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2009年10月 アーカイブ

2009年10月01日

『ワイルド・スピード MAX』~パワーVSスピード~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回は、10/9(金)公開のメガヒットシリーズ最新作、
『ワイルド・スピード MAX』から。
 
パワーVSスピード

  アメリカのカーマニアの嗜好には2種類ある。 ひとつはグラマラスなアメリカ製のマッスルカー、そしてもうひとつはスマートにカスタマイズされたインポート車だ。 この二つの嗜好のタイプは、ドミニクとブライアンの趣味の違いを表わしている。 マッスルカーへの信頼を保っているドミニクが愛用するのは、1970年型シボレーSSシェベルや1987年型ビュイックGNXグランド・ナショナル等。

しかし、もっとも重要だったのは1作目のラストで潰れた愛車、1970年型ダッジ・チャージャーを蘇らせることだった。 脚本家のクリス・モーガンは「チャージャーはストーリーを語り、同時にドミニクの魂を表現してくれるんだ」と語る。 しかし1作目で使われたそれは残っておらず、チャージャー自体見つけるのが難しい。 メカニック・チームは全米を股にかけてそれを探し、部品をひとつひとつつなぎ合わせて7台のチャージャーを手配した。

 一方のブライアンは、1998年型ニッサン・スカイラインGTRや2002年型スバルWRX STiを運転する。 演じるポール・ウォーカーは1作目に出演して以来、カー・コレクションを増やしており、その中の一台、1967年型シェビー・ノヴァはドミニカでのパーティー・シーンで登場することになった。


 また、劇中で使用されるカスタムカーを求めて、製作陣は恒例となった北米中のカーマニアたちへの呼びかけを行ない、自慢の車を提供してもらうことに。 彼らの車へのこだわりが、本作のクールなビジュアルに大きな影響を及ぼしたのは言うまでもない。

劇中に登場する車の迫力はもちろんのこと、それぞれの車にスタッフやキャストの
熱い思いがこめられています。
劇場ではぜひ豪華なカーラインナップの魅力を堪能してください!!

【ワイルド・スピード MAX 公式サイト】

10/9(金)、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

2009年10月08日

『ワイルド・スピード MAX』~最強の車野郎たち~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回も、大ヒット上映中のメガヒットシリーズ最新作、
『ワイルド・スピード MAX』から。
 
最強の車野郎たち

  シリーズ最大の見どころといえるカースタントは新作ごとにファンの期待値が高くなる。 セカンド・ユニット・ディレクターのテリー・レオナードとスタント・コーディネーターのフレディ・ハイスは難度を上げた機動戦を振り付け、これに応えようとした。
 
危険なシーンの多くは、もちろんスタントの仕事だが、俳優が自分でこなしたシーンも少なからずある。 「監督から“スピードを上げて、それから減速してストップしてくれ”と言われた。 やってみて、もう少しスピードを上げられると思い、どんどんアクセルを踏んでいったら、ある地点で4輪とも滑って飛んでいきそうになった」と語るのはポール・ウォーカーだ。
「時速80マイルに達していて、止まったときは駐車中の車から10フィートしか離れていなかった。 冷や汗ものだったけど、ギリギリじゃないと見ていてハラハラしないしね」

   また、ドミニカでのタンクローリー強奪のシーンでは、ヴィン・ディーゼルとミシェル・ロドリゲスがアドレナリン全開の見せ場を演じる。 とりわけロドリゲスは命がけだった。 「時速25マイルで走行するタンクローリーにしがみつかなくちゃならなかったのよ」と彼女は語る。 ロドリゲスと代役スタントのハイディ・マネーメーカーは見事にこれをやってのけ、命知らずのレティの性格を鮮烈に印象付けた。

このシーンでは2つの撮影ユニットが機動し、異なるスタント用に装備された複数のビュイックやタンクローリーを投入。 特殊機材を駆使して、多角度からこの迫力あふれる見せ場を収めている。

俳優自身がこなしたという危険なシーンの数々は見逃せません。
スリルたっぷり、息つく暇もない大迫力シーンの連続をぜひ劇場で存分にお楽しみください!

【ワイルド・スピード MAX 公式サイト】

TOHOシネマズ 日劇ほか全国大ヒット上映中!
(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

2009年10月20日

『パイレーツ・ロック』~海上での撮影~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回は『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督最新作
『パイレーツ・ロック』から。
 
海上での撮影

満足のいく脚本に仕上がったものの、カーティス監督は映像化という大きな壁にぶち当たることになる。「脚本家は好きなように書き、哀れな監督がそれを引き受けることになる。そこに脚本家と監督の間に深い溝ができるんだ。でも、これは最高に製作が楽しい映画だったよ。だって、本物の船で出帆して、実際の空の下で撮影したんだからね。ちょっとした村みたいに、撮影スタッフと俳優ら140人もの人々が5週間、毎日港から海に出たんだ。スコットランドから借りてきた古いオンボロの船の上で、とにかく撮りまくったよ」

“ラジオ・ロック”での生活に備えるため、監督は実際に撮影する船の上で暮らす「ブート・キャンプ」ならぬ、「ボート・キャンプ」の状況にみんなを送りこんだ。スタッフとキャストは小さな船室に寝泊まりして、1日中リハーサルを行った。夜は酒を飲んで、ダーツやテーブル・サッカーを楽しみ、映画で描かれるような結束を固めた。
 
