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2010年03月 アーカイブ

2010年03月11日

『ダレン・シャン』~世界37カ国で出版されたベストセラーが映画になるまで~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回は、3/19(金)公開の『ダレン・シャン』から!
世界中に熱狂的なファンを持つダーク・ファンタジーが
スクリーンに登場するまでをご紹介します。

世界37カ国で出版されたベストセラーが映画になるまで

 作家ダレン・シャンが自分自身の楽しみのために書いた「ダレン・シャン -奇怪なサーカス-」。
友人の命を救うためにハーフ・バンパイアになった少年の冒険を一人称で綴ったこの小説は、2000年に発表されるやいなや世界中でセンセーションを巻き起こした。辛辣なユーモアとダークで刺激的なスリルに溢れた物語はシリーズとなり、30言語に翻訳されて世界37カ国で出版。「ハリー・ポッター」シリーズの著者J・K・ローリングの「もっと先を読みたいと読者を誘う」という絶賛の言葉どおり、ダレンの世界をもっと知りたいと願う若い読者を釘付けにした。

 この原作を、数々のヒット作を送り出してきたプロデューサーのローレン・シュラー・ドナーが、同僚のユアン・レスリーの紹介で手にしたのは05年のことだ。「どの章も、最後は続きを読みたくなるように書かれていて、読み始めたら止まらなくなってしまったわ」と、シュラー・ドナーは映画化を決意した経緯を語る。さらに、レスリーが先を続ける。「このシリーズには、素晴らしい映画に作り替えられる何かがあると思った。普通の少年がヒーローとなり、夢が達成され、ファンタスティックなクリーチャーが登場するなど、特に10代の読者を魅了する部分がたくさんある。若者は誰でもダレンが手に入れたようなバンパイア・パワーが欲しいと思うものだからね」

 原作の権利を確保したシュラー・ドナーとレスリーは、物語をスクリーン上に描いてくれるフィルムメーカーを求め、『アバウト・ア・ボーイ』の脚本でオスカー候補になったポール・ワイツにアプローチ。さらに、『L.A.コンフィデンシャル』でオスカーを受賞したブライアン・ヘルゲランドにも脚本への参加を呼びかけた。

今回の映画化は、『ダレン・シャン』シリーズの最初の3冊を素材としているが、その脚本化のプロセスをシュラー・ドナーが次のように説明する。「まず、ブライアン・ヘルゲランドから原作に沿ったドラフトを貰ったの。シリアスでダークだったヘルゲランドのドラフトにポール・ワイツが手を加えて、よりコミカルに仕上げたというわけ」


原作に魅了されたスタッフの想いから映画化された『ダレン・シャン』。
ぜひダレンの活躍をスクリーンでお楽しみください!

【ダレン・シャン 公式サイト】

3/19(金)、全国ロードショー

(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

2010年03月18日

『ダレン・シャン』~ハリケーン・カトリーナから復興中のルイジアナで撮影~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回も、3/19(金)公開の『ダレン・シャン』から。
主人公ダレンの運命を変えることになる<シルク・ド・フリーク>との出会い。
この奇妙なサーカスの、劇場やキャンプ地の撮影の裏側をご紹介!

ハリケーン・カトリーナから復興中のルイジアナで撮影

 監督のポール・ワイツは、メガフォンを任された当初から、<シルク・ド・フリーク>の上演場所として郊外の崩れ落ちた劇場をイメージしていたが、ニューオリンズではまさにイメージどおりの劇場が見つかった。プロデューサーのローレン・シュラー・ドナーが説明する。「ハリケーンで大きなダメージを受けたまま修復されていないボロボロの劇場を見つけたの。そこの舞台は上下させることが出来て、非常に装飾的なデザインで、まさに私たちが求めていたイメージにぴったりだったわ」

 ニューオリンズのシティ・パークにある橋は、ダレンをサーカスへ導くルートとしてそのまま使用された。また、巡業ショーと<シルク・ド・フリーク>のキャンプの場面のロケ地には、労働時間制限のある10代の主演俳優たちを使いながら夜のミステリアスな雰囲気が出せる場所として、ウィン・ディキシー日用品倉庫が選ばれた。

 <シルク・ド・フリーク>のキャンプをクリエイトするにあたり、ワイツとプロダクション・デザイナーのアーノルドは、ひとつひとつのテントや小屋を、そこに暮らすユニークな住人を反映するものにしたいと考えた。その出来栄えについて、プロデューサーのシュラー・ドナーは、「これまで見たことのないもの」と説明する。「テントのレイアウトは丸くなっていて、家族としての防御体制を作っているの。それぞれのテントは住人の個性に合わせてあるので、エブラのテントは蛇皮製。ミスター・トールのテントは、もちろんとても天井が高いの。マダム・トラスカのテントは、髭が絡むので、物がすべて吊ってあるわ。ポールは、ダレンがキャンプ地に来た時、エキサイティングで楽しい場所だと思えるように、明るく、たっぷりした色彩を要求したの」

ハリケーン被害に遭った本物の劇場や、それぞれのキャラクターに合わせた
テントのセットなどは、<シルク・ド・フリーク>の魅力を最大限に引き出しています。
映画を見るときは、ぜひ周りの風景もチェックしてみてください!

【ダレン・シャン 公式サイト】

3/19(金)、全国ロードショー

(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

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