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『グリーン・ゾーン』~移動探索班デルタを組織する : 撮影に参加した帰還兵たち~
プロダクションノートをご紹介するこのコーナー、
今回も、5/14(金)公開の『グリーン・ゾーン』から。
本作には、俳優のみならず実際の戦場で任務についていた
兵士たちが多数出演しています。
■移動探索班デルタを組織する : 撮影に参加した帰還兵たち
『グリーン・ゾーン』の撮影に関わった者たちにとって、移動探索班(MET D)の要員や、その他の軍人たちを実際のイラク帰還兵に演じてもらい、ともに働く機会を得られたというのは、映画ならではの貴重な経験だった。しかも、元兵士たちは、生粋の俳優さながらに役をこなした。
几帳面なグリーングラスにすれば、これ以上の配役は望みようもなかった。「本物の兵士に参加してもらえるなんて、最高だったね」と監督は言う。「真実味に拍車がかかって、おかげでマットやブレンダン、グレッグ、エイミー、カリード、ジェイソンたち主演俳優たちが、実際の場に身を置いているという気持ちになれたからね」
兵役経験のない身でありながら、つわものたちの隊長役を務めたマットは、この型破りなキャスティングにも助けられた。「彼らのおかげでとてもやりやすかったよ」とマットは言う。
「どう振る舞うべきかを100%心得てるから、まるで僕が、部下に全幅の信頼を置く有能な指揮官みたいに見えるんだ。いちいち事細かに指図しなくても自発的に動いてくれるなんて、理想的だよ。彼らを起用した理由は、中身も、役と同じ軍人だからこそさ。こればっかりは、いくら役者達が逆立ちしたって、元兵士にはかなわないからね」
また、キャストの充実を図るため、軍人エキストラの多くが、イギリスのミルデンホールおよびレイクンヒース軍事基地に駐屯していた男女の米国軍人から採用された。
兵士転じて俳優となったキャストについて、グリーングラス監督はこんな風に語っている。「彼らは全員、ミラーの物語にすっかり引き込まれたんじゃないかな。ミラーは部隊に背中を向けて、こう言うんだ。『真実が知りたい……たとえどんな結果になっても、きっと見つけだしてやる』ってね。素晴らしいサスペンスの道具立てだろ。ヒーローがいて、どんな妨害にもめげずに真実を暴き出そうとする。最高の設定だね」
帰還兵や軍人たちが出演したことにより現場の士気も上がり、
俳優たちの演技にもより磨きがかかったのではないでしょうか?
実際の戦場さながらの迫力が味わえる『グリーン・ゾーン』は、5/14(金)公開です!
5/14(金)、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
2010年05月12日 11:11
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