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2008年08月 アーカイブ

2008年08月07日

『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』より -中国ロケ-

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回も引き続き『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』から。

本物志向のセットとエキゾチックな中国ロケ 

 2007年7月にスタートした撮影は、中国とカナダで行われた。
モントリオールのスタジオには、万里の長城をはじめとする巨大なセットが組まれたが、監督のロブ・コーエンは、「そのセットをできるだけリアルなものにするように心がけた」と言う。

 「俳優に臨場感を持たせることが重要なんだ。とくに、3つの頭のドラゴンが登場する、この映画のような場合はね。ドラゴンの動きを単に言葉で説明しても、俳優には理解してもらえないことがある。でも、今回のように、リアルなセットの中でリアルな衣装を身につけ、リアルな雰囲気の中で演技をすれば、自分がドラゴンに襲われそうになっているのを信じることができるんだ」

 「中国の撮影には13週間が費やされ、ロケ隊は、北京、上海、内モンゴルなどをまわった。その中には、中国とカザフスタンの国境沿いにあるトルファンの寺院や、ツイ・ユアンの家の場面を撮影した河北などが含まれる。なかでも最も撮影に苦労を強いられたのは、黄砂におおわれた砂漠のロケだった。

 「黄金色の砂は素晴らしく美しかったが、何度か砂嵐にあったんだ」と、コーエンは語る。「ものすごく危険で、外に出ることができなかった。それでもなんとか撮影をスケジュールどおりに終わらせることができたけど、今回の砂漠の撮影は、これまで経験した中でいちばんきつかった。もっとも、エキゾチックな砂漠にいると、ハリウッドから遠く離れていることを実感できたけれどね」とのこと。

【ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝公式サイト】
8/16(土)、日劇1ほか全国ロードショー
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

2008年08月14日

『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』より ~クリーチャー~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回も引き続き『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』から。

ディテールにこだわったクリーチャー 
  ジェット・リー扮する皇帝が変身するドラゴンや、シャングリラのシーンに登場するイエティ(雪男)などのクリーチャーは、すべてCGIで作られている。

 3つの頭を持っているところが特徴的なドラゴンは、光沢のある黒い色をしており、爬虫類というよりは虫のようなうごめき方をする。監督のロブ・コーエンがこだわったのは、3頭にそれぞれ違ったキャラクターを与えることだった。「1頭はボス。1頭は好奇心旺盛で、いつも周囲をキョロキョロしている。もう1頭は、そっと人の後ろから忍び寄るような卑劣で危険なヤツだ。この3頭にジェット・リーの目を与えたのも、僕がこだわった点だ。ドラゴンの内面に、つねに皇帝がいるということを伝えたかったのでね。そういうのは個人的な好みになるけれど、僕は面白いものが出来上がったと思うよ」

 もうひとつの架空のクリーチャー、イエティは、「ヒマラヤのような環境の中で、どういう生物が存在しえるか?」という自然への適応力を発想の原点に、デザインが考え出されていった。まず、コーエンの頭に浮かんだのは、厳寒の地で生きる北極グマと、実際にヒマラヤに生息するユキヒョウの姿だった。

そこから、クマのような獰猛性とパワー、ネコのような性質、そして、シベリアン・ハスキーのような青い目を併せ持つイエティのキャラクターが作り上げられていった。コーエンは言う。「今回はたくさんクリーチャーが出てくるけれど、それぞれディテールをこまかく検討しながら完成させていった。観客がイエティを気にいってくれて、ドラゴンを怖がってくれることを望むよ」とのこと。

いよいよ公開が迫る本作。ぜひ、映画館の大きなスクリーンで、こだわりのクリーチャーたちをチェックしてみてください!

【ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝公式サイト】
8/16(土)、日劇1ほか全国ロードショー
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

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