていきます。いよいよ開催!第82回オスカー授賞式
前出の「恋するベーカリー」で主演、「ジュリー&ジュリア」のジュリア・チャイルド役で史上最多16度目のノミネートとなったメリル・ストリープの偉業を讃えつつも「最多ノミネート数であり最多の敗北数」とからかい、当のストリープは天を仰いで爆笑しておりました。
その一方「ハート・ロッカー」と並んで最多9部門候補となった「アバター」のジェームズ・キャメロン監督に呼びかけると、ふたり揃って3Dグラスを着用しながらガン見。また「イングロリアス・バスターズ」の劇中で「鬼のユダヤ・ハンター」と化したクリストフ・ヴァルツには、マーティンが「ほらっ!」と言わんばかりに客席を促すジェスチャーを。ユダヤ系が多いハリウッドのエンタメ界ならではの「インサイド・ジョーク」で会場を沸かせています。
助演男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツ
「イングロリアス・バスターズ」人気を不動のものにしながら助演男優賞を手にしたクリストフ・ヴァルツ、スタンダップ・コメディアンからオスカー助演女優賞獲得アクトレスとなったモニーク (「プレシャス」)、長いキャリアと人気を誇りながらも意外や初めてのノミネート&受賞となった主演女優賞のサンドラ・ブロック (「しあわせの隠れ場所」)、そして「5度目の正直」として初のオスカー主演男優賞に輝いたジェフ・ブリッジス (「クレイジー・ハート」)と、主要部門揃っての「初めて尽くし」となりました。
他の賞レースの結果とほぼ一致、ほとんどが下馬評通りとなった本年度のオスカーですが、やはり中にはちょっとした「番狂わせ」も。公開当初よりアカデミー賞確実と見られていたジェイソン・ライトマン監督/脚色の「マイレージ、マイライフ」は、脚色賞を「プレシャス」のジェフリー・フレッチャーにさらわれて無冠に終わっています。
また、短編ドキュメンタリー部門に輝いた”Music by Prudence (原題)”の受賞スピーチでは、先に登壇したロジャー・ロス・ウィリアムズ監督のマイクを同作プロデューサーのエレノア・バーケットが奪うというハプニングが勃発。両者には製作過程での意見の違いから衝突があったと報じられていますが、突然の出来事に観客&視聴者も唖然とさせられる一幕となりました。
これを受けたアメリカの多数メディアでは、昨年9月に行なわれたMTVビデオ・ミュージック・アワードにおいて、カニエ・ウェストが女性アーティスト・ビデオ賞獲得のテイラー・スウィフトのスピーチを妨害した一件と並べて「カニエ・モーメント」と話題になっている真っ只中。栄えあるアカデミー賞受賞式典において「ワースト・モーメント」に挙げられるとは、かなり不名誉なことかもしれません。
第82回アカデミー賞/全受賞結果 <発表順>
・助演男優賞: クリストフ・ヴァルツ「イングロリアス・バスターズ」
・長編アニメーション映画賞: 「カールじいさんの空飛ぶ家」
・歌曲賞: “The Weary Kind” 「クレイジー・ハート」
・脚本賞: マーク・ボール「ハート・ロッカー」
・短編アニメーション映画賞: “Logorama”
・短編ドキュメンタリー賞: “Music by Prudence”
・短編実写映画賞: “The New Tenants”
・メイクアップ賞: 「スター・トレック」
・脚色賞: ジェフリー・フレッチャー「プレシャス」
・助演女優賞: モニーク「プレシャス」
・美術賞: 「アバター」
・衣装デザイン賞: 「ヴィクトリア女王 世紀の愛」
・音響編集賞: 「ハート・ロッカー」
・録音賞: 「ハート・ロッカー」
・撮影賞: 「アバター」
・作曲賞: 「カールじいさんの空飛ぶ家」
・視覚効果賞: 「アバター」
・長編ドキュメンタリー賞: 「ザ・コーヴ」
・編集賞: 「ハート・ロッカー」
・外国語映画賞: 「瞳の奥の秘密 (アルゼンチン)」
・主演男優賞: ジェフ・ブリッジス「クレイジー・ハート」
・主演女優賞: サンドラ・ブロック「しあわせの隠れ場所」
・監督賞: キャスリン・ビグロー「ハート・ロッカー」
・作品賞: 「ハート・ロッカー」
ABC局にて全米放映された本年度のアカデミー賞セレモニーは、予定された3時間の放送を40分近く延長したにもかかわらず、全体平均4130万人が視聴。3630万人がチャンネルを合わせた昨年度より14%も上昇するかたちとなりました。この数字は過去5年間でトップに躍り出ており、ワースト記録となった2008年度を約1000万人も上回る快挙。先のゴールデングローブ賞、エミー賞、グラミー賞やスーパーボウルに並んで、オスカーでも視聴率アップが実現しました。
作品賞候補数を10作品に倍増したことが功を奏したのか、はたまた主演男優・女優賞をフィーチャーして各ノミネート者の共演者達をプレゼンターに呼んだことが吉と出たのか、とにかく視聴率アップは映画関係者にとって嬉しいニュース。これから順次封切られる作品群も、この波に乗っていくことが期待されます。近日中には受賞者や候補者達の最新作、2010年度の注目作品などを続々と特集していきますので、そちらもお楽しみに!
