INTRO
DUCTION

パール・ハーバーより

舞台はハワイ沖。アメリカをはじめとする世界各国の駆逐艦が集結して大規模な軍事演習が行われる中、沖合に正体不明の巨大な物体が出現する。それは、地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来し海中に潜んでいたエイリアンの母船だった。しかし、呼びかけを行った科学者たちの意図とは裏腹に、エイリアンは次々と未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛けてくる。その戦いの最前線に立たされたのは、演習に参加していた米海軍の新人将校アレックス・ホッパー(テイラー・キッチュ)と、彼がライバル心を燃やす自衛艦の指揮官ナガタ(浅野忠信)だった。弱点も戦略も読めないエイリアンに対し、知力と体力の限りを尽くして立ち向かう海の精鋭たち。果たしてエイリアンの攻撃の目的は何なのか?
アレックスとナガタはそれを阻止することができるのか?そして、彼らは地球を壊滅の危機から救うことができるのだろうか!?

戦いは海から始まる。

「敵を知る」という戦いの鉄則が通用しないエイリアンを相手に繰り広げられる激烈な洋上バトル。恐るべき破壊力を持つエイリアンの攻撃を米戦艦が決死の接近戦で迎え撃つシーンをはじめ、ダイナミックに展開する海の戦いは驚きと緊張の連続だ。加えて、戦いの渦中で織りなされる人間たちの絆のドラマが、観る者の心を熱くする。果敢にエイリアンに立ち向かう主人公のアレックスを支えるのは、兄ストーンとの兄弟の絆であり、恋人サムとの愛の絆であり、好敵手であるナガタとの国を超えた友情の絆だ。未知の敵を恐れない勇気、仲間に寄せる信頼と尊敬、そして大切な人に注ぎかける揺るぎない愛。ヒューマンな情感をたたえたエピソードの数々は誰の心にも深い感動を与え、名作のみがもたらすことのできる高揚感を味わわせてくれるはずだ。

真のリーダーへ

アレックスを演じるのは、ハリウッドNO.1の期待の新星テイラー・キッチュ。TVシリーズ版の『プライド/栄光への絆(Friday Night Lights)』でブレイクした彼は、本作に続き、SF作品の『ジョン・カーター』やオリバー・ストーン監督の『Savages』の主演に抜擢されたことで大きな注目を集めている。本作では、エイリアンとの戦いを通じて連帯の大切さを学び、真のリーダーへと変貌を遂げていくアレックスの成長を熱演。観客の共感を多いにかきたてる。そのアレックスの恋人で、自らも対エイリアン戦に重要な役割を担うサムに扮するのは、モデル出身のブルックリン・デッカー。恋人の帰りを待つだけではないヒロインの役柄にタフでセクシーな魅力を光らせている彼女は、キッチュ同様、明日のスターとして要注目の存在だ。

戦友の絆

もうひとり、忘れてならないのが日本を代表する浅野忠信の活躍だ。演じる役柄は、日本の自衛艦の艦長ナガタ。彼とアレックスは、ライバル心をむき出しにして反目しあう間柄だったが、エイリアンとの戦いを通じてお互いへの敬意を高めあい、最後には固い戦友の絆で結ばれる。そんな二人の友情のオペレーションは、アクションとドラマの両方の見せ場になる。映画の要ともいうべきポジションを得た浅野の国際的な知名度は、本作を通じて飛躍的にアップするだろう。
脇を固めるキャストにも豪華な顔ぶれがそろった。サムの父親でアレックスの上官にあたる米海軍提督を演じるのは、『シンドラーのリスト』『スター・ウォーズ』シリーズのリーアム・ニーソン。アレックスの兄で優秀な海軍士官のストーンを演じるのは、『ロシアン・ルーレット』のアレクサンダー・スカルスガルド。さらに、「ドント・ストップ・ザ・ミュージック」などのヒット曲で知られる歌手のリアーナが、アレックスの部下の兵士に扮し、意外性満点の女優デビューを飾っているのも見逃せない。

日本へのエール!

監督は、『ハンコック』『キングダム 見えざる敵』のピーター・バーグ。少年時代、海軍マニアの父親に連れられて海軍博物館に通いつめたという彼が、全身全霊を傾けて創り上げた海のバトル・シーンは、まさに圧倒的な迫力。その映像的な見どころに加え、強く印象に残るのは、彼が作品にこめた日本への特別な思いだ。「舞台をハワイの真珠湾に設定したのは、日米の戦争を象徴するから。その場所で、今度は日米の人間が一致団結して戦う姿を描くことに意義深さを感じた」と語るバーグ。そんな彼の熱意がほとばしるこの作品は、ハリウッドから日本に贈られた映画という名のエールなのだ。
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