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ジェームズ・マカヴォイ/James Mcavoy
アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン、ジェームズ・マカヴォイ…豪華キャストの共演でVFXアクション・ムービーの新次元を感じさせる『ウォンテッド』がいよいよ9/20(土)より公開されます。
ここ数年で、急激に評価を高めたジェームズ・マカヴォイの本格アクションにも注目が集まっている本作。今回は、彼の魅力に改めて迫ります!
1979年、英スコットランド、グラスゴー生まれ。
権威ある王位スコットランド音楽ドラマ学院で演技を学び、ディズニー製作の世界的な大ヒット作『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(05)では英国アカデミー賞でライジング・スター賞を受賞。
続く、『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)ではウガンダの独裁者アミンの悪行を目の当たりにする青年医師に扮し、ソレスト・ウィテカーのアカデミー賞主演男優賞をアシストしました。『ペネロピ』(06)ではクリスティーナ・リッチ、『ビカミング・ジェーン』(07)ではアン・ハサウェイの相手役を務めた後、『つぐない』(07)でキーラ・ナイトレイとともに悲劇の恋人たちを好演。
この演技でロンドン批評家協会賞の主演男優賞を受賞するとともに、同作はゴールデングローブ作品賞を受賞し、アカデミー賞では7部門にノミネートされる等、高い評価を獲得しました。
その上昇気流の中、彼が挑む作品がこの『ウォンテッド』です。
■肉体訓練とスタント
62kgのマカヴォイが74kgに!高架鉄道列車のスタントは彼自身!
小柄でやせ形のジェームズ・マカヴォイにとって、もっとも難しかったのは体重をつけることだったそう。彼は、フィットネス・トレーナーのグレン・チャップマンがウェイト・リフティングなど様々なトレーニングを組み合わせて作ったプログラムを、撮影の2ヵ月前から開始しました。
「トレーナーにあまりにひどく攻められたときは、どうか病気にしてくれとお祈りしたよ(笑)。とんでもない時間に身の毛もよだつような食品を食べなくちゃならなかったしね。でも効き目はあったみたいだ」。
普段は62kgの体重がトレーニング後には74kgに! 「でもこの映画では、体の大きさと強さはイコールじゃない。自力でジャンプしたり、体を持ち上げたり出来るかが大事なんだ」とマカヴォイは言っています。
この言葉通り、マカヴォイはスタントの多くを自分でこなしました。「気に入っているのは、高架鉄道の屋根の上をジャンプするスタントだ。あれは僕がやったんだよ。もちろん、代役スタントはいるし、もっと危険なことをやって驚くほどに派手に見せてくれる。でも、あの陸橋を飛び越えるジャンプは全部僕がやったんだ。そりゃもう、信じられないくらい気持ちよかったよ!」
■内面の変化
ジェームズ・マカヴォイには、アクション映画に主演することが新鮮だったようです。
「僕も映画ファンのひとりとして文句を言ってたよ、アクション映画の主役が6フィート5インチもある男の中の男だけなのはウンザリだってね。だからこの役に抜擢されて嬉しいよ。僕なんか選ばれるはずのない役だからね」。
ベクマンベトフ監督はしかし、だからこそマカヴォイを主役に抜擢したと語っています。「この映画の主人公は、観客が感情移入できる人物でなくちゃならないんだ。彼は普通の人間のように見えるけど、中身は違う。そして内面も外見も、さえないサラリーマンから凄腕の暗殺者に劇的に変化していくんだ。ジェームズならこの変化に説得力を持たせることが出来る。最初は主人公の変貌を描くために、髪型か衣装を変化させようと思ってたんだ。だけど撮影前のリハーサルで、そんな配慮は不要だと分かった。ジェームズは僕らの目の前で、衣装もメーキャップもなしに、この変化を演じてみせたんだ。まったくすごかった」
先日の来日でもそのような「プロ」の表情で作品の魅力を話す時もあれば、プレミアや会見ではファンに柔らかな笑顔を見せてくれたり…と様々な表情が見られました。そんな彼の新境地とも言える本格アクションを、ぜひ大きなスクリーンで体感してみてください!
●本作はR-15指定です
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
■ジェームズ・マカヴォイの過去の作品をチェック!
C.S.ルイスの原作を壮大なスケールで映画化。第二次世界大戦下のイギリスで、空襲を逃れて田舎にやって来たペベンシー家の4兄弟。預けられたカーク教授の屋敷で、古い衣装だんすに入り、毛皮のコートを押しのけて奥に進むと・・・そこは、ナルニア~言葉を話す不思議な生きものたちが暮らす魔法の国~だった。マカヴォイは半人半獣の“タムナスさん”を演じ、英国アカデミー賞でライジング・スター賞を受賞。
販売元:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
DVD価格:1,890円(税込) 発売中
1930年代、イギリス。政府官僚の長女に生まれた美しいヒロイン・セシーリア(キーラ・ナイトレイ)と、兄妹のように育てられた使用人の息子・ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)の間には、身分の違いを越えた愛が生まれていた。だが、生まれたばかりのその愛は、小説家を目指す多感な妹・ブライオニーのついた哀しい嘘によって引き裂かれることに…。 監督は、『プライドと偏見』の俊英ジョー・ライト。
販売元:ジェネオン エンタテインメント
DVD価格:3,990円(税込) 2008年9月26日発売
2008年09月17日 17:48
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