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トニー・レオン&金城武/Tony Leung&Takeshi Kaneshiro
世界で最も愛されている英雄伝のひとつ「三国志」を、『M:I-2』『フェイス/オフ』のジョン・ウーが
完全映画化した、『レッドクリフ Part I』が、いよいよ11/1(土)より公開になります。
豪華キャストが共演していることでも話題の本作ですが、
今回ご紹介するのは、赤壁の戦いの中心人物である周瑜と孔明を演じた、
トニー・レオンと金城武。国際的に活躍する2人のこれまでの経歴や、
本作で重要な役キャスティングされた2人の想いにクローズアップします。
トニー・レオンは18歳でテレビの俳優養成所に入所し、ドラマを中心に活躍。
『チョウ・ユンファの地下情/追いつめられた殺意』(86)で注目を浴び、『悲情城市』(89)でブレイクを果たしました。香港電影金像奨で主演賞を受賞した『恋する惑星』(94)をはじめ、ウォン・カーウァイ監督とは『ブエノスアイレス』(97)、『花様年華』(00)など、6本の映画でコンビを組んでいます。
その他にもチャン・イーモウ監督の『HERO』(02)、アンドリュー・ラウ監督の『インファナル・アフェア』(02)など、世界的な監督の作品に多数出演。また、香港電影金像奨では、最優秀主演男優賞を最も多く受賞した俳優として歴史に名を残しています。
中国人俳優というジャンルを越えた国際派俳優としての活躍が目覚ましく、『花様年華』でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞。近年でも、ヴェネチア国際映画祭でグランプリを受賞し、世界的な話題をさらったアン・リー監督の『ラスト、コーション』(07)で主演を務めています。
一方、金城武は、1973年、台湾・台北出身。
日本人の父親と台湾人の母親の間に生まれ、中学までは台北の日本人学校に学び、高校からはアメリカン・スクールに在学。日本語、台湾語、北京語、広東語、英語が堪能です。
『ワンダー・ガールズ 東方三侠2』(93)で、映画デビュー。その後、ウォン・カーウァイ監督に見出され、『恋する惑星』(94)に出演し、その演技が世界的注目を浴び、続けて同監督の『天使の涙』(95)に出演します。
日本では、テレビドラマ「神様、もう少しだけ」(98)に出演した事で、大ブレイク。
『不夜城 SLEEPLESS TOWN』(98)、『Returner リターナー』(02)、『Sweet Rain 死神の精度』(07)など多数の映画に出演し、不動の人気を築いています。
ほかにも、チャン・イーモウ監督の『LOVERS』(04)、アンドリュー・ラウ監督の『傷らだけの男たち』(06)、ピーター・チャン監督の『ウィンター・ソング』(05)、ジェット・リー、アンディ・ラウ共演の『投名状(原題)』(07)など、話題作に多数出演しています。
■リアルさを追求したキャスティング
『レッドクリフ Part I』の原作となる「三国志」は、
アジアにおいて知らない者がいないほど有名な物語であるため、キャスティングには細心の注意が払われました。キャスティング途中では様々な有名俳優の名前が挙がりましたが、最終的にジョン・ウーは“年齢”を重要視して俳優を選び、当時27歳だった孔明に金城武、30代の周瑜にトニー・レオンと、国際的に活躍する俳優を多数出演させることになりました。
一方俳優たちは、歴史上の英雄を演じることに喜びとプレッシャーを感じていました。
「孔明は大好きなキャラクターだったので、演じることができてすごくうれしかったです。でも同時に、みんなが持っている孔明のイメージを壊さずに演じられるかどうかという不安も感じたので、孔明に関する本を読んで勉強しました。」と金城武。
そして、トニー・レオンはジョン・ウーからのプレッシャーも感じたといいます。
「政治と戦略に長けた周瑜のイメージを残しながら、3つの要素を加えました。高尚な人格の持ち主であること。音楽の才能があること。そして、家庭や部下に対する責任感があること。結局、ジョン・ウー監督の理想像なんじゃないですかね(笑)」と語りました。
今回がジョン・ウーとの初仕事となる金城武は、「監督の作品はたくさん見ていましたが、一緒に仕事をしてみてあらためて偉大さを実感しました。
撮影中でも新しい発想が次々に出てきて、その撮影法にみんなが納得させられます。監督のセンスは本当にすばらしいと思います。」と言います。
そして、ジョン・ウーとは16年ぶりの仕事となるトニー・レオンも称賛を惜しみません。
「久しぶりに会って、貫録がついたように感じました。でも、変わってないところもあります。仕事に対して一生懸命で、俳優には親切です。常に私たちを楽しませてくれる監督なんです。」
トニー・レオン、金城武という2大スターが共演した『レッドクリフ Part I』。
戦いの中で育まれる、熱き男たちの友情をぜひ劇場で感じてください!!
【レッドクリフ 公式サイト】
11/1(土)、日劇1ほか全国ロードショー!
(C)2008 Three Kingdoms Ltd.(C)Bai Xiaoyan
■トニー・レオン&金城武の過去の作品をチェック!
恋する惑星
鮮やかに綴られる、二組の男女の出会いとすれ違い・・・。
登場人物は2人の警官と、謎の金髪女性に風変わりな女の子。香港の雑踏のなかで1つの恋の終わりと、1つの恋の始まりがシンクロする。
公開時にその斬新な感覚で若者に大評判となったウォン・カーウァイのエポック的作品。トニー・レオンと金城武のスター競演も話題に!カラフルな世界が紡ぎだす新感覚のラブ・ストーリー。
販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
DVD価格:3,990円(税込) 発売中
ラスト、コーション
「ブロークバック・マウンテン」でアカデミー賞を受賞した
台湾出身の世界的巨匠、アン・リー監督最新作!
敵対する特務機関のリーダー、イー(トニー・レオン)に近づき暗殺の機会をうかがっていた、抗日運動に身を投じる美しき女スパイ、ワン(タン・ウェイ)。やがてその魅力でイーを誘惑することに成功する。彼と危険な逢瀬を重ねていくワンは、やがて禁断の愛へと足を踏み入れていくことに・・・。
販売元:ビクター エンタテインメント
DVD価格:6,090円(税込) 発売中
2008年10月30日 21:54
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