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ハロウィン当日のお騒がせ?新婚72日目にしての離婚申請

“Trick or Treat! (=お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ!)”との可愛らしいフレーズが響くはずの10月31日、思いもよらない見出しが各メディアに躍りました。この日はハロウィンではなく、エイプリル・フールだったっけ?と錯覚してしまう程の「キム・カーダシアン離婚申請」ニュース。


  結婚相手よりも、結婚式の方が好きだった?
  渦中にいるキム・カーダシアン
  Photo by David Shankbone on Flickr

今年8月20日、カリフォルニア州サンタバーバラ郊外モンテシートにて執り行なわれた総額1000万ドル越えとも言われる超ゴージャス挙式の後、わずか72日目にして「ご破算」を迎えました。日割りにして1日およそ25万ドルの結婚生活との数字まではじき出され、彼らの結婚セレモニーの総費用が改めてスポットライトを浴びることに。ケーブル局E!にて、 NBA選手クリス・ハンフリーズによるキムへのプロポーズから挙式に至るまで、2エピソード計4時間に渡って放映された”Kim’s Fairytale Wedding: A Kardashian Event”では、彼らに1500万ドル相当のギャラが支払われました。タブロイド誌Peopleにおける独占取材ではおよそ250万ドルが転がり込み、更には2度のお色直しをしたヴェラ・ワンのウェディング・ガウン3着(各2万ドル相当)とLAの老舗ベーカリーHansen’sによるウェディング・ケーキ(1万ドル相当)、ペリエ・ジュエ社のシャンパン(40万ドル相当)や有名イベント・ストアLehr & Blackによるインビテーション・カード(1万ドル相当)などは、全て無料提供されたことが明らかになっています。離婚申請直後、キムの母親であるクリス・ジェナーは「報道された数字は真っ赤なウソ」とのコメントを出していますが、真相は闇の中。むしろ、結婚そのものが「カーダシアン・ブランド」のPRだったのでは?と揶揄する声も上がっています。

今回の離婚申請はあくまでキム側より一方的に提出/通知(=Serve)されたとのこと。現在ミネソタ州にて家族と過ごしているハンフリーズにとっては寝耳に水で、彼女が離婚申請を行なったことに非常に動揺しており、結婚生活を続ける為には何でもしたいとの声明を出しています。離婚宣言の翌週、キムはカーダシアン家の三女クロエとともに、姉妹によるブランドKardashian Kollectionのプロモーション活動の為、ロサンゼルス国際空港からシドニーへと国外脱出。大勢のパパラッチ達にシャッターを切られながらも、無言で搭乗口へと消えました。なお、元カップルは挙式を前にして「セレブ御用達」とされるプリナップ(=婚前契約)を交わしており、財産分与などは一切行なわないとのこと。あくまで自分は自分、とのスタンスを取っており、リアリティ・セレブ髄一の収入を誇るキムの資産は守られる模様。一方、彼女の指の太さほどもある2000万ドルと噂される20カラット以上のダイアモンドの婚約指輪は、ハンフリーズに返されるのか否か、未だ明らかになっていないそうです。さらに下世話なニュースは続き、彼らの結婚セレモニーへの列席者による高価なウェディング・ギフトはいずれ換金され、何かしらのチャリティに寄付されるかも知れないとのこと。バカラの花瓶やエルメスの食器など、高価なレジストリ・ギフトを贈らされたゲスト達。たった2ヶ月半で結婚生活に終止符が打たれるとは、一体誰が想像したでしょうか?

ミニ結婚、利益婚、クイック離婚など、あまりに残念な単語ともに報道されているキム・カーダシアンの離婚申請騒動。連日のニュースにウンザリしている人々も多く、また俳優ジョージ・タケイや人気ブロガーのペレス・ヒルトンらを筆頭に、自身がゲイであることをカミングアウトしている著名人からも、またひとつ無計画な異性婚によって婚姻の神聖さが汚された…などと、ジョークを交えて皮肉られています。一体何があったのかは不明ですが、スピード離婚でも一稼ぎしそうなカーダシアン家。この期に及んで「離婚取り消し」なんて言い出しても、もうお腹いっぱい過ぎて誰ひとり驚かないことでしょう。


TEXT BY アベマリコ

2011年11月03日 15:05

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