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『P.S.アイラヴユー』より ~アイルランドでの撮影~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回も引き続き、せつない秋を彩るラブ・ストーリー『P.S.アイラヴユー』から。

アイルランドでの撮影

 アハーンの小説を映画化する際、製作チームは、ストーリーの基本的な設定をアイルランドからマンハッタンに変更した。
でも、本と著者のルーツに敬意を払うことは彼らにとって大事なことだった。
「アイルランドを大々的に入れこみたかった」と、ラグラヴェネーズ監督。「だからジェリー(ジェラルド・バトラー)の役はそのままアイルランド人で、ホリー(ヒラリー・スワンク)が最初に彼に出会うのがアイルランドということにしたんだ」。

 ジェリーの指示で、ホリーはアイルランドに再び渡り、彼の家族を訪ね、二人の関係が始まった場所を最訪する。ホリーが新しい未来へ踏み出すのに一番いい方法は、過去へ戻ることだ、と、ジェリーは知っていた。さらに…「アイルランド撮影ができるいい理由ができた。地球上で僕の一番のお気に入りの場所なんだ」と、ラグラヴェネーズは笑う。

 「彼らの出会いの場所へ行き、どれだけ美しい田園風景の中で二人の関係が始まり、どんなに若く希望に溢れていて、自由な精神を持っていた、ということを見るのは重要だと思うの。彼女をそこに行かせたジェリーが、彼女に気付いて欲しいと思っていたのはそれじゃないかしら」と、スワンク。

 主な撮影はアイルランドで始まるが、本が大ベストセラーだったことと、著者がたまたま首相バーティ・アハーンの娘だったことで、製作にはかなりの注目が集まった。カメラマンと観衆が大挙して押し寄せたにもかかわらず、セットの全員がアハーンを暖かく迎えた。「アイルランドに滞在中、彼女が私たちと長い時間を一緒に過ごしてくれたことが嬉しかった。彼女はとても明るくて、すごく魅力的でエレガントでスイートな女性よ」と、プロデューサーのスミス。

 撮影チームは、アイルランドで二週間過ごした内のほとんどを、ダブリンの南にあり“島の庭”と呼ばれるウィックロー州で撮影を行った。ウィックロー国立公園は保護地域で建物の建築が禁止されているので、遮るものが何もないなだらかな丘のパノラマが広がっている。ウィックロー州での撮影場所は、エニスケリーという町にある小さな農場と、Ballylockenの小さな村でも行われた。

 その撮影を経て、いよいよ公開が迫る本作。アイルランドの美しい景色の中で繰り広げられるラヴ・ストーリーを、ぜひ大きなスクリーンで味わってみてください!

【P.S.アイラヴユー公式サイト】

10/18(土)、有楽座ほか全国ロードショー
(C) 2007 CUPID DISTRIBUTION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

2008年10月17日 11:44

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