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春の訪れとともに… ABC・社交ダンス番組で快挙!
3月21日は春分の日。全国的に穏やかな陽気につつまれたようですが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?
一年を通して温暖なロサンゼルスでも、春のお花が顔を見せ始めています。そんな春の到来を感じつつも、特にこの時期は日本へ帰りたくなる季節。ここ数年、満開の桜を見逃し続けている筆者なのですが、ちょうどお花見替わりになりそうな新番組が登場しました。
チャンネルABCで放送を再開した”Dancing with the Stars”が、第4シーズンを迎えて過去最高視聴率を記録。月曜日のナイト・フットボールの放送権を失った今、ABCにとって新たなモンスター番組となりそうです。そこで今回は、およそ2億1800万人が見守った計算となる初回放送・3月19日分の模様をお伝えしていきます。
この”Dancing with the Stars”とは、イギリスの”Strictly Come Dancing”という人気番組をライセンス化したTVショー。男女ともにいわゆる「セレブ」を迎えての社交ダンスバトルで、異性のプロダンサーとコンビになり、全11組で競います。日本でも「芸能人社交ダンス部」なる番組が人気を博しているようですが、そのアメリカ版だと説明すれば分かりやすいかもしれません。実のところ、今までの各シーズンはいまひとつパッとしなかった本番組。ハッキリ言ってしまうと、思わず「…誰?」と首をひねってしまいそうになる有名人が出演していました。いよいよ第4シーズンを迎え、ゲストが以前より格段と華やかに。これが、今回の高視聴率の理由だと思われます。
まずは、イアン・ジーリング。この名前から誰だか分かったするどい方々は、間違いなく”Beverly Hills, 90210”(邦題:ビバリーヒルズ高校白書/青春白書)のファンなはず。スティーブ・サンダース役で人気を博した彼は、現在TVシリーズやブロードウェイを中心に活躍中。それでもやっぱり、アメリカにおいても「ビバヒル」のスティーブとして定着しています。あの歴史的人気ドラマの誕生から10年以上経った今でも、ちっとも変わらないジーリング。性格の良さがにじみ出ているスマイル&トークと、キレの良いダンスのテクニックに魅了されてしまいました。
続いて、元NBAの一流スター選手、クライド・「グライド」・ドレクスラー。NBA界ではもちろん、1992年のバルセロナオリンピックにおけるドリーム・チームの一員としても活躍した彼が、今度はダンサーとなってTVに登場です。201センチというダイナミックなサイズで社交ダンスに挑む姿は、意外にも超シャイ。パートナーに気を使うかのように少し身をかがめて踊る様子が、とっても可愛らしく映りました。
他の男性陣では、人気アイドルグループ「’N Sync」のメンバーであるジョーイ・ファートン。アイドル時代があったとはまず信じられない程にぽっちゃりしてしまった彼ですが、ダンスに置いてはさすがの一言。持ち前のリズム感を発揮して、今回のお披露目では1位通過となりました。現在は活動休止中のイン・シンクの中ではジャスティン・ティンバーレイクばかりに注目が集まっていた昨今ですが、今後ファートンがどれだけ魅せてくれるかに期待が集まります。
一方の女性陣の中で、最も話題となっているのがヘザー・ミルズ。あのポール・マッカートニーと離婚協議の真っ只中にいる女性と言えば、日本でも有名かもしれません。元モデルの彼女は現在、ボランティアやチャリティーの活動家として知られています。1993年に交通事故に遭い、左足の膝下を切断。義足での本番組出場者は彼女が初めてで「障害があってもダンスを楽しめることを伝えたい」と語っています。
他にも、モハメド・アリの愛娘で女性プロボクサーとして活躍するライラ・アリや、元祖スーパーモデルのポーリーナ・ポリスコヴァ、オリンピックの金メダリストで現役スピードスケート選手であるアポロ・アントン・オーノも気になります。名前からもお察しのように日本の血を引くオーノに加え、審査員のひとりであるキャリー・アン・イナバも日系人。何だか、日本人としても余計に応援したくなる番組になりそうです。
まるで本物のダンス大会のように広い会場、大勢の観客、クレーンなども交えて何台あるのか分からないほどのカメラと、シンガーやバックバンドによる生演奏に乗せての社交ダンス…。と、どれをとっても派手!の一言に尽きるこの番組。ペア同士の熱いハグや、ダンスの素人とはまず思えない余裕の表情、そして(かなりの目立ちたがり屋さんが多い)プロダンサー達のパフォーマンスも見どころです。FOXの人気番組「アメリカン・アイドル」と同様に、視聴者の電話・メールによる投票で毎週一組ずつ落選するシステムとなっており、月曜日にパフォーマンス、火曜日に脱落ペアが今後10週間に渡って放送されていく予定です。最終的に、どのコンビが優勝となるのか?皆さんも、下記のホームページから参加者達の横顔をチェックしてみてください。
