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生誕70周年: 今も人々を魅了し続けるジョン・レノン
去る10月9日は、故ジョン・レノンが70歳を迎えるはずであった記念すべきバースディ。先週土曜のこの日に先駆けて、世界各地では様々なメモリアル・イベントが開催されました。Googleのロゴが「ジョン・レノン仕様」になったことで、気付かれた方々も多かったのでは?アメリカ国内ではNYCの”Strawberry Fields”を始め、LAにおいては特別スクリーニングが開かれています。
1年を通して花が手向けられているストロベリー・フィールズ
Photo by JinnyJuice in April 2010 on Flickr
1980年12月。NYCはダコタハウス前にて、突然の凶弾に倒れたジョン・レノン。それから30年近くが経とうとしている今日でも、彼の遺した音楽やメッセージを通して、世代や人種を問わない多くの人々がインスパイアされ続けています。そしてちょうど生誕70周年記念に当たる2010年は、世界各国にて様々なメモリアル・イベントを実施。彼の故郷であるリバプールでは新たな記念碑がお披露目となり、その除幕式には愛息のジュリアンらが出席しました。
またインターネット上では、9日を前にして動画共有サイトYouTubeに妻オノ・ヨーコによるメッセージ・ビデオが登場。投稿からわずか1週間足らずで350万件を越えるヒットを記録して、話題を呼びました。そして、遊び心いっぱいのDoodle (ドゥードゥル/いたずら書きの意)と呼ばれるホリディ・ロゴで知られるサーチエンジンGoogleは、英国時間8日からの約2日間に渡り、Google史上初となるビデオ・ロゴを表示。クリックすると、ジョン・レノンによる名曲中の名曲”Imagine (原題)”に乗せ、生前ご本人が描いたとされるイラストを使った約30秒のアニメーション・ビデオが流れる仕掛けになっていました。 そして例年ジョン・レノンの追悼イベントが行なわれる「苺畑」、NYCのど真ん中に位置するセントラル・パーク内、ダコタハウスのほぼ真向かいに設けられた追悼モザイク「ストロベリー・フィールズ」にも、数千人規模のファン達が献花に訪れたと報じられています。
その一方、ここLAでは当日を約1週間後に控えた9月30日より3日まで、ハリウッド通りに構えるエジプシャン・シアターにて「A Celluloid Celebration of John Lennon’s 70th Birthday」と題したイベントを開催。ファンにはたまらない「ジョン・レノン尽くし」の4日間となりました。初日には、幼少期からバンド結成、そしてポール・マッカートニーとの運命の出会いまで、ティーンエイジャー時代のジョン・レノンが描かれた”Nowhere Boy”のLAプレミア試写会を敢行。サム・テイラー=ウッド監督に並び、現在も活動を続けているビートルズの前身バンド「ザ・クオリーメン」のメンバーらも会場に駆けつけています。そして翌1日には、ファン垂涎のレアなドキュメンタリー映画”What’s Happening! The Beatles in the USA (1964)”、”Mighty Good! The Beatles (1976)”、”Things They Said Today: Reflections on A Hard Day’s Night (2002)”計3作品の特別上映。3日目となる土曜には、1965年作品”Help!”のデジタル・リストア版、2000年製作の”Two of Us”のLAプレミア・スクリーニングが行なわれました。そして最終日には、ダブル・フィーチャー作品として”Imagine: John Lennon (1988)””The U.S. vs John Lennon (2006)”の2本立を上映。どちらの日も、文字通り老若男女によって賑わいをみせていました。
全盛期を昨日のことのように記憶しているコアなファンの方々にも、そしてジョン・レノンの存在を知った時にはすでに故人であったという筆者のような世代にも、今なお受け継がれている「Love & Peace」の精神。YouTubeのJohn Lennon Channelには、国内外のアーティストや一般より70周年記念のビデオが届けられていますので、興味のある方はぜひ一度覗いてみてください。
TEXT BY アベマリコ
1年を通して花が手向けられているストロベリー・フィールズ
Photo by JinnyJuice in April 2010 on Flickr
またインターネット上では、9日を前にして動画共有サイトYouTubeに妻オノ・ヨーコによるメッセージ・ビデオが登場。投稿からわずか1週間足らずで350万件を越えるヒットを記録して、話題を呼びました。そして、遊び心いっぱいのDoodle (ドゥードゥル/いたずら書きの意)と呼ばれるホリディ・ロゴで知られるサーチエンジンGoogleは、英国時間8日からの約2日間に渡り、Google史上初となるビデオ・ロゴを表示。クリックすると、ジョン・レノンによる名曲中の名曲”Imagine (原題)”に乗せ、生前ご本人が描いたとされるイラストを使った約30秒のアニメーション・ビデオが流れる仕掛けになっていました。 そして例年ジョン・レノンの追悼イベントが行なわれる「苺畑」、NYCのど真ん中に位置するセントラル・パーク内、ダコタハウスのほぼ真向かいに設けられた追悼モザイク「ストロベリー・フィールズ」にも、数千人規模のファン達が献花に訪れたと報じられています。
その一方、ここLAでは当日を約1週間後に控えた9月30日より3日まで、ハリウッド通りに構えるエジプシャン・シアターにて「A Celluloid Celebration of John Lennon’s 70th Birthday」と題したイベントを開催。ファンにはたまらない「ジョン・レノン尽くし」の4日間となりました。初日には、幼少期からバンド結成、そしてポール・マッカートニーとの運命の出会いまで、ティーンエイジャー時代のジョン・レノンが描かれた”Nowhere Boy”のLAプレミア試写会を敢行。サム・テイラー=ウッド監督に並び、現在も活動を続けているビートルズの前身バンド「ザ・クオリーメン」のメンバーらも会場に駆けつけています。そして翌1日には、ファン垂涎のレアなドキュメンタリー映画”What’s Happening! The Beatles in the USA (1964)”、”Mighty Good! The Beatles (1976)”、”Things They Said Today: Reflections on A Hard Day’s Night (2002)”計3作品の特別上映。3日目となる土曜には、1965年作品”Help!”のデジタル・リストア版、2000年製作の”Two of Us”のLAプレミア・スクリーニングが行なわれました。そして最終日には、ダブル・フィーチャー作品として”Imagine: John Lennon (1988)””The U.S. vs John Lennon (2006)”の2本立を上映。どちらの日も、文字通り老若男女によって賑わいをみせていました。
全盛期を昨日のことのように記憶しているコアなファンの方々にも、そしてジョン・レノンの存在を知った時にはすでに故人であったという筆者のような世代にも、今なお受け継がれている「Love & Peace」の精神。YouTubeのJohn Lennon Channelには、国内外のアーティストや一般より70周年記念のビデオが届けられていますので、興味のある方はぜひ一度覗いてみてください。
TEXT BY アベマリコ
2010年10月14日 10:05
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