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本年度よりダウンタウンへお引越し: 第16回Los Angeles Film Festival

先週17日にいよいよ開幕した「LA Film Fest」こと「Los Angeles Film Festival」。今月27日までの開催期間中には各招待作品の上映だけに限らず、ファミリーで楽しめるイベントが目白押しとなっています。シネフィル=映画好きはもちろんのこと、イベント好きにも嬉しい毎年恒例のLAFF。見どころ満載のラインナップを一挙にご紹介していきます。


  現在LA市内をジャックしているLAFFバナー
本年度で16回目に突入したLAフィルムフェスティバル (LAFF) は、NPO団体Film Independentが主催、地元紙Los Angeles Timesや大手チェーンTargetなどが協賛する州内最大級の映画祭。30カ国を優に超える国々から集められた長編/短編映画、ドキュメンタリー作品やアニメーション、ミュージックビデオなどが余すところなく堪能できる11日間となっています。
これまで過去4年間は名門校UCLAのあるウェストウッド・ヴィレッジにて開催されていましたが、2010年度からはホームグラウンドをLAダウンタウンへと移動。近年は市内指折りの観光地としてすっかり定着している複合施設L.A.Liveを中心に、隣接シアターにて各作品の上映が行なわれることとなりました。


今年のオープニング・ナイトを飾ったのは、ジュリアン・ムーアやアネット・ベニングらが共演、サンダンス映画祭などの大型フェスティバルにて観客の話題をさらったコメディ・ドラマ”The Kids Are All Right (原題)”。

  『怪盗グル―の月泥棒 3D』は10/29(金)より日本公開!
  吹替キャストの笑福亭鶴瓶さん&芦田愛菜ちゃんもLAに参上!

そして最終日にはクロージング作品として、スティーヴ・カレル&ラッセル・ブランドという米英コメディアン対決に注目が集まるアニメーション映画”Despicable Me(原題)”が、一般公開よりひと足早く登場する予定となっています。こちらは邦題「怪盗グル―の月泥棒 3D」として、10/29(金)より日本公開も決定しました!

また開催8日目の24日に行なわれる「トワイライトシリーズ」の第3作目”The Twilight Saga: Eclipse”のレッドカーペット・イベント/プレミア上映に先駆けては、すでに会場となるノキア・プラザ周辺が「テント地帯」に様変わりしているとのこと。これまで500人を超す徹夜組が続々と押しかけており、中には本作のキャスト達を拝む為だけにLAを訪れている観光客も含まれていると報じられています。

そして当フェスティバルの目玉のひとつ、賞金5万ドルが授与されるコンペティション部門にて、今年は我らが日本作品「パレード (邦題)」が堂々のノミネート。各国選りすぐりの7作品としのぎを削ることになっています。その他日本からは、堺雅人ら豪華キャストが肩を並べる「ゴールデンスランバー」、各国の若手マジシャン達に迫った日米/南アフリカ合作のドキュメンタリー”Make Believe”、そしてピューリッツァー受賞のグルメ評論家ジョナサン・ゴールド氏が推薦する「フード枠」には、2006年公開の「UDON」が唯一ピックされる快挙となりました。
またL.A.Live内のグラミー・ミュージアムでは、CGアーティストなら必見の最新ミュージックビデオが随時上映されており、コーネリアスやリップスライム、椎名林檎やSOURなど、楽曲だけにとどまらずPV映像にも定評があるアーティスト達の作品が「日本代表」として招かれています。

フィーチャー&ショート作品の上映に並び、業界屈指の俳優/監督/脚本家らを招いたパネル・ディスカッションやセミナー、Ford Amphitheatreにて行なわれる屋外無料スクリーニングなど、多方面から楽しめること必至のLAFF。特に短編部門はアカデミーが公認するカテゴリーとなっており、オスカーにおける候補者が占えることでも高い評価を得ています。
下記の公式HPからは全ての出展作品が検索可能ですので、本年度の賞レースに参戦して来るであろう「顔ぶれ」をいち早くチェックしてみてはいかがでしょうか?

【Los Angeles Film Festival 2010公式ウェブサイト】


TEXT BY アベマリコ

2010年06月24日 11:47

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