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「楽天グリーティング」吉田豊さん、高橋北斗さんインタビュー

今回は日本最大級のグリーティングカードサービスサイト、「楽天グリーティング」の編集を担当されている、楽天株式会社の吉田豊さん、高橋北斗さんにお話をうかがいました。


吉田さん、高橋さん
――このサイトがスタートしたのはいつ頃ですか?

高橋「まず、前身の『ワイノット』が1999年に始まりました。『ワイノット』はPCでグリーティングサービスを提供するサイトとして始まり、追ってモバイル用カードやぬいぐるみサービスが追加されることになりました。最初はPCのみで運営していたものに、後でモバイルも追加されました。」
吉田「現在では、モバイル用カードの使用者数の方が多くなっているほどです。PCの方は『楽天グリーティング』にリニューアルしてから新たにユーザー登録を受け付けたのもあるのですが、モバイルの方が勢いが上がってきているというのは確かですね。」


――様々な種類のグリーティングカードが用意されていますが、
特に人気のあるコンテンツは何ですか?


高橋さん
吉田「通年で人気があるのは『バースディ』や『ゲーム』ですね。その他にも、季節ものや、母の日、父の日などのグリーティングも人気があります。時期に応じて、事業部内でミーティングをして、扱うものを話し合って決定しています。」

――なるほど。その中で、「CINEMA e-Card」として映画を扱おうと考えられたきっかけは何ですか?

高橋「まず、『CINEMA e-Card』のサービス自体をスタートさせたのは前任者の時代だったのですが、楽天に移行するにあたり、
そのサービスをまた新たにスタートしたいという気持ちがありました。さらに、身近なもので『誰かを誘って行けるもの』『人に声をかけたくなるもの』って何だろう?と考えた時に、映画が思い浮かんだことが大きいです。」


――扱う映画の作品はどのようにして決めているのでしょうか?


吉田さん
高橋「各配給会社の今後の作品ラインアップから、この『楽天グリーティング』のユーザーニーズに合いそうなものをチョイスして、こちらから扱いたい、という旨を連絡します。あと、作品の売り込みを受けて、それに対応してグリーティングカードを作成する場合もあります。」
吉田「ユーザーの中心は、『ワイノット』時代から移行してきた層を見ると、30代の女性が多いです。それが、楽天になったことで、男性の利用が増えて、ユーザー層のバランスが良い具合で取れるようになってきたところです。」


――それでは最後に、今後の展望を聞かせてください。

高橋「モバイルに関しては、ファイルサイズが大きいと扱いが難しいということもあり、シネマの展開ができていません。現在、PCで流している予告編を、そのままモバイルでも流すことは難しいとは思いますが、秒数を短くしたものを配信するなどの工夫をして、モバイルでも何らかの対応ができればと思います。」
吉田「前身の『ワイノット』から、楽天に移行する際に、一時的に休止してしまったコンテンツを、パワーアップして復活させたいと思います。例えば、ゲームの結果を相手に送信して、互いに競い合えるような、おもしろいコンテンツも取り入れていきたいですし、映画の壁紙も増やしていきたいです。今の段階では、予告編をFlashプレーヤーで見られるようにしているため、多くの人に気軽に楽しんでもらえるのも魅力の一つだと思います。ぜひ一度アクセスして、グリーティングを使ってみてください!」


「楽天グリーティング」:
http://greeting.rakuten.co.jp/



●吉田豊さんプロフィール
ソフト会社にてCD-ROMなどの制作に携わっていたところ、FlashやWeb制作にも幅広い興味が生まれ、2004年の冬、楽天に移行する少し前の『ワイノット』に入社。現在は、Flash・Web制作を中心にグリーティングサービスの仕事を手がける。

●高橋北斗さんプロフィール
専門学校在学中から、前身の『ワイノット』にてアルバイトしていたことがきっかけで、そのまま入社することに。最初はFlashによるカード、現在はコーディングも含め、広く担当している。

2006年05月29日 18:57

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