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やっぱり気になる！フットボーラーの妻の日常

　レギュラー陣の不調が続くなか、何とかベスト１６に残ることができたイングランド。タブロイド雑誌では、選手の妻のゴシップがいっぱいだ！

ドラマも人気の『Footballers' Wives』

　フットボールに興味のない人には、ちと辛いワールドカップシーズン。毎晩のゴールデンタイムはすべてフットボール（たまにウィンブルドン？）に占領されているような状態。

　主将ベッカムが「あまり魅力のない勝ち方」というとおり、あまりパッとしない勝利で、ベスト１６への切符を手にしたイングランドではあるが、いまいち腑向けた試合ではあっても、フットボール漬けの日々はまだまだ続きそうである。
　さて、男たちがパブに集まりフットボール観戦またはＴＶに釘付けになっている間、家にぽつんと取り残される妻のことを、英語で「football widow(フットボール未亡人)」と言ったりする。そんな「フットボールなんて興味ないわよ」という悲しき奥様方の憂さ晴らしは、もっぱらフットボーラーの妻に関するゴシップである。

　ちなみにイギリスでは『Footballers' Wives』　というメジャードラマがあり、シリーズ化はもちろん、スピンオフものも制作されるほどの人気。

　内容はというと、スポーツ感動ものなどではなく、とあるプロチームの選手とその妻たちの私生活のもつれ、ゴタゴタを描いたもの。日本で“野球選手の私生活と妻の話“ドラマが放映されることはまずなさそうなことから言っても、イギリスのフットボーラーの特別さがよくわかるような気もする。


フットボーラーの妻がファッションリーダー？

　大衆紙のＴＨＥ　ＳＵＮでは、 「The hottest WAG」（一番熱いフットボール選手の妻とガールフレンド）※ＷＡＧ＝wife and Girlfriendという、まったくどうでもいいような投票キカクが行われた。

　この投票で一番人気だったのは、ＤＦのＡ．コールのガールフレンドで、ガールズアラウドのメンバーのシェリル。人気女の子グループのボーカルという点から、「第二のポッシュになるか？」と言われる彼女だが、自分自身も有名でファッションセンスもよいシェリルは、未亡人たちの憧れの的のよう。

　このほか、ドイツ入りしたＷＡＧたちがどんなバッグを持って歩いているか、どんなドレスを着ていたか、どんな風にお金を使っているか（ネイルエステを3日おきに受けているとか、自家用機でドイツ入りしたとか）、などが写真いりで事細かにレポート。一見フツーに見える彼女らに、未亡人は「私もいつかは！」と夢を膨らませているのだろうか？　それぞれの記事の最初には「ピッチで何が起こっても気にしない！」とか「ピッチで起こったことは忘れて」とかいった一文があり、すでに夫の活躍や試合内容とは関係なく、妻やガールフレンドの一挙一動が注目されているようにも思える。

　イギリスでは、フットボーラーの妻やガールフレンドになるだけで、超有名になってお金も入ってくるという。彼女達の姿からは“内助の功”なんて言葉は、まったくイメージできないけれど、実際はどうなのか？　有名人の妻の私生活、やっぱり興味がつきない。


TEXT BY シラヤナギリカ

2006年06月29日 17:46

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