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投下されたFワードは数百発!恒例MTVムービー・アワード
去る日曜日、ユニバーサル・シティ内に位置するギブソン・アンフィシアターにて行なわれたMTVムービー・アワード。悲鳴にも似た熱狂的な声援が飛び交う「若者の祭典」として知られる当イベントですが、今年は比較的にオトナ達も楽しめるラインナップが話題を呼びました。
2010年で第19回目を数えるMTVムービー・アワード (MTVMA)は、事前の一般投票によって昨年度の人気映画/アクター達が選出される毎年恒例のセレモニー。しばしば「MTVジェネレーション」と称されるように、主に若年層のチャンネル視聴者を持つMTVが主催とあって、そのノミネート作品や内容は他のお堅い映画祭とは一線を画す、リラックス&パーティモードで進行していきます。
見事なホストを務めたアジズ・アンサーリ
Photo by mecredis on Flickr
今年のMTVMAにてホストを務めたのは、人気赤丸急上昇中のコメディアンであるアジズ・アンサーリ。日本での知名度はまだ低いかもしれませんが、彼の笑いの原点であるスタンダップ・コメディのステージ、TVシリーズ”Human Giant (MTV/原題)”やコメディ・ドラマ”Parks and Recreation (NBC)”などへの出演によって、より多くのファンを獲得しています。
大型番組では初の司会業となりましたが、堂々としたオープニング・トークやモノローグに「笑いの神」が降臨。また個人だけで100回以上ものFワードを連発、それに触発されてか他のゲスト達も卑語のオンパレードとなり、後日MTVでは全ての該当単語に対する「ミュート措置」が出来なかったことを謝罪しております。
ちなみに通常の映画などを観ていると多くの卑語が多用されている印象を受けますが、今日のアメリカンTV界ではケーブル局でさえ放送不可。パッと見ではかなりオープンなアメリカ、青少年の育成に関わる問題などに関しては現在でもコンサバティブです。
最多6部門にノミネートの「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い (邦題)」、次点5部門でそれを追う「アバター」と「ニュームーン/トワイライト・サーガ」の勢いが目立っていた2010年度のMTVMAですが、最も話題をさらったのはベテラン俳優達。
ナイスガイ過ぎるイメージがすっかりと定着したトム・クルーズは「トロピック・サンダー/史上最低の作戦 (2008)」にて演じたレス・グロスマンに扮して、劇中さながらにFワード爆弾を投下、更にJLOことジェニファー・ロペスが乱入するや2人でダンスバトルを繰り広げるなど、この日に限っては妙にハジけまくったMr. ハリウッドなのでした。客席に駆けつけた奥様のケイティ・ホームズの激しい「劣化」が気になりつつも、世間はブッ飛んだトム様をお好みのようです。
毎年MTVMAを主催する
MTVネットワークin ウエストLA
そして功労賞に当たるジェネレーション賞を獲得したサンドラ・ブロックは、ブラッドリー・クーパー、ベティ・ホワイト、スカーレット・ヨハンソンらプレゼンターに紹介されながら「お久し振り」の登壇。輝かしいアカデミー受賞から一転、現在は離婚申請中の元夫であるジェシー・ジェームズの度重なる不倫が発覚、その後はシングル・マザーとして養子を受け入れていたことが明らかとなるなど、ジェットコースター並みのアップ&ダウンでタブロイド誌を賑わせていた彼女が、騒動より実に3ヶ月振りに姿を現しています。
「ウルトラI LOVE YOU!」で彼女がストーキングしたクーパー、「あなたは私のムコになる」で共演のホワイトに加え、同作で共演のライアン・レイノルズに代わって妻のヨハンソンが登場。そして劇中での「夫」とのシーンさながらに、ステージ上にてブロックとのホットなキスが実現しています。
功労賞に当たる本賞を受け取りながらも、これからも「大好きな仕事を続ける」と高らかに宣言したブロック。頭の良さが垣間見れるスピーチと「隣りのお姉さん」のようなサバサバした雰囲気に、ますます多くのファンが魅了されたこと必至です。
2010年MTVムービー・アワード結果 <セレモニー内>
☆作品賞: 「ニュームーン/トワイライト・サーガ」
☆女優賞: クリステン・スチュワート (「ニュームーン/トワイライト・サーガ」)
☆男優賞: ロバート・パティンソン (「ニュームーン/トワイライト・サーガ」)
☆国際俳優賞: ロバート・パティンソン (「ニュームーン/トワイライト・サーガ」)
☆コメディ男優賞: ザック・ガリフィアナーキス
(「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」)
☆新人賞: アナ・ケンドリック (「マイレージ、マイライフ」)
☆ホラー・パフォーマンス賞: アマンダ・セイフリード (「ジェニファーズ・ボディ」)
☆ベストキス賞: クリステン・スチュワート&ロバート・パティンソン
(「ニュームーン/トワイライト・サーガ」)
☆WTFモーメント賞: ケン・チョン (「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」)
☆悪役賞: トム・フェルトン (「ハリー・ポッターと謎のプリンス」)
☆バッドアス・ヒーロー賞: Rain (ピ) (「ニンジャ・アサシン」)
☆ジェネレーション賞: サンドラ・ブロック
セレモニーの模様と合わせて、現在のヒット曲「California Gurls」を引っさげたケイティ・ペリーとスヌープ・ドッグ、今月発売のニューアルバム「Bionic」からメドレーを披露したクリスティーナ・アギレラによるパフォーマンスや、今年公開予定の「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part I」と「トワイライト・サーガ/エクリプス (原題)」の予告編ワールド・プレミアを放映。
