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アンソニー・ホプキンス/Anthony Hopkins

二大オスカー俳優ほか豪華キャスト&スタッフで贈る、超一級のサスペンス・ホラー
『ウルフマン』が4/23(金)より全国ロードショーとなります!

本作でベニチオ・デル・トロ演じるローレンスの父親であり、
物語の鍵を握る人物、ジョンを演じているのは、名優アンソニー・ホプキンス。
ホプキンスのこれまでの活躍や、本作に惹かれた理由、ジョンという役柄について探ってみましょう。

 トマス・ハリスの傑作ミステリーを映画化した『羊たちの沈黙』(91)で、天才的な頭脳を持つ殺人鬼ハンニバル・レクター博士を怪演し、アカデミー主演男優賞を受賞。続編の『ハンニバル』(01)と併せて、映画史に残る悪のカリスマ像を創り上げました。

 1937年12月31日、イギリスのウェールズ生まれ。RADAを卒業後、英国の舞台に出演。ローレンス・オリヴィエの代役に抜擢された「死の舞踏」をはじめ、数々のナショナル・シアターのプロダクションに参加しました。68年には『冬のライオン』で映画デビューを飾り、英アカデミー賞の助演男優賞にノミネート。
その後は、『八点鐘が鳴るとき』(71)、『戦争と冒険』(72)、『遠すぎた橋』(77)、『マジック』(78)、『エレファント・マン』(80)、『バウンティ/愛と反乱の航海』(84)など、英米の大作&話題作で演技派ぶりを発揮。『羊たちの沈黙』以降はアカデミー賞候補の常連スターとなり、『日の名残り』(93)と『ニクソン』(95)で主演男優賞の候補にあがったほか、『アミスタッド』(97)で助演男優賞にノミネートされました。また、C・S・ルイスを演じた『永遠(とわ)の愛に生きて』(93)では英アカデミー賞の主演男優賞を受賞しています。

その他の出演作に、『逃亡者』(90)、『ハワーズ・エンド』(92)、『ドラキュラ』(92)、『ケロッグ博士』(94)、『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(94)、『サバイビング・ピカソ』(96)、『ザ・ワイルド』(97)、『ジョー・ブラックをよろしく』(98)、『タイタス』(99)、『アトランティスのこころ』(01)、『レッド・ドラゴン』(02)、『白いカラス』(03)、『アレキサンダー』(04)、『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』(05)、『オール・ザ・キングスメン』(06)、『ベオウルフ/呪われし勇者』(07)などがあります。
93年には長年の芸術への貢献が認められ、ナイトの称号を得ました。


人生のダークサイドを見てもらいたい

 1941年の『狼男』でクロード・レインズが演じたジョン・タルボット卿はそれほど目立った役柄ではありませんでしたが、2010年版ではジョンとローレンスの父子関係がストーリーの重要な要素になりました。ジョンにキャスティングされたのは、名優のアンソニー・ホプキンス。彼との共演は、ローレンス役のベニチオ・デル・トロにとって緊張を強いられる体験になったそうです。
「初めのうちは共演を楽しむというより萎縮してしまった」と、笑いながらデル・トロは言います。「見ているだけで勉強になるし、色々な面で助けてもらい、アドバイスももらえた。彼はスナイパーみたいで、ツー・テイクでびしっと決めてしまう。共演者として、これほどすごい相手はいないよ」

 ジョンを演じるにあたり、ホプキンスは、キャラクターの暗部に切り込んでいかなくてはいけないと確信したといいます。「ジョンは冷酷で、悲しい事件や出来事にも心を動かされる気配がない。あからさまに血も涙もない様子は見せないが、ざっくばらんなふりをし、ほのめかすような物言いをする。息子に対し影で糸を引き、操るんだ」と、ホプキンスは説明します。

さらに彼は、この作品に惹かれた理由を次のように語りました。「心理的な観点から、人生のダークサイドをみなさんに見てもらいたい。変身、再生、救済――このストーリーにはそのすべてが詰まっている」


どこか狂気を感じさせるジョンを、圧倒的な存在感で演じたアンソニー・ホプキンス。
一体ジョンの隠し持つ秘密とは?その真相はぜひ劇場でお確かめください…。

【ウルフマン 公式サイト】

4/23(金)、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
本作はR15+指定です

(c) 2010 Universal Studios. All Rights Reserved.
 

アンソニー・ホプキンスの過去の作品をチェック!

羊たちの沈黙

映画史に刻まれるサイコ・スリラーの傑作!
女性を殺害しその皮を剥ぐという恐ろしい猟奇事件が続発する。この事件の捜査を任命されたFBI訓練生のクラリスは、元精神科医にして9人の患者を惨殺して食べた、獄中の殺人鬼ハンニバル・レクターに協力を依頼。心理的な観点から犯人に迫っていくことが狙いだった。クラリスの依頼を引き受けたレクターは、依頼を受ける代償としてクラリスの過去を語るように求める。捜査のためその条件を飲んだクラリスは、自身の過去を語り始めるのだが…。
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
DVD価格: 2,990円(税込) 発売中

 

ハンニバル

そう。彼が帰ってきた。しかもなお、血に飢えて。
バッファロー・ビル事件の解決に協力した直後に脱走してから10年。ハンニバル・レクター博士は優雅な生活を送っていた。一方、博士と関わり、事件の犯人を逮捕したクラリス・スターリング捜査官は、麻薬取引の手入れの失敗で責任を追及され窮地に立たされていた。そこにレクター博士の犠牲者唯一の生き残り、メイスンが現れる。メイスンはレクターへの復讐にクラリスを利用しようと考えていた。そんな時10年の間クラリスの動向を追い続けていたレクターは彼女に一通の手紙を出す。「クラリス、いまも羊たちの悲鳴が聞こえるか教えたまえ」と…。
販売元:東宝
DVD価格:1,995円(税込) 発売中

2010年04月13日 20:12

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