【EIGAFAN.COM】ちょっと気になるこのスター: リチャード・カーティス／Richard Curtis

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リチャード・カーティス／Richard Curtis

「ラブ・アクチュアリー」のヒットメイカー、
リチャード・カーティス監督が放つ痛快エンタテインメント
『パイレーツ・ロック』が10/24(土）より公開となります！

今回ご紹介するのは、リチャード・カーティス監督。
音楽への情熱と、自身の得意とする群像劇を交えた演出で
年代を問わず楽しめる作品を作り上げています。

1956 年、ニュージーランド生まれ。オックスフォード大学時代にコメディの執筆を始め、この時、ローワン・アトキンソンと出会います。TV シリーズ「ミスター・ビーン」は数年に渡って放送され、世界的に大人気を博しました。その後、『ビーン』（98）、『Mr. ビーンカンヌで大迷惑?!』（07）と2 度映画化されています。

初脚本映画は『彼女がステキな理由（わけ）』（89）。脚本2 作目の『フォー・ウェディング』（94）は世界各国で大ヒット、アカデミー賞の作品賞、脚本賞にノミネートされた他、フランスのセザール賞、英国アカデミー賞などを受賞しました。続いて、脚本3 作目の『ノッティングヒルの恋人』（99）は当時、英国映画として最高の興行成績を記録。さらに、『ブリジット・ジョーンズの日記』（01）、『ブリジット・ジョーンズの日記きれそうなわたしの12 か月』（04）の共同脚本も手がけ、初監督映画『ラブ・アクチュアリー』（03: 脚本も）ではストーリーテリングの手腕だけでなく、監督として高い評価を得ました。

英チャリティ・イベントのレッド・ノーズ・デイとスポーツ・リリーフの運営団体コミック・リリーフの共同設立者でありヴァイス・チェアマン。1985 年、飢饉に苦しむエチオピアを旅した後に同団体を始めたと言います。また、英メイク・ポヴァティ・ヒストリーの設立メンバーでもあり、2004 ～ 05 年、貿易の公正、より質と量の高い援助、貧困に苦しむ国々の負債取り消しに重点を置いたキャンペーンと「ライブ8」に携わりました。2007 年には、米国とアフリカの極貧に苦しむ子どもと青少年への支援プロジェクト、FOX「アメリカン・アイドル」の特別番組「Idol Gives Back」の製作総指揮を務め、エミー賞理事賞を受賞。 1994 年、MBE（大英帝国五等勲爵士）、2000 年には、CBE（大英帝国三等勲爵士）を授与されました。また、英国アカデミー賞最高の栄誉である英国アカデミー・フェローシップも受賞しています。

　
■ポップ・ミュージックを大好きになった理由

　監督の音楽への情熱は『ラブ・アクチュアリー』を通しても明らかですが、『パイレーツ・ロック』には60 年代後半の音楽への愛情が溢れるほど注がれています。
彼は舞台を海賊ラジオ放送船の上に設定し、サントラにはお気に入りの音楽たちを収めることにしました。監督は振り返ります。「僕と同世代の人たちはみんな、同じような思い出を持っているんだ。夜ベッドに入ると、枕の下のトランジスタ・ラジオのスイッチを入れて、こっそり音楽を聴いていた。すると、両親が階段の下から叫ぶんだ、早く寝なさい！ってね。これが、僕がポップ・ミュージックを大好きになった理由の1つなんだ。ちょっといけないことをしているっていう感覚さ」

ロバート・アルトマンの『M ★ A ★ S ★ H マッシュ』やジョン・ランディスの『アニマル・ハウス』から影響を受けた監督は、これらのコメディのエッセンスが船上の男同士の絆とコミカルな場面の参考になったと説明します。「男ばかりが乗る船で起こりそうな問題を書き始めてみたんだ。彼らは彼女に会いたくなったらどうするんだろう？いや、どうやって彼女を作るんだ？とかね」

こういったたくさんの疑問と、パソコンの前で費やした膨大な時間のおかげで、
高校を退学になり、名付け親クエンティンの元へと送られた
18歳のカールの成長物語を核として作品を紡ぎ上げました。

物語、キャラクター、それから音楽。
全てに愛情を持って作品を作りあげたリチャード・カーティス監督。
監督の想いが詰まったこのロックな作品をぜひ劇場でお楽しみください！

【パイレーツ・ロック　公式サイト】

10/24（土）、TOHOシネマズ六本木ヒルズ・みゆき座ほか全国ロードショー
(c) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
　

■リチャード・カーティス監督の過去の作品をチェック！

ラブ・アクチュアリー

19人の男女が織りなす 9通りの様々な愛の形－
愛する人との再会を喜ぶ笑顔で溢れている場所、ロンドン、ヒースロー空港。
若くして首相に着任し、新しい愛と出会ったばかりのデヴィッド。
2年7ヵ月と3日もの間、同僚に片想いをし続けているOLのサラ。
長年寄り添う夫婦の妻カレンは夫ハリーに浮気の予感。
言葉の通じない他国の女性に想いをよせる作家ジェイミー。
夫の親友に思いを寄せられる花嫁ジュリエット…。
様々な人間関係の中で生まれた恋愛を紡ぎあわせていく
アンサンブル・ラブストーリー。

販売元：ジェネオン・ユニバーサル
DVD価格：1,800円（税込）　発売中

フォー・ウェディング

すれ違いの数だけ、愛は真実になる──。
「ブリジット・ジョーンズの日記」の主演・脚本コンビが贈る
ロマンティック・コメディの決定版！
女性にはもてるが優柔不断で中々結婚に踏み切れないハンサムな紳士、チャールズは、ある日、友達の結婚式で彼は美しく聡明な女性キャリーと出会い、ひと目で恋に落ちる。猛烈アタックの甲斐があり、その日のうちにベットインに成功するが、結婚を意識したキャリーの台詞を茶化してしまい、彼女はそのまま帰ってしまう。時が過ぎ、友人の結婚式で再び再会した2人だったが、キャリーにはすでに富豪と婚約をしていた…。