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ティムール・ベクマンベトフ監督/Timur Bekmambetov
アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン、ジェームズ・マカヴォイ…豪華キャストの共演でVFXアクション・ムービーの新次元を感じさせる『ウォンテッド』が9/20(土)より公開されます。
【9/13(土)・14(日)・15(月・祝)3連休先行上映】
この新次元映像を作り上げたのは、ロシアの監督、ティムール・ベクマンベトフ。
今回は、本作でハリウッド進出を果たした彼の魅力に迫ります!
1961年、旧ソ連カザフスタン生まれ。
モスクワの電力工業大学卒業後、舞台A.N.オストロフスキー・インスティテュート・オブ・シアター・アーツで舞台と、映画セット・デザインの学位を取得。
映画界でのキャリアは92年に、ジェナダイ・カイユモフ監督の『Peshavar Waltz』の演出と脚本に協力したことに始まります。04年、監督・脚本を務めた『ナイト・ウォッチ:NOCHNOI DOZOR』がロシア国内の興行記録を塗り替えたばかりかワールドワイドな成功を収め、一躍世界が注目する監督となりました。
その続編『デイ・ウォッチ』(06)もセンセーショナルな話題を提供。この2作の実績が認められ、遂にハリウッド進出を果たすことになった記念すべき作品が『ウォンテッド』です。
■特殊効果…視覚×聴覚=新次元映像!
主人公ウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)が持つ特殊な暗殺者としての視点をどう映像化するか。ティムール・ベクマンベトフ監督はここで、映像表現をまた新たな次元へ突入させました。
その新次元映像のポイントは「視覚効果」と「音響効果」の融合。これまでも新たな視覚効果に挑んだ監督は数多くいますが、視覚と音響を掛け合わせた表現という発想はベクマンベトフ監督独自のもの。監督はさらにこの発想を推し進め、主人公ウェスリーの主観映像を、観客たちに自分自身の体験として感じさせる「体感映像」を創り出すことに挑戦しています。
監督は映像表現について、「優れた特殊効果は、登場人物の感情とリンクしたときに、もっとも効果を発揮する。僕は観客をアクションのまっただ中に放り込みたいんだ。観客に映画の中で起きていることを見せるんじゃなくて、体感させたいんだよ。」と語っています。
■ブラックなユーモア感覚は得意技!
原作と共通のブラックなユーモア感覚は、ベクマンベトフ監督の持ち味。監督自身も自分がユーモア好きなことを認めています。「主人公にジェームズ(マカヴォイ)を選んだのは、ストーリーにユーモアを与えられる俳優が欲しかったからだ。だって、ユーモア感覚なしには、みんなが信じられるような架空の世界を創り上げることなんて出来ないからね。ジェームズにも主人公のウェスリーにも、懐疑的で皮肉っぽいところがある。だからいったんウェスリーがその世界を信じれば、観客も信じるんだ」とのこと。
また、「暗いのは世界で、そこで生きていくためにユーモアが必要なんだ。正気を保つためにね。登場人物たちも観客も、こんなに激しい暴力にさらされたら、それを切り抜けるためにはユーモアが必要だよ」との言葉も。
先日、本作のプロモーションで来日した際にも、独特のユーモア感覚を交えながら、丁寧にインタビューに答える監督の姿がありました。「観客を楽しませること」「エンターテインメントであること」を重要視している監督の想いが、たくさん詰まった『ウォンテッド』の新次元映像をぜひお楽しみに!
●本作はR-15指定です
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
■ティムール・ベクマンベトフ監督の過去の作品をチェック!
過去から長らく続く「光」と「闇」の戦いを描いた壮絶なダーク・ファンタジー。
舞台は1992年、モスクワ。妻に逃げられたアントン(コンスタンチン・ハベンスキー)は呪術使から、自分が特殊能力を持つ「異種」だと知らされる。そこで光の戦士である「ナイト・ウォッチ」と、闇の戦士の「デイ・ウォッチ」との間で選択を迫られた彼。12年後、光の側で活動していた彼は、ある事件に遭遇する…。
販売元:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
DVD価格:1,890円(税込) 発売中
前作『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』に続き、ロシアで歴代興行収入ナンバーワンの記録を塗り替えたシリーズ第2弾。
今回のキー・アイテムは過去を変えられる「運命のチョーク」。果たして主人公アントンはそれを見つけだし、運命を正しい方向に導くことができるのか??
主要キャストは前作と同じメンバーが続投し、VFXを多様したヴィジュアルは、よりパワーアップ。
販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
DVD価格:3,990円(税込) 発売中
2008年09月04日 16:40
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