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『パイレーツ・ロック』ザ・キンクスからザ・フーまで――第2のキャスト <音楽>
プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回も60年代のポップ・ミュージックを愛するDJたちが
繰り広げるゴキゲンな物語『パイレーツ・ロック』から。
■ザ・キンクスからザ・フーまで
――第2のキャスト <音楽>
1960 年代のベスト・サウンドのいくつかをスクリーンに蘇らせるべく、カーティス監督と取り組んだのは、音楽スーパーバイザーのニック・エンジェルである。
「この映画にはリチャードの想いや情熱が込められていて、音楽はその重要な一部だ。僕の仕事は彼がこの映画に求める音楽を確実に用いることができるようにすることだった」とエンジェルは話す。
「ノッティングヒルの恋人」と「ラブ・アクチュアリー」で監督と組んだエンジェルは、
本作の構想を聞いたその日から、この作品に相応しそうな曲をさっそく集め始めた。
「あの時代の曲で僕が個人的に好きなものや、面白そうだと思う曲を収めたCDを何枚かリチャードのために作ったんだ。彼が脚本を書きながら聞いてもらえるようにね。これらの音楽で彼の記憶を呼び起こそうと思った」
この段階で2 人は、この映画に使用する可能性のある候補として200 曲余りを収集した。監督はDJ の訓練中のキャストに60 年代の音楽がびっしり収録されたiPodを渡した。エンジェルは説明する。「若い俳優たちに、彼らが演じるキャラクターたちが夢中になっていたであろう音楽の雰囲気を伝えたかったんだ」
撮影が終わり、編集作業に入ると、監督と音楽編集のスティーヴ・プライスは音楽のジグソー・パズルを組み合わせ、特定の場面や雰囲気に合わせて選んだ曲を結びつけた。完成版の映画には合計54 曲が収録されている。エンジェルは続ける。「曲数はかなり多いけど、実際、海賊ラジオ局の船の上では、いつも音楽が流れていたわけだからね」
サントラには本編中に使われた楽曲のうち36曲が収録されたが、ブリット・アワードに3度輝くダフィーがこの映画のために“Stay With Me Baby”をレコーディングした。さらに、アカデミー賞作曲家のハンス・ジマーが、いくつかの主要なシーンにオリジナル楽曲を提供している。
愛する音楽、コメディ、ロマンスを兼ね備えた本作についてリチャード・カーティス監督はこう締めくくる。「60年代は音楽が最高に素晴らしい時代だった。そして、全ての場面に音楽が流れる理由がある映画を作るのは本当にエキサイティングだった。この映画を観てくれた人たちが、あの船の乗組員たちの仲間に入れたら素敵だろうなって感じることができる、そんな映画になってくれればと思うよ」
音楽抜きでは語れない映画『パイレーツ・ロック』。
映画を観た後は、きっとあなたのipodも60年代の音楽で
びっしり埋まってしまうはず!!
懐かしい曲からCMで聞いたことのある曲まで、
ポップ・ミュージックをとことん楽しんでくださいね♪
全国大ヒット上映中!
(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
2009年10月27日 14:09
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