TEXT BY アベマリコ
2010年03月04日
アカデミー賞直前!2010年度オスカー・ガイド
去る日曜日、熱戦が続いたバンクーバー冬季五輪が惜しまれながらの閉幕。そしてちょうど1週間後となる3月7日には、いよいよ映画の一大祭典アカデミー賞が開催されます。”You’ve Never Seen Oscar Like This”をキャッチコピーに行なわれる本年度のオスカー。「未だかつてない」セレモニーを前に、様々な角度から82nd Academy Awardsに迫ってみたいと思います。1927年に創設、映画芸術科学アカデミー (AMPAS: Academy of Motion Picture Arts and Sciences) が主催するアカデミー賞は、今年で82回目。本年度は昨年より6本少ない274作品が候補作となっており、ノミネート数では「アバター (邦題)」と「ハート・ロッカー」がトップの9部門をシェア、続いて「イングロリアス・バスターズ」が8部門候補で追いかけています。
ハリウッドはコダック・シアターにて行なわれる授賞式の模様はABC局で全国放送される米国を含め、世界200カ国以上にてライブ中継。全長150メートルにも及ぶレッドカーペットを歩く候補者のうち、今年は誰がオスカーを持ち帰ることになるのでしょうか。ちなみにこのオスカー像、全長は34センチ、重さは3.8キロ強もあるのだとか。これまでの受賞者達が頭上に掲げる姿をたびたび目にしてきましたが、意外にもズッシリしているようです。
本年度のアカデミー賞ポスター。
ヒット作「恋するベーカリー」からスティーヴ・マーティン&
アレック・ボールドウィンがダブルホストで登場。
更には昨年のオスカー受賞者であるケイト・ウィンスレット、ペネロペ・クルズやショーン・ペン、歴代受賞者のシャーリーズ・セロンとキャシー・ベイツ、これまでノミネートを果たしたロバート・ダウニー・Jr.、クイーン・ラティファ、ジョン・トラヴォルタ、サミュエル・L・ジャクソンらも登場の予定。また、若者に絶大な人気を誇るザック・エフロン、マイリー・サイラス、クリステン・スチュワートやテイラー・ロートナーもリストに挙がっています。
昨年は歴代ワースト3に食い込む3690万人の視聴率で苦汁を嘗めたオスカーですが、今年はグラミー賞やゴールデングローブ賞の前年比アップに続く高視聴率が見込まれている模様。よって本年度のオスカー・セレモニーでのCM料は、昨年より10万ドルほど上がった140万~150万ドルで取り引きされ、すでに完売しているようです。
コダック・シアターが位置するハリウッド大通り×ハイランド通りは、
1週間程前から通行止めに。
つい先日「ハート・ロッカー」の共同制作者であるニコラス・シャルティエが、2月19日前後にアカデミー会員達に同作への投票を促すEメールを送っていたことが発覚。特定の作品を直接メンバーにプッシュする行為はアカデミーの規定違反と見なされており、本人から謝罪のメールが再送される事態となりました。
今週2日に締め切られた投票までどれだけの影響を及ぼしたのかが今後の焦点となりそうですが、関係者にとっては思いがけない「痛恨のミス」となり得るかも。
その一方では、本件と重なるように「イングロリアス・バスターズ」を推す批評家やファン達が激増しているとか。米映画俳優組合賞にて堂々のアンサンブルを獲得している同作は、地元紙Los Angeles Timesなどでもクエンティン・タランティーノ監督の演出手腕と脚本の秀逸さが取り上げられており、主力作品として再度注目を浴びています。
コダック・シアター左手のチャイニーズ・シアターまで、
オスカー準備の為に封鎖中。
そして残る主演女優賞は、最も「どんでん返し」が期待出来る部門との声が続出。ゴールデングローブ賞を獲得しているメリル・ストリープ (「ジュリー&ジュリア」)とSAGアワード受賞のサンドラ・ブロックは、BFCA主催のクリティックス・チョイス・アワードで同部門をタイ受賞しており、これまでは両者の一騎打ちと見られていました。しかし先日行なわれたNAACP主催のイメージ・アワードにおいては「プレシャス」で主演を務めた新人女優ガボレイ・シディベにトロフィーを譲っており、英国アカデミー賞獲得のキャリー・マリガン (「17歳の肖像」)と並んで「ダークホース視」されているところ。混戦となりそうな予感いっぱいの主演女優カテゴリーは、本年度の俳優部門の中でも特に面白くなりそうです。
今週日曜日と、すぐそこまで迫っている第82回アカデミー賞。各部門はもちろんのこと、受賞式典でのゴージャスな舞台装飾やパフォーマンスも楽しみです。来週の今頃には、全ての結果が出揃っているハズ。内容盛りだくさんでお届けしたいと思いますので、どうぞご期待ください!
TEXT BY アベマリコ