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今年も大盛況!LAフィルムフェスティバル
街中が水色のポスターで埋め尽くされると、今年も「あの」イベントの季節。そう、ロサンゼルスのビッグイベント「Los Angeles Film Festival」です。この夏の話題作からインディペンデント映画、ドキュメンタリー作品に至る233作品を一挙公開中。気になるラインナップをご紹介していきます。
今年で13回目となる本映画祭は6月21日から7月1日まで、11日間の開催予定。昨年からUCLAの本拠地であるウエストウッド・ヴィレッジがホームとなりましたが、その評判も上々。歩いて回ることが出来る各シアターや、広くてアクセスが便利な駐車場、そして多くのショップやレストランに隣接していることが人気の原因のようです。来場者は、アメリカ国内のみならず、世界各国から集められた映像を楽しむことができます。そのバリエーションも、長編・短編・アニメーション・ミュージックビデオなど多岐に渡ります。他にも、ハリウッドの業界人や有名監督らを迎えたパネル・ディスカッション形式のイベントも予定され、10ヶ所以上に用意された各会場は大変な賑わいを見せています。
本年度のフェスティバルで最も注目を集めている一本が、マイケル・ベイ監督&スティーブン・スピルバーグのコンビによる「トランスフォーマー(邦題)」。日本では8月に入ってからの公開となっていますが、全米ではこのLAフィルムフェスティバルがプレミア会場に。6月27日の初上映が待たれます。また、ドン・チードル扮する奇天烈ファッションのDJが見もの、フェスティバルの初日を飾った”Talk to Me (原題)”も話題になっています。一方、サンダンス映画祭でも好評だった、ジョージ・ラトリフ監督による洗練されたサイコ・スリラー”Joshua” (原題)”がいよいよLAに参上。こちらも見逃せません。
そして、最終日の上映が予定されるのは「トレインスポッティング(邦題)」で世界を沸かせたダニー・ボイル監督の最新作「サンシャイン2057(邦題)」。真田広之さんとボイル監督のコラボレーションが話題の本作は、日本ではすでに公開済み。外国映画の公開がやたらと遅れるアメリカでは、本映画祭が初のお披露目ということになります。米国での評価はどうなるでしょうか?
気になる日本からの参加作品は、合田経朗監督による「こま撮りえいが こまねこ(邦題)」。ストップアニメーション技術が集結された本作は、子供からオトナまで楽しめること間違いなし。日本ではもうDVDの発売が予定されているようですが、先日初めて見た筆者は愛くるしいこまちゃんの動きに完全ノックアウト。言語を必要としないキャラクター描写や映像の見せ方に、大興奮させられてしまいました。CG全盛の今日の映画には真似することのできない温かい質感は、全て手作り・手描きにこだわった気の遠くなるような作業のたまものです。本映画祭では、23日と30日の2回上映。こまちゃんやいぬ子ちゃんがどれだけ多くの観客達をシビレさせるのか、こちらも楽しみです。
毎年、映画界に貢献した者に贈られる「スピリット・オブ・インディペンデンス賞」の受賞者に、本年度は「アメリカ映画界の財産」とも呼ばれるクリント・イーストウッド氏が選ばれています。また、長編物語部門・長編ドキュメンタリー部門・短編映画部門では、賞金5万ドルを争うコンペティションが行われます。最優秀賞を受賞するのはどの作品?今後も、新しい動きを追ってご報告していきたいと思います。
TEXT BY アベマリコ
今年で13回目となる本映画祭は6月21日から7月1日まで、11日間の開催予定。昨年からUCLAの本拠地であるウエストウッド・ヴィレッジがホームとなりましたが、その評判も上々。歩いて回ることが出来る各シアターや、広くてアクセスが便利な駐車場、そして多くのショップやレストランに隣接していることが人気の原因のようです。来場者は、アメリカ国内のみならず、世界各国から集められた映像を楽しむことができます。そのバリエーションも、長編・短編・アニメーション・ミュージックビデオなど多岐に渡ります。他にも、ハリウッドの業界人や有名監督らを迎えたパネル・ディスカッション形式のイベントも予定され、10ヶ所以上に用意された各会場は大変な賑わいを見せています。
本年度のフェスティバルで最も注目を集めている一本が、マイケル・ベイ監督&スティーブン・スピルバーグのコンビによる「トランスフォーマー(邦題)」。日本では8月に入ってからの公開となっていますが、全米ではこのLAフィルムフェスティバルがプレミア会場に。6月27日の初上映が待たれます。また、ドン・チードル扮する奇天烈ファッションのDJが見もの、フェスティバルの初日を飾った”Talk to Me (原題)”も話題になっています。一方、サンダンス映画祭でも好評だった、ジョージ・ラトリフ監督による洗練されたサイコ・スリラー”Joshua” (原題)”がいよいよLAに参上。こちらも見逃せません。
そして、最終日の上映が予定されるのは「トレインスポッティング(邦題)」で世界を沸かせたダニー・ボイル監督の最新作「サンシャイン2057(邦題)」。真田広之さんとボイル監督のコラボレーションが話題の本作は、日本ではすでに公開済み。外国映画の公開がやたらと遅れるアメリカでは、本映画祭が初のお披露目ということになります。米国での評価はどうなるでしょうか?
気になる日本からの参加作品は、合田経朗監督による「こま撮りえいが こまねこ(邦題)」。ストップアニメーション技術が集結された本作は、子供からオトナまで楽しめること間違いなし。日本ではもうDVDの発売が予定されているようですが、先日初めて見た筆者は愛くるしいこまちゃんの動きに完全ノックアウト。言語を必要としないキャラクター描写や映像の見せ方に、大興奮させられてしまいました。CG全盛の今日の映画には真似することのできない温かい質感は、全て手作り・手描きにこだわった気の遠くなるような作業のたまものです。本映画祭では、23日と30日の2回上映。こまちゃんやいぬ子ちゃんがどれだけ多くの観客達をシビレさせるのか、こちらも楽しみです。
毎年、映画界に貢献した者に贈られる「スピリット・オブ・インディペンデンス賞」の受賞者に、本年度は「アメリカ映画界の財産」とも呼ばれるクリント・イーストウッド氏が選ばれています。また、長編物語部門・長編ドキュメンタリー部門・短編映画部門では、賞金5万ドルを争うコンペティションが行われます。最優秀賞を受賞するのはどの作品?今後も、新しい動きを追ってご報告していきたいと思います。
TEXT BY アベマリコ
2007年06月28日 20:12
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