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『奇跡のシンフォニー』より -音楽3-
プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、今回も引き続き『奇跡のシンフォニー』の音楽から。
映像よりも音楽が先に誕生した本作での、音楽に合わせての特殊な撮影に迫ります!!
■映像よりも音楽が先に誕生~
脚本をもとに作曲した音楽に合わせての特殊な撮影
この映画の場合、音楽の方が先にできていたので、監督のカーステン・シェリダンは音楽のタイミングに演技をあわせるのに苦心した。従来であれば、作曲家は映画がほぼ完成した時点で音楽を付け始め、仮の音楽を作って、監督がどのようなことを伝えようとしているかを判断する。しかしこのストーリーの性質と、音楽がストーリーにつれて重層する、極めて重要な役割を演じることから、異なったアプローチを取ることになった。
「これは映画と音楽を異なった面から見ることになり、非常にプレッシャーだった」と言うのは、音楽を手がけたマーク・マンシーナだ。 「オーガストと、ライラと、ルイスの間の結び付きを印象づけるために、スリーノートの主旋律を作曲し、ストーリーを通じて、3人のためにそれぞれ違ったタイミングで演奏した。この主旋律は、何度も現れるもっと大きな主旋律の一部となっていき、それが様々なニュアンスでオーガストに訪れる音楽を表すし、自然の律動にもっとも近しい旋律なんだ。 この映画はあるニュアンスで始まって、最後もそのニュアンスで終わるんだ」
もう一つ、何度も登場するメロディが、ヴァン・モリソンの心に沁みる名曲「ムーンダンス」だ。ルイスとライラが出会ったときに初めて流れ、次にウィザードがオーガストのために演奏する。3度目は、驚くべき変容を遂げて、クラシックのワルツとなって、音楽あふれる華々しいフィナーレの場面を通じて、セントラル・パークに響き渡ることになる。
【奇跡のシンフォニー公式サイト】
6/21(土)、日比谷スカラ座ほか全国ロードショー
(c) 2007 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2008年05月29日 16:27
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