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『マンマ・ミーア!』より~大ヒット舞台ミュージカルから大ヒットミュージカル映画へ~
『マンマ・ミーア!』より~大ヒット舞台ミュージカルから大ヒットミュージカル映画へ~
プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回は1/30(金)公開の『マンマ・ミーア!』から。
■大ヒット舞台ミュージカルから大ヒットミュージカル映画へ
「舞台が始まって12分経つ頃には、立ち上がって音楽に合わせて歌っていたよ」
製作総指揮をつとめるトム・ハンクスは、舞台『マンマ・ミーア!』を観た時の感想をこう語る。彼とゲイリー・ゴーツマンが運営する製作プロのプレイトーンが、オリジナルのプロデューサーであるジュディ・クレーマーと契約を結び、映画化に向けて始動したのは、『マンマ・ミーア!』の舞台ミュージカルがヨーロッパ各国、アメリカ、オーストラリア、アジアで上演されるようになった03年のことだった。
「舞台のトーン、エネルギー、スピリットを保持することが可能であれば、素晴らしい映画になることがわかっていた」と語るゲイリーと、「はっきり説明できないけれど、私たちが<『マンマ・ミーア!』の真髄>と呼ぶ何かが存在するの」と語るジュディは、その真髄を守るために、舞台版を成功させた中心メンバーが集結することで合意。結果、演出のフィリダ・ロイドと脚本家のキャサリン・ジョンソンは、初めて本格的に映画の仕事に取り組むことになった。「『マンマ・ミーア!』は、最初からずっと“映画”だったわ」と、フィリダは言う。「魅惑的な島を舞台にしたこの作品は、様々な意味で、ステージから降りてスクリーンの世界に飛び込みたくてたまらなかったの」
フィリダは、007映画で有名なロンドンのパインウッド・スタジオの巨大なステージや、陽光きらめくギリシャで撮影することに、開放感を味わった。彼女は、映画における空間の扱い方をさらに探究するために、舞台版の元出演者たちを使って事前にテスト撮影を行うこともした。「歌の構成や、振付をどうするかといったことを確かめたかったの。最も重要なことは、実際にカメラを手にして、いつカメラを動かし、いつ動かさないのかを確かめることだった」と、彼女は説明する。
一方のジュディは、舞台に引き続きABBAのベニー・アンダーソンとビョルン・ウルヴァースの協力を得て、視覚的にもテーマ的にも舞台をスケール・アップできることに興奮を覚えた。「ベニーとビョルンの参加は引き続き重要なことだった」とジュディは語る。「彼らに密接にプロジェクトに携わってもらい、音楽に手を加え、俳優たちと一緒にレコーディングに立ち合ってもらうというのは、私たちにとって非常にワクワクする考えだったの」
「用意周到で臨んでくれた俳優たちとのコラボーレションは、特に楽しかった。心躍る体験だったよ」と、ベニーは語る。また、ビョルンも、ベニーの意見に同意する。「本当に楽しかった。俳優たちは、まさに求められる通りに応えてくれた。素晴らしかったよ」
全世界で愛され続けるミュージカル版のおもしろさをたっぷり詰め込んだ、
映画版『マンマ・ミーア!』の公開までまもなくです!
1/30(金)、日劇1ほか全国ロードショー
(c) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
2009年01月27日 15:37
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