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映画スターも参戦!面白インターネットサイト

今や、我々の生活において無くてはならない存在となったもの。YouTubeを代表とする動画や音楽の配信、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にブログまで、情報満載のインターネット。お気に入りのサイトとなると、一日に一度はチェックしなければ気が済まない!なんて(筆者のような)方々も少なくはないはずですが、それはここアメリカも同じこと。多くの人々がハマっちゃう、現在アメリカで人気のお笑い系サイトをピックアップしてご紹介していきます。


↑ロスト・イン・トランスレーションでおなじみの
ビル・マーレイも登場

『Funny or Die』: http://www.funnyordie.com/
有名・無名問わずの自称コメディアンによるビデオが投稿されているサイトがこちら。タイトルの通り「面白い」か「墓場行き」なのかをユーザー投票で決めるのですが、その人気を裏付けるのが超豪華な創設メンバー。サタデー・ナイト・ライブ (SNL)の元メンバーで「オースティン・パワーズ (1997)」や「ウエディング・クラッシャーズ (2005)」などで知られる人気俳優ウィル・フェレルと、コメディ監督/作家のアダム・マッケイ、女優ブルック・シールズの旦那様でプロデューサー/脚本家を務めるクリス・ヘンチーらが中心となって、これは!という爆笑ビデオを投稿・批評しています。フェレルを始め、スタンダップ・コメディアン/脚本家/俳優でもあるルイス・C・Kや、辛口コメディアンとしてお馴染みのサラ・シルバーマンなど、有名どころもこぞって自作ビデオを寄せるこのサイト。お笑い好きのマストになっているようです。

『EBaum’s World』: http://www.ebaumsworld.com/
現在、YouTubeのサーバー上だけでも5千万本以上のビデオが見られると言われていますが、そうしたネット上動画のとりこになってしまったのがエリック・バウマン氏。学生時代にインターネット・ビデオクリップの収集にハマってしまい、大学を中退してまで本サイトの運営に没頭。今では70名ものスタッフを持つ、リッチな社長となりました。氏を含め、従業員総出で面白い動画を探す日々。何とも奇妙かつ、笑いの溢れていそうな職場ではありませんか。こちらのサイトにあるのは爆笑系・グロ系・キモ系?など、人目を引きそうな動画なら何でもござれの状態。低俗だ、趣味が悪い!などと散々こき下ろされつつも、粘り強く人気を集めているサイトです。


↑こちらはウィル・フェレル。
米国では超有名なコメディアンだ。
『English.com』: http://www.engrish.com/ 海外旅行中に、不思議な日本語グッズを目撃したことはありませんか?特にハリウッドでは、思わず吹き出してしまうような「勘違い漢字タトゥー」をしばしば目撃します。それの英語版が、このサイト。世界各国から集められた「英語の誤用」が、写真付きで掲載されています。ちょっと覗いてみると、日本からの投稿が何とも多いことか。我々が通常、普通に見ているお菓子のパッケージやCDジャケットも、イングリッシュスピーカーからすれば度肝を抜かれてしまう模様。各写真に添えられた一言も結構笑えます。似たようなもので、メモに残されたポエムを掲載した『Found Magazine』( http://www.foundmagazine.com/)、ニューヨーカー達のシニカルなジョークが満載の『Overheard in New York』( http://www.overheardinnewyork.com/)、意味深な壁の落書きを集めた『Pictures of Walls』( http://www.picturesofwalls.com/)なども大人気だとか。それぞれ、学校では教わらない「生きた」英語のレッスンにいかがでしょうか?

『The Subservient Chicken』: http://www.subservientchicken.com/
こちらは、以前日本でもちょこっとだけ話題になったと思われるサイト。大手ファーストフードチェーン「バーガー・キング」が宣伝用に作成したものです。本サイトを訪れると、アパートのような一室に着ぐるみチキン君がぽつり。テキスト・ウィンドウに指令(英単語のみ)を打てば、その指示通りにチキンが動いてくれるという摩訶不思議な設定です。開始5日間で1500万件、通算で4億5000万件ものヒットがあったというモンスターサイトですが、筆者としてはどうにもこのチキンが怖い…。コマンドによってはカメラに近づいて来るのですが、そのアップは夢にも出そうな勢いでした。暇を持て余している時など、怖いもの見たさで挑戦してみて下さい。

『Mullets Galore』: http://www.mulletsgalore.com/
「マレットがいっぱい!」と題されたこのサイトは、1970~80年代に大流行を見せた髪形「マレット」を徹底的にドキュメントしたもの。その名前だけではピンと来ない方々も多いと思いますが、前から見ると短髪で後ろだけ長髪、もしくは昔のミュージシャンの髪型、と言ってしまえば想像が付くかもしれません。ひとくちでマレット、と言ってもその種類は様々らしく、本サイトでは果敢にも30種以上に分類を試みています。このサイトを毎日閲覧する人々がどれだけいるのかは謎ですが、これを「笑える」サイトに挙げる人がいるのは妙に納得です。

爆笑ものからちょっと微妙なものまで一気にご紹介して参りましたが、これらは本当に現在アメリカで人気のあるサイト上位に入った一部。ハリウッドでは、このようなサイトを頻繁に訪れ、次回作のアイディアを練る脚本家も少なくないというから驚きです。今回、気になるサイトを発見した方々は、くれぐれもお時間がある時にどうぞ。会社でこっそり…の後に、ボスにバレて怒られちゃっても責任を負いかねますので、ご了承ください。

TEXT BY アベマリコ


2007年10月11日 16:44

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