“Dancing with the Stars”公式ホームページ
TEXT BY アベマリコ
一年を通して温暖なロサンゼルスでも、春のお花が顔を見せ始めています。そんな春の到来を感じつつも、特にこの時期は日本へ帰りたくなる季節。ここ数年、満開の桜を見逃し続けている筆者なのですが、ちょうどお花見替わりになりそうな新番組が登場しました。
チャンネルABCで放送を再開した”Dancing with the Stars”が、第4シーズンを迎えて過去最高視聴率を記録。月曜日のナイト・フットボールの放送権を失った今、ABCにとって新たなモンスター番組となりそうです。そこで今回は、およそ2億1800万人が見守った計算となる初回放送・3月19日分の模様をお伝えしていきます。
この”Dancing with the Stars”とは、イギリスの”Strictly Come Dancing”という人気番組をライセンス化したTVショー。男女ともにいわゆる「セレブ」を迎えての社交ダンスバトルで、異性のプロダンサーとコンビになり、全11組で競います。日本でも「芸能人社交ダンス部」なる番組が人気を博しているようですが、そのアメリカ版だと説明すれば分かりやすいかもしれません。実のところ、今までの各シーズンはいまひとつパッとしなかった本番組。ハッキリ言ってしまうと、思わず「…誰?」と首をひねってしまいそうになる有名人が出演していました。いよいよ第4シーズンを迎え、ゲストが以前より格段と華やかに。これが、今回の高視聴率の理由だと思われます。
まずは、イアン・ジーリング。この名前から誰だか分かったするどい方々は、間違いなく”Beverly Hills, 90210”(邦題:ビバリーヒルズ高校白書/青春白書)のファンなはず。スティーブ・サンダース役で人気を博した彼は、現在TVシリーズやブロードウェイを中心に活躍中。それでもやっぱり、アメリカにおいても「ビバヒル」のスティーブとして定着しています。あの歴史的人気ドラマの誕生から10年以上経った今でも、ちっとも変わらないジーリング。性格の良さがにじみ出ているスマイル&トークと、キレの良いダンスのテクニックに魅了されてしまいました。
続いて、元NBAの一流スター選手、クライド・「グライド」・ドレクスラー。NBA界ではもちろん、1992年のバルセロナオリンピックにおけるドリーム・チームの一員としても活躍した彼が、今度はダンサーとなってTVに登場です。201センチというダイナミックなサイズで社交ダンスに挑む姿は、意外にも超シャイ。パートナーに気を使うかのように少し身をかがめて踊る様子が、とっても可愛らしく映りました。
他の男性陣では、人気アイドルグループ「’N Sync」のメンバーであるジョーイ・ファートン。アイドル時代があったとはまず信じられない程にぽっちゃりしてしまった彼ですが、ダンスに置いてはさすがの一言。持ち前のリズム感を発揮して、今回のお披露目では1位通過となりました。現在は活動休止中のイン・シンクの中ではジャスティン・ティンバーレイクばかりに注目が集まっていた昨今ですが、今後ファートンがどれだけ魅せてくれるかに期待が集まります。
一方の女性陣の中で、最も話題となっているのがヘザー・ミルズ。あのポール・マッカートニーと離婚協議の真っ只中にいる女性と言えば、日本でも有名かもしれません。元モデルの彼女は現在、ボランティアやチャリティーの活動家として知られています。1993年に交通事故に遭い、左足の膝下を切断。義足での本番組出場者は彼女が初めてで「障害があってもダンスを楽しめることを伝えたい」と語っています。
他にも、モハメド・アリの愛娘で女性プロボクサーとして活躍するライラ・アリや、元祖スーパーモデルのポーリーナ・ポリスコヴァ、オリンピックの金メダリストで現役スピードスケート選手であるアポロ・アントン・オーノも気になります。名前からもお察しのように日本の血を引くオーノに加え、審査員のひとりであるキャリー・アン・イナバも日系人。何だか、日本人としても余計に応援したくなる番組になりそうです。
まるで本物のダンス大会のように広い会場、大勢の観客、クレーンなども交えて何台あるのか分からないほどのカメラと、シンガーやバックバンドによる生演奏に乗せての社交ダンス…。と、どれをとっても派手!の一言に尽きるこの番組。ペア同士の熱いハグや、ダンスの素人とはまず思えない余裕の表情、そして(かなりの目立ちたがり屋さんが多い)プロダンサー達のパフォーマンスも見どころです。FOXの人気番組「アメリカン・アイドル」と同様に、視聴者の電話・メールによる投票で毎週一組ずつ落選するシステムとなっており、月曜日にパフォーマンス、火曜日に脱落ペアが今後10週間に渡って放送されていく予定です。最終的に、どのコンビが優勝となるのか?皆さんも、下記のホームページから参加者達の横顔をチェックしてみてください。
“Dancing with the Stars”公式ホームページ
TEXT BY アベマリコ
2007年03月29日 13:40
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