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「パンズ・ラビリンス」

幅広い年齢層を虜にし、世界中に熱狂的なファンを持つダーク・ファンタジー
ダレン・シャン』がいよいよ3/19(金)日本公開となります!

ファンタジーでありながら、作品の持つ影の部分に重点を置き
通常のファンタジー映画とは違う、怪しい魅力を放つダークファンタジー。
今回は、その幻想的な世界観とリアルで切実なストーリーが話題を呼んだ
「パンズ・ラビリンス」をご紹介します。

パンズ・ラビリンス
   パンズ・ラビリンス
本作は2006年度カンヌ国際映画祭で20分に及ぶスタンディングオベーションでの賞賛を受けたことを皮切りに、全米批評家協会賞では『ディパーテッド』を押さえ最優秀作品賞を受賞、アカデミー賞では6部門にノミネートされ、撮影賞、美術賞、メイクアップ賞を受賞するなど、各国の映画賞で60以上の賞を受賞し、世界中で高い評価を得ました。


1944年のスペイン内戦で優しい父を亡くした少女オフェリアは、母の再婚相手で、独裁者フランコに心酔している冷酷残忍なフランス軍大尉、ビダルの元に身を寄せることになった。
義父が駐屯している軍の砦での生活を送っていたオフェリアだったが、母よりお腹の子を心配し、生まれる子は男だと決め付けている義父を好きにはなれなかった。また義父も、もうすぐ生まれる自分の息子だけを欲しがり、オフェリアのことは疎ましく思っていた。

この現実から逃れるように、妖精やおとぎ話の世界に引き込まれていったオフェリアの元に、ある日“妖精”が現れ、秘密の森の迷宮へと導く。そこでオフェリアを待っていたのは迷宮の番人パンだった。彼は「あなたこそは地底の王国の姫君だ」とオフェリアに告げる。
そして、オフェリアが本当に姫君であるか確かめるために、3つの厳しい試練を与えた。
オフェリアはこの試練に挑む決意をするのだが…。


本作のメガホンを握ったのは、異才を放つ映画監督として名高いギレルモ・デル・トロ。
ギレルモ監督の作品には、昆虫などからインスピレーションを得た少々グロテスクで奇妙な造形をしたクリーチャーが多数登場することでも有名ですが、本作にも手のひらに目玉がある怪人や、うごめく根菜のような生き物など、作品の陰の部分を効果的に表現するクリーチャーがたくさん登場します。

クリーチャーの製作にはアナログ感が重視され、CGと合わせて特殊メイクや着ぐるみも多用。例えば、迷宮の番人パンは顔や手は特殊メイク、足だけはCGで製作されています。また、オフェリアが訪れる神聖かつどこか恐ろしい雰囲気を漂わせる地下の迷宮は、ほとんどがCGで製作されました。

ちなみに、迷宮の番人パンと手のひらに目玉がある怪人ペイルマンを演じたのは、『メン・イン・ブラック2』などハリウッド映画で数々のクリーチャーを演じ、ギレルモ作品の常連であるダグ・ジョーンズ。
リアルな質感にこだわった特殊メイクとそれを補う最新鋭のCG、そして名俳優の演技が合わさり、クリーチャーたちに人間の動作を感じさせる生々しさを演出しました。


“ファンタジー”と“リアル”が絶妙なバランスで混じり合い、
不思議で奇妙なクリーチャーが物語のダークさに深みを与える「パンズ・ラビリンス」。

3/19(金)公開の『ダレン・シャン』でも、主人公ダレンは親友を救うため自らバンパイアとなり、過酷な運命を生きることになります。こちらにも“可愛い”だけにはとどまらない、少し毒のあるキャラクターがたくさん登場しますよ!

大人から子供まで楽しめるダークファンタジーを、ぜひ劇場でお楽しみください!

『ダレン・シャン』の公式サイトはこちらから↓
【ダレン・シャン 公式サイト】

3/19(金)、全国ロードショー

2010年03月11日 13:47

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