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『恋するベーカリー』~もうひとつの主役のパンや料理たち:フード・デザインについて~

プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回は、本日公開の『恋するベーカリー』から!
次々に登場する素敵なケーキやパン、お料理のデザインに
クローズアップします。

もうひとつの主役のパンや料理たち:フード・デザインについて

 この映画では料理が大活躍し、主なシーンで料理が何らかの形で登場する。撮影の間じゅう、料理コンサルタントのスーザン・スパンゲンは、裏方としてスタジオ内にある特設キッチンで次から次へと料理を作っていった。
“マーサ・スチュワート・リビング・オムニメディア”*のエンターテイメント及び食品部門の初代編集ディレクターだったスパンゲンは、同社のありとあらゆる食材を扱う「毎日のおかず」というタイトルを発案し、ごく最近ではメリル・ストリープの『ジュリー&ジュリア』という大ヒット作のコンサルタントも担当した。その映画では作らないといけなかった、昔ながらの古典的で高尚な料理のかわりに、今回は『恋するベーカリー』のためにもっとシンプルでも同じように食欲をそそる料理を作りだした。

*(訳注:マーサ・スチュワート(ポーランド系)は『マーサ』というテレビ番組でも有名な料理タレントで、テレビ、ラジオ、『マーサ・スチュワート・リビング』という雑誌など、幅広い(omniな)メディアによる活動で大人気を誇る料理家というより、今や大実業家。)

 スパンゲンはこう語っている。「今度のはカルフォルニアっぽくてざっくばらんなお料理だったのね。まあ、言ってみれば、わたしのスタイルとジェーンのスタイルを足して二で割ったような感じね。はるかに現代的な料理を作るのは、わたしにとってはいい切り替えになったわ。ナンシーにもいろいろ提案したし、彼女もどういう料理にしたいのか大枠のイメージをくれたしね。時には超カラフルなサラダとか、一般的なものもあったけど。そういうものはもともとわたしが提案したものだから、わたしたちの波長が合うのは最初から分かってたの」   

 料理本の著者として受賞歴のあるスパンゲンは、人生の大半をキッチンで過ごしてきたから、どんな自体にも臆することがない。「セットに行った一日目は、メリルと三人の友達がディナー・パーティーをやってるシーンだったの。料理をたくさん必要としたから、もうてんてこ舞いで走りまわってたわ。でも、それがあったからこそ、以後は自信がついたわけ。わたしたちも、かゆいところにまで手が届くようになったから、以降は、あれをベースにしたの」

 三日間、連チャンで撮影したあるシーンでは、彼女はカメラ映えする完璧にローストしたチキンを57個も作らねばならなかった。「あの後はオーブンがギトギトになっちゃってひどかったわ」と彼女は笑う。「あのシーンではメリルがこの映画のシンボルになるように、とてもオーバーにチキンの足を切り落とさなくてはいけなくて、そのコーチとしてお手伝いしたのね。足がぴゅっと簡単にとれるような仕掛けをしたの。まあ、言ってみれば、〝飛ぶチキン〟ね」

 このベーカリーのシーンでは、スパンゲンはさまざまなパン類をすべて調達してくる責任者で、彼女はそれをニューヨークじゅうのベーカリーの名店で手に入れたという。「裏にあるキッチンでわたしは数え切れないほどフレンチ・トーストを焼いてたのね。でも、きっとそういう簡単な作業のほうが案外へたくそだったみたい」と笑っている。


ジェーンが振舞うおいしそうな料理の数々には、
スタッフの愛情がたくさん込められていたんですね!
映画を見ている最中もお腹が鳴ってしまいそうな『恋するベーカリー』。
ジェーンの作る素敵なパンやお料理にもご注目ください♪


【恋するベーカリー 公式サイト】

TOHOシネマズ 日劇ほか全国大ヒット上映中!

本作はR15+指定です

(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

2010年02月19日 10:41

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