TV単体での視聴率は昨年の530万人から落として460万人に留まりましたが、系列チャンネルMTV2やVH1での同時放送分を合わせると580万人と、ほぼ2009年度と変わらない結果に終わったようです。今年も盛りだくさんの2時間となったMTVムービー・アワードの詳細は、以下のウェブサイトよりチェックしてみて下さい。
【2010 MTV Movie Awards公式HP】
TEXT BY アベマリコ
2010年で第19回目を数えるMTVムービー・アワード (MTVMA)は、事前の一般投票によって昨年度の人気映画/アクター達が選出される毎年恒例のセレモニー。しばしば「MTVジェネレーション」と称されるように、主に若年層のチャンネル視聴者を持つMTVが主催とあって、そのノミネート作品や内容は他のお堅い映画祭とは一線を画す、リラックス&パーティモードで進行していきます。
見事なホストを務めたアジズ・アンサーリ
Photo by mecredis on Flickr
大型番組では初の司会業となりましたが、堂々としたオープニング・トークやモノローグに「笑いの神」が降臨。また個人だけで100回以上ものFワードを連発、それに触発されてか他のゲスト達も卑語のオンパレードとなり、後日MTVでは全ての該当単語に対する「ミュート措置」が出来なかったことを謝罪しております。
ちなみに通常の映画などを観ていると多くの卑語が多用されている印象を受けますが、今日のアメリカンTV界ではケーブル局でさえ放送不可。パッと見ではかなりオープンなアメリカ、青少年の育成に関わる問題などに関しては現在でもコンサバティブです。
最多6部門にノミネートの「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い (邦題)」、次点5部門でそれを追う「アバター」と「ニュームーン/トワイライト・サーガ」の勢いが目立っていた2010年度のMTVMAですが、最も話題をさらったのはベテラン俳優達。
ナイスガイ過ぎるイメージがすっかりと定着したトム・クルーズは「トロピック・サンダー/史上最低の作戦 (2008)」にて演じたレス・グロスマンに扮して、劇中さながらにFワード爆弾を投下、更にJLOことジェニファー・ロペスが乱入するや2人でダンスバトルを繰り広げるなど、この日に限っては妙にハジけまくったMr. ハリウッドなのでした。客席に駆けつけた奥様のケイティ・ホームズの激しい「劣化」が気になりつつも、世間はブッ飛んだトム様をお好みのようです。
毎年MTVMAを主催する
MTVネットワークin ウエストLA
「ウルトラI LOVE YOU!」で彼女がストーキングしたクーパー、「あなたは私のムコになる」で共演のホワイトに加え、同作で共演のライアン・レイノルズに代わって妻のヨハンソンが登場。そして劇中での「夫」とのシーンさながらに、ステージ上にてブロックとのホットなキスが実現しています。
功労賞に当たる本賞を受け取りながらも、これからも「大好きな仕事を続ける」と高らかに宣言したブロック。頭の良さが垣間見れるスピーチと「隣りのお姉さん」のようなサバサバした雰囲気に、ますます多くのファンが魅了されたこと必至です。
2010年MTVムービー・アワード結果 <セレモニー内>
☆作品賞: 「ニュームーン/トワイライト・サーガ」
☆女優賞: クリステン・スチュワート (「ニュームーン/トワイライト・サーガ」)
☆男優賞: ロバート・パティンソン (「ニュームーン/トワイライト・サーガ」)
☆国際俳優賞: ロバート・パティンソン (「ニュームーン/トワイライト・サーガ」)
☆コメディ男優賞: ザック・ガリフィアナーキス
(「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」)
☆新人賞: アナ・ケンドリック (「マイレージ、マイライフ」)
☆ホラー・パフォーマンス賞: アマンダ・セイフリード (「ジェニファーズ・ボディ」)
☆ベストキス賞: クリステン・スチュワート&ロバート・パティンソン
(「ニュームーン/トワイライト・サーガ」)
☆WTFモーメント賞: ケン・チョン (「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」)
☆悪役賞: トム・フェルトン (「ハリー・ポッターと謎のプリンス」)
☆バッドアス・ヒーロー賞: Rain (ピ) (「ニンジャ・アサシン」)
☆ジェネレーション賞: サンドラ・ブロック
セレモニーの模様と合わせて、現在のヒット曲「California Gurls」を引っさげたケイティ・ペリーとスヌープ・ドッグ、今月発売のニューアルバム「Bionic」からメドレーを披露したクリスティーナ・アギレラによるパフォーマンスや、今年公開予定の「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part I」と「トワイライト・サーガ/エクリプス (原題)」の予告編ワールド・プレミアを放映。
TV単体での視聴率は昨年の530万人から落として460万人に留まりましたが、系列チャンネルMTV2やVH1での同時放送分を合わせると580万人と、ほぼ2009年度と変わらない結果に終わったようです。今年も盛りだくさんの2時間となったMTVムービー・アワードの詳細は、以下のウェブサイトよりチェックしてみて下さい。
【2010 MTV Movie Awards公式HP】
TEXT BY アベマリコ
2010年06月11日 00:32
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