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ブルー旋風!「スマーフ」が大ヒットを記録
7月29日、ここアメリカにて日本よりひと足お先に公開初日を迎えた「スマーフ」。スクリーン狭しと縦横無尽に走り回る青い妖精たちは、夏のブロックバスター映画を抑えての鮮烈デビューを果たしています。
アメリカ版「The Smurfs」の巨大ビルボード
1920年代後半にベルギーで誕生してから80年以上、TVアニメーションや絵本などを通して今も世界中で愛されているブルーの妖精スマーフ。ワールドワイドな人気者たちによる初の3D映画となった「スマーフ (原題: The Smurfs)」は、週末3日間のみで3560万ドルの大ヒットを記録、並み居る強豪サマームービーを抑えて、ボックスオフィスTOP2という快挙を成し遂げました。
なお、トップを死守した「カウボーイ&エイリアン」は、事前のリリース予想値であった4000-4500万ドルを大きく下回る3640万ドルでフィニッシュ。スティーヴン・スピルバーグやロン・ハワードといった制作陣、キャストにはハリソン・フォード、ダニエル・クレイグ、オリヴィア・ワイルドら豪華顔ぶれが揃っていたにもかかわらず、首の皮一枚の僅差という結果となっています。また、第3位の「キャプテン・アメリカ: ザ・ファースト・アベンジャー」に至っては、先々週のデビュー時より62%もの大幅ダウン。驚異のスマーフ・フィーバーに押され、2490万ドルで2週目を終えることとなりました。
「スマーフ」人気の秘密は、まず映画界の隠れた秘密兵器とも呼べるCG+ライヴアクション作品である点。古くは、アカデミー賞7部門にノミネートされたヒット作「ベイブ(1995)」、世界興収3億6133万ドルを叩き出した2007年作品「アルビン / 歌うシマリス3兄弟」、そして今年4月の全米リリース時に週末興収3810万ドルでボックスオフィスNo. 1に君臨、8月19日の日本全国公開が間近に迫る「イースターラビットのキャンディ工場」などなど、実写CGアニメーションによる爆発的ヒットの例は枚挙にいとまがありません。
また、レトロでありながらも年月を感じさせない可愛いキャラクター達の活躍も、今日のキッズはもちろん、かつてのキッズであった親世代にも大好評。ちなみにブルーの彼らは、1980年代から90年代にかけて日本国内にて「チーズキャッチ」なる商品のイメージ・キャラクターを務めており、筆者同様に「スマーフと言えばチーズ!」と連想される方々も多いのではないでしょうか。
「DETOUR=迂回路」交通標識をパロディーにした
ポスターは、ハリウッドをジャック
そしてやはり、ヒットの決め手は映画/TV/ミュージック界のスターが勢ぞろいしたキャスト勢。トニー賞、エミー賞、アカデミー賞などのホスト役にも引っ張りだこ、人気TVシリーズ「ママと恋に落ちるまで (CBS)」の顔となっているニール・パトリック・ハリス、名作TVドラマ「シックス・フィート・アンダー (HBO)」、惜しまれながらのフィナーレを迎えた「アグリー・ベティ (ABC)」と「HEROES (NBC)」、そして今や飛ぶ鳥を落とす勢いの「glee / グリー 踊る♪合唱部!? (FOX) 」といった「アメドラ代表作」の常連ジェイマ・メイズ、そして「ナイト ミュージアム2 (2009) 」や「イースターラビットのキャンディ工場」にも出演するハンク・アザリアらを実写キャストに迎えています。
その一方、スマーフ族の紅一点「スマーフェット」をキュートな声色で好演、現在全米ビルボードチャートNo. 1記録を更新中のケイティ・ペリー、自身の冠トークショーを持ちながら「ビバリーヒルズ・チワワ (2008) 」などでの声優活動にも積極的なジョージ・ロペス、「スター・トレック(2009)」や同年公開の「ターミネーター4」を代表作に持つ子役出身のアントン・イェルチンなど、声によるキャスト陣も充実。
