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最新パワーリスト:「ハリウッドの女性100名」

毎年、アメリカでは「最も~な人々」といった様々な「番付表」が数多く発表されます。各界の著名人を含むTIME誌の「最も影響力のある100名」は”TIME 100”として知られ、恐らく世界で一番有名なパワーリストとされていますが、他にもFHM誌が選ぶ「最もセクシーな女性100名」、People誌の「最もセクシーな俳優100名」、Forbes誌による「最もパワフルな女性100名」と「最も有益な俳優100名」、そしてHollywood Reporter誌が選ぶ「エンタメ業界で最も有力な女性100名」などなど、ビジネス業界から芸能界に至るまでの「スゴイ人々」が年々選び出されています。そういったパワーリストの最新版が、先日Premiere誌によって発表された「ハリウッドの女性100名」。その気になる面々を覗いてみましょう。

まず、2007年度のナンバーワンを飾ったのは、ソニー・エンタテインメントの共同会長エイミー・パスカル女史。2006年には、「ダ・ヴィンチ・コード(邦題)」や「幸せのちから(邦題)」などを含む12作もの全米第一位の映画を生み出した功績が称えられています。ちなみに彼女は、ここ数年のパワーリストTop3の常連です。

ハリウッド関係者に混じって堂々3位の
J.K.ローリング
続いて選ばれているのは、ドリーム・ワークスのCEO(最高経営責任者)であられるステイシー・スナイダー女史。ハリウッド一の切れ者として知られる彼女は、今回のリストでは第二位に甘んじています。スティーブン・スピルバーグ監督のお気に入りでもあり、今後も監督との共同作業が続きそうです。

そして、3位に付けたのはご存知J. K. ローリング。ハリー・ポッターシリーズの著者として世界中で知られるようになり、しばしば「歴史上最も稼いだ作家」と紹介される彼女。細腕ひとつで育児と執筆活動を両立、ベストセラーを生み出したローリングは、作家としてだけではなくひとりの女性としても尊敬を集めているようです。

その後に続くのは、大御所の女優達。ジュリア・ロバーツ、リース・ウィザースプーン、ニコール・キッドマン、アンジェリーナ・ジョリー、ケイト・ブランシェットなど、ハリウッドの第一線で活躍する女性達ばかり。その次に名前が挙がっている若干22歳のキーラ・ナイトレイがちょっぴりかすんでしまう?ほどの、堂々たるラインナップです。

今回の番付では多くのエージェント、マネージャー、インディペンデント映画の女性監督らも名を連ねていますが、やっぱり強いのはアクトレス達。上記の面々に続くのは、ジョディー・フォスター、サンドラ・ブロック、ケイト・ウィンスレット、メリル・ストリープ、キャメロン・ディアス、ジェニファー・アニストン、ナタリー・ポートマン、ハル・ベリー、そしてクイーン・ラティファなどの大スター達。…こうして並べてみると、本当にハリウッドはスゴイ場所なのだと思わされます。

今回のリストで意外だったのが、女優・監督、そして昨今はプロデューサーとしても活躍するサルマ・ハエックが55位だったこと。昨年より数々の賞レースを総ナメにしてきた「アグリー・ベティ(邦題)」も製作を指揮しています。本コラムでも度々紹介している筆者イチオシのこのドラマは、日本でも今秋から放送が決定している模様。BSに加入している方々は一見の価値ありです。大活躍のわりに、55位というのは低すぎるのでは? また、ここのところアルコール&ドラッグ絡みでゴシップ誌を賑わせているリンジー・ローハンは74位。そして、今やトム・クルーズ夫人となったケイティ・ホームズはギリギリ95位にランクイン。この微妙な順位では、Mr. ハリウッドの旦那様は面白くないかもしれません。

本年度のPremiere誌が選ぶ「ハリウッドの女性100名」は以上のような結果に。これが他誌による「セクシー部門」などになって来ると、ガラリと変わるのもまた一興です。これからの露出度やスキャンダルで、来年度のパワーリストを占ってみるのも良いかも?

TEXT BY アベマリコ

2007年08月23日 19:30

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