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2012年07月 アーカイブ

2012年07月09日

『だれもがクジラを愛してる。』~クジラを作る~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回は、7月14日(土)より公開の『だれもがクジラを愛してる。』から。

本作で氷の海に閉じ込められてしまうクジラ達。
今回は、劇中で名演技をみせているこのクジラの秘密をご紹介しましょう。

クジラを作る

今回の撮影で一番の最難関は、劇中に登場するクジラだった。この視覚効果を手掛けたニュージーランドのグラスハマー視覚効果の工房では、ジャスティン・バッキンガムとマイク・レイサムによって3頭のカリフォルニア・コククジラの模型が作られた。ここは02年に手掛けた『クジラ島の少女』で登場した実物そっくりなクジラを制作しており、その見事な出来映えが本作の製作者たちの眼に留まったのだ。

二人は実際の事件のニュース映像をたくさん見て、その動物の見かけや動作を研究した。その大きさの問題を解決し、すぐに頭部の制作に取りかかった。一日中水中にあっても、凍らずに稼働する装置をどうやって設計するかということで、全撮影期間を通して壊れないような部品を選び、制作期間は4カ月にもおよんだ。そしてニュージーランドで水中テストをした後、3頭の鯨はアラスカへ届けられた。

生まれて初めてクジラを目にしたキャストやスタッフも胸が高鳴った。「他に似たような経験をしたのは、『E.T.』のときだけ」とバリモアも言う。「手に触れられる何か、本物そっくりに見える何かと一緒に演技ができたおかげで、掛け替えのない本物の感情や交流が表現できた。氷の上に座ってクジラに触れると、何かの振りをする必要もないのよ。どんどん感情が溢れてきた、だってとても綺麗に見えたから」


まるで本当に生きているかのようなクジラ達。
映画を観る時には、ぜひこのクジラにも注目してみてくださいね。

【だれもがクジラを愛してる。 公式サイト】

7月14日(土)、TOHOシネマズ シャンテ他順次公開

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