更には、人気TVコメディ「モダン・ファミリー (ABC)」で人気に火が付いたソフィア・ヴェルガラ、「プロジェクト・ランウェイ (Lifetime)」シリーズに出演するファッション評論家ティム・ガン、アカデミー賞などのディナーも担当する著名シェフのウルフ・ギャング・パック、人気リアリティショー「Top Chef (Bravo)」の審査員を務めるトム・コリッキオなど、米国テレビの第一線で活躍するスターが目白押し。アメリカンTVマニアの方々は、ぜひとも劇場にて目を凝らしながら&耳を澄ませながら、チェックしてみて下さい。
アメリカ全土を席巻中の「スマーフ」日本公開は、ゾロ目の9月9日を予定。このブルー旋風に乗り遅れないよう、今からスケジュールのご確認を。童心に返れちゃうこと必至の1本です。
【スマーフ 公式サイト】
TEXT BY アベマリコ
アメリカ版「The Smurfs」の巨大ビルボード
なお、トップを死守した「カウボーイ&エイリアン」は、事前のリリース予想値であった4000-4500万ドルを大きく下回る3640万ドルでフィニッシュ。スティーヴン・スピルバーグやロン・ハワードといった制作陣、キャストにはハリソン・フォード、ダニエル・クレイグ、オリヴィア・ワイルドら豪華顔ぶれが揃っていたにもかかわらず、首の皮一枚の僅差という結果となっています。また、第3位の「キャプテン・アメリカ: ザ・ファースト・アベンジャー」に至っては、先々週のデビュー時より62%もの大幅ダウン。驚異のスマーフ・フィーバーに押され、2490万ドルで2週目を終えることとなりました。
「スマーフ」人気の秘密は、まず映画界の隠れた秘密兵器とも呼べるCG+ライヴアクション作品である点。古くは、アカデミー賞7部門にノミネートされたヒット作「ベイブ(1995)」、世界興収3億6133万ドルを叩き出した2007年作品「アルビン / 歌うシマリス3兄弟」、そして今年4月の全米リリース時に週末興収3810万ドルでボックスオフィスNo. 1に君臨、8月19日の日本全国公開が間近に迫る「イースターラビットのキャンディ工場」などなど、実写CGアニメーションによる爆発的ヒットの例は枚挙にいとまがありません。
また、レトロでありながらも年月を感じさせない可愛いキャラクター達の活躍も、今日のキッズはもちろん、かつてのキッズであった親世代にも大好評。ちなみにブルーの彼らは、1980年代から90年代にかけて日本国内にて「チーズキャッチ」なる商品のイメージ・キャラクターを務めており、筆者同様に「スマーフと言えばチーズ!」と連想される方々も多いのではないでしょうか。
「DETOUR=迂回路」交通標識をパロディーにした
ポスターは、ハリウッドをジャック
その一方、スマーフ族の紅一点「スマーフェット」をキュートな声色で好演、現在全米ビルボードチャートNo. 1記録を更新中のケイティ・ペリー、自身の冠トークショーを持ちながら「ビバリーヒルズ・チワワ (2008) 」などでの声優活動にも積極的なジョージ・ロペス、「スター・トレック(2009)」や同年公開の「ターミネーター4」を代表作に持つ子役出身のアントン・イェルチンなど、声によるキャスト陣も充実。
更には、人気TVコメディ「モダン・ファミリー (ABC)」で人気に火が付いたソフィア・ヴェルガラ、「プロジェクト・ランウェイ (Lifetime)」シリーズに出演するファッション評論家ティム・ガン、アカデミー賞などのディナーも担当する著名シェフのウルフ・ギャング・パック、人気リアリティショー「Top Chef (Bravo)」の審査員を務めるトム・コリッキオなど、米国テレビの第一線で活躍するスターが目白押し。アメリカンTVマニアの方々は、ぜひとも劇場にて目を凝らしながら&耳を澄ませながら、チェックしてみて下さい。
アメリカ全土を席巻中の「スマーフ」日本公開は、ゾロ目の9月9日を予定。このブルー旋風に乗り遅れないよう、今からスケジュールのご確認を。童心に返れちゃうこと必至の1本です。
【スマーフ 公式サイト】
TEXT BY アベマリコ
2011年08月04日 11:21
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