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ハロウィーン・ナイト!Knott’s ‘Scary’ Farm

アメリカ人が大好きな年間行事=10月31日のハロウィーンはもうすぐそこ。
エンタメ天国ロサンゼルスの各テーマパークでは、すでに様々な特別イベントが始まっています。中でも、Knott’s Berry Farmが毎年”Knott’s ‘Scary’ Farm”に名前を変えて開催する「Halloween HAUNT」は、ひときわホラー満載なことで有名。今回は、筆者が決死の覚悟?で乗り込んだイベントの模様をレポートしていきます。




ちょっと恐ろしげなマネキンがお出迎え
ロサンゼルス近郊のブエナ・パークに位置するナッツベリーファームは、1940年創業の老舗遊園地。「アメリカ初のテーマパーク」をスローガンに、当園キャラクターのスヌーピーやチャーリー・ブラウンが我々を出迎えてくれます。通常は、豊富なローラーコースターやアトラクションでキッズ達を惹きつけていますが、ハロウィーン・シーズンとなると話は別。開演時間は平日19時―25時 (金・土曜は26時まで)のナイトタイムとなり、13歳以下は入園お断りの「真夜中の遊園地」へと様変わりします。

「Halloween HAUNT」の暗い園内に一歩足を踏み入れると、もうそこは地獄の様相。様々なゴーストやモンスターに扮した生身のパフォーマー達に出迎えられます。極限まで照明が落とされ、いたるところにスモークが焚かれており、ただ歩くのにも緊張感いっぱい。来園者に直接触れないことがパフォーマー達のルールになっているようですが、実際それ以外なら何でもアリ。物陰からものすごい形相で飛び出してきたり、いきなり物音を立てたり、果ては火花を散らして目の前にスライディングしてきたりと、やりたい放題の手荒な「お出迎え」に、ホラー系があまり得意ではない筆者の心拍数は上がりっぱなしでした。



        普段は訪れることのない夜のテーマパーク
絶叫マシーンなど、普段通りのアトラクションも一部運行中ですが、ここの目玉は「Maze」と呼ばれるお化け屋敷の数々。今年は、ニューフェイスとなる5館を含む13種類が並びました。そのほとんどが、古典的かつ最も怖い「徒歩」スタイル。グロテスクなホラーメイクを施したパフォーマー達が館内のあちこちに潜み、容赦なく襲いかかってきます。また、毎年ハロウィーン近くになると次々封切られるホラー映画から、本年度は”Quarantine (原題)”のアトラクションが登場しました。スペイン映画”[REC]”のリメイクである本作は、R指定にもかかわらず初登場でBox Officeの週末トップに躍り出るほどの注目映画。お化け屋敷に形を変え、ここでも多くの悲鳴が聞こえてきました。

一方、イベント開催期間中はハロウィーン仕様のエンターテイメント・ショーも充実。4種類の演目が来場者を楽しませてくれます。「THE HANGING: OILS WELL THAT ENDS WELL」のステージは、近年の人気映画や「時の人」を扱い、ゴシップあり下ネタありのブラックジョークが満載。特にアメリカ大統領選目前の今、民主党代表バラック・オバマ氏や共和党代表のジョン・マケイン氏の(微妙に似ていない)そっくりさんが現れて会場を沸かせました。ジャック・スパロウやマイケル・マイヤーズなど人気映画のキャラクターに扮したパフォーマーも続々と登場し、本年度のナンバーワン・ミュージカル映画「マンマ・ミーア!(邦題)」の大団円を披露。こうしたダンスやアクロバットを盛り込んだステージの数々も、押さえておきたいアトラクションとなっています。

今年で第36回目を迎えたKnott’s ‘Scary’ Farmの「Halloween HAUNT」は、11月1日までの開催。ホラー大好きな心臓の強い方々には、オススメのイベントです。かくいう筆者も、ちょっと病みつきになりそう。行く度に、格好悪いほどに絶叫&腰砕けとなること必至ですが…。

興味のある方々は、下記のホームページより詳細をご覧下さい。

その際、おどろおどろしい音声にはご注意を。

【Knott’s Scary Farm “Halloween HAUNT”】

TEXT BY アベマリコ

2008年10月30日 15:55

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