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『チェンジリング』より~1920年代のロサンゼルスを再現~
プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回は現在大ヒット上映中の『チェンジリング』から。
■1920年代のロサンゼルスを再現
1920年代後期から1930年代初期までの特定のロケ地や画像を再現するには、広範なリサーチが必要だった。ロサンゼルスの当初のロケハンで明らかになったのは、昔からの建物が取り壊されたり、街路が高速道路に変わったり、ひとつの地区全体が無くなったりしていることだった。かつてコリンズ一家が住んでいた地区も例外ではなかった。そこで映画製作者たちは、現代のロサンゼルスの街並みに80年前の時代を投影する仕事を、プロダクション・デザイナーのジェームズ・J・ムラカミとロケーション・マネージャーのパトリック・ミグナノに託した。
それは難しい仕事だったが、ムラカミと彼のチームはサンジマス、サンベルナルド、パサディナなどで、20年代のロサンゼルスの代わりに使える未開発の郊外ロケ地を発見した。
なかでも、最も大きな運命的な出会いは、ロサンゼルスの約35マイル東にある郊外、サンジマスのオールド・タウン地区の発見だろう。
この街路樹の並ぶ住宅街は、20年代のコリンズの住宅の屋内外ばかりでなく、その近所の風景までそっくりの外観を提供してくれた。
「サンジマスのロケ地が見つけられてとても幸運だった」と、ムラカミは言う。「町のその地区はほとんど手を加える必要はなかったし、撮影した場面を見てみたらとても美しかった。全体としてできるだけシンプルに抑え、すべての色合いは、居心地のいい感じにするため地味にしたんだ」
当時の雰囲気を再現するため、ロケ地を探すだけでも一苦労。
こんな所にもスタッフの力が発揮されているのです。
映画を観る時は、ぜひ街並みや風景も一緒にお楽しみください!
TOHOシネマズ 日劇ほか全国大ヒット上映中!
(c) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
※本作はPG-12指定です
2009年02月25日 15:20
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