DJとしてのリアリティを持たせるために、キャストはロンドンの模擬ラジオ・スタジオで訓練を重ねた。彼らは元海賊ラジオ局のDJジョニー・ウォーカーやDJクリス・エヴァンスに会い、様々なDJ スタイルを学んだ。リス・エヴァンスはこう語る。「あれは素晴らしかったよ。この経験なしには1 日2時間、2,500万人に向けて、DJが自分だけの番組を放送しているんだと実感するパワーを理解できなかっただろうね」

クランクインは2008 年3 月3 日、撮影は14週間に及んだ。そのうち5週間はドーセット州のポートランド港で行われ、ティモール・チャレンジャー号という船の上で撮影された。
船の内部の撮影はロンドン郊外のスタジオ、シェパートンとパインウッド内に作られたセットでも行われた。海の動きを再現するために、水力式のジンバル(羅針盤などを水平に保つためのつり装置)の上にセットを組み立てた。狭い廊下と小さな部屋を再現して撮影するのは大変だったが、カーティス監督と撮影監督のダニー・コーエン、ティルデスリーは、閉所に閉じ込められた登場人物たちの巨大なエゴからコミカルな感じを引き出すことができると信じた。

例えば、デイヴが奥手なカールの初体験を応援しようとトイレで慌しく会話するシーンについて、監督は振り返る。「本物の船室のトイレらしくするためには、絶対に小さくなければならなかった。おかげで撮影は本当に大変だったよ。だって、中に入る1人がニック・フロストだからね。その時、はじめて僕らは気付いた。ところで、カメラマンと音響係はどこに入るんだ?って。そこで小さな壁を1枚取り払ったけれど、それでもやっぱり窮屈だったよ」

閉ざされたセットから離れて海に出て撮影するのは、俳優たちにとってはいいリフレッシュに
なったとか。セットや音楽に溢れる60年代の雰囲気をどうぞお楽しみに!

【パイレーツ・ロック 公式サイト】

10/24(土)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ・みゆき座ほか全国ロードショー
(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

2009年10月27日

『パイレーツ・ロック』ザ・キンクスからザ・フーまで――第2のキャスト <音楽>

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回も60年代のポップ・ミュージックを愛するDJたちが
繰り広げるゴキゲンな物語『パイレーツ・ロック』から。
 
ザ・キンクスからザ・フーまで
――第2のキャスト <音楽>

1960 年代のベスト・サウンドのいくつかをスクリーンに蘇らせるべく、カーティス監督と取り組んだのは、音楽スーパーバイザーのニック・エンジェルである。
「この映画にはリチャードの想いや情熱が込められていて、音楽はその重要な一部だ。僕の仕事は彼がこの映画に求める音楽を確実に用いることができるようにすることだった」とエンジェルは話す。


「ノッティングヒルの恋人」と「ラブ・アクチュアリー」で監督と組んだエンジェルは、
本作の構想を聞いたその日から、この作品に相応しそうな曲をさっそく集め始めた。
「あの時代の曲で僕が個人的に好きなものや、面白そうだと思う曲を収めたCDを何枚かリチャードのために作ったんだ。彼が脚本を書きながら聞いてもらえるようにね。これらの音楽で彼の記憶を呼び起こそうと思った」
この段階で2 人は、この映画に使用する可能性のある候補として200 曲余りを収集した。監督はDJ の訓練中のキャストに60 年代の音楽がびっしり収録されたiPodを渡した。エンジェルは説明する。「若い俳優たちに、彼らが演じるキャラクターたちが夢中になっていたであろう音楽の雰囲気を伝えたかったんだ」

撮影が終わり、編集作業に入ると、監督と音楽編集のスティーヴ・プライスは音楽のジグソー・パズルを組み合わせ、特定の場面や雰囲気に合わせて選んだ曲を結びつけた。完成版の映画には合計54 曲が収録されている。エンジェルは続ける。「曲数はかなり多いけど、実際、海賊ラジオ局の船の上では、いつも音楽が流れていたわけだからね」
サントラには本編中に使われた楽曲のうち36曲が収録されたが、ブリット・アワードに3度輝くダフィーがこの映画のために“Stay With Me Baby”をレコーディングした。さらに、アカデミー賞作曲家のハンス・ジマーが、いくつかの主要なシーンにオリジナル楽曲を提供している。

愛する音楽、コメディ、ロマンスを兼ね備えた本作についてリチャード・カーティス監督はこう締めくくる。「60年代は音楽が最高に素晴らしい時代だった。そして、全ての場面に音楽が流れる理由がある映画を作るのは本当にエキサイティングだった。この映画を観てくれた人たちが、あの船の乗組員たちの仲間に入れたら素敵だろうなって感じることができる、そんな映画になってくれればと思うよ」

音楽抜きでは語れない映画『パイレーツ・ロック』。
映画を観た後は、きっとあなたのipodも60年代の音楽で
びっしり埋まってしまうはず!!
懐かしい曲からCMで聞いたことのある曲まで、
ポップ・ミュージックをとことん楽しんでくださいね♪


【パイレーツ・ロック 公式サイト】

全国大ヒット上映中!